Books and Arts

3重の恐怖 - 日本の津波

4月
11

書評 波に直面して:津波を追っての旅 グレーテル・エーリッヒ著

Facing the Wave : A Journey in the Wake of the Tsunami  BY Gretel Ehrlich

2年前、日本は破壊的な津波の引き金を引いた強い地震に襲われた。今、人間と環境の被害の冷静な計算がやってくる。アメリカ人作家のグレーテル・エーリッヒは、地震の3か月後に本州の東北沿岸に飛んだ。日本の詩と仏教哲学の学生だった彼女は、「その波に直面し生き残った人々に会う」ことに惹きつけられた。彼女の本の読者は、鋭い目を通して破壊を目撃できる。

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作業場の英雄 - アメリカと第二次世界大戦

4月
01

書評 「勝利の技術者:第二次世界大戦の潮目を変えた問題解決者たち」 ポール・ケネディ

Engineers of Victory: The Problem Solvers who Turned the Tide in the Second World War  By Paul Kennedy

第二次世界大戦から70年近くが経過し、ほとんどの戦争参加者が今亡くなり、指導的な歴史家は今ドイツ国防軍を賞賛できる。もちろん、その悪い人種主義ではなく、その軍事的あっぱれさだ。戦場で、ドイツ軍の兵士たちは、「どの前線においても攻撃に迅速にそして厳しく反応する能力」について普遍的な尊敬を勝ち得た、とイェール大学のポール・ケネディは書く。彼の誇張表現は流れ続ける。ドイツ国防軍は回復し反撃する信じられないほどの能力を持っていた。ドイツの落下傘部隊は超有能だった。第3帝国は驚くべき粘り強さで戦った。

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彼らは誰だ? - ルネサンス期のアフリカ人

3月
26

なぜ16世紀のヨーロッパ人アーティストがアフリカ人に魅了されたのかを問う新たな展示

ルネサンスの良く知られたアーティストの多く(ピーテル・パウル・ルーベンス、アルブレヒト・デューラー、そしてヤコポ・ダ・ポントルモなど)は、アフリカ人の肖像を描いている。しかし、彼らが描いた男たち、女たち、子供たちは誰なのだろう?何世紀にもわたって、これらのモデルはほとんど知られていなかった。ボルティモアのウォルタース美術館のキュレーター、ジョアニース・スピーサーが更なる発見をしようと決めた時までは。たとえ彼女がそれぞれの個人の名前を当てはめることができなくても、彼女は彼らの人生についてそして彼らがどこから来たのかについてより多く知りたいと思った。彼女の忍耐力は報われた。ウォルタースで始まり、今は6月9日までプリンストン大学美術館で開かれている「ルネサンス期ヨーロッパのアフリカ人の存在を明らかにする」は、啓蒙的で興奮させる展示だ。

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氷と人類 - ヒトの進化

3月
04

氷河期についての新たな展示会は、アートのもっとも初期の作品を考慮する

1939年に第二次世界大戦が勃発した数日前に、二人のドイツ人学者が、その国の南西の洞窟で発掘したマンモスの象牙の破片の貯蔵物を詰め込んだ。そのかけらが30年後についに組み立てられた時、それらは人間の足と腕を持っているがライオンの頭をした30センチの高さの立像を形成することがわかった。「ライオンマン」と呼ばれるようになったそれは、4万年前に掘られたものだった。この想像力に富む人形は、その前にあった動物と狩人の現実的な洞窟壁画からの出発を記録する。多くは、これを芸術の最初の作品だとみなす。

人間の創造性の最初期の生産物は、20世紀の芸術家の興味をそそった。パブロ・ピカソ、ブラッシャイ・ジェルジ、コンスタンティン・ブランクーシ、そしてジョアン・ミロにとって、これらの古代のかけらはアートを作ることは、先天的な人間本能の証拠だった。ピカソは、2.3万年前のマンモスの牙の「キュービスト」のその体の脇に臀部がはみ出した女性の彫刻にとても魅了されたので、彼はその模造を2つスタジオに置いておいた。

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いい男たちはしばしば悪い - 南アフリカの歴史

2月
02

いかに陰謀の過去が現在に影響しているか

「外部の使命:亡命中のANC 1960-1990」 スティーヴン・エリス著 書評

“External Mission: The ANC in Exile, 1960-1990” By Stephen Ellis

行間から明らかに痛みを伴い明白な、亡命中のアフリカ民族会議(ANC)の、スティーヴン・エリスによる歴史の真のメッセージは、いかに陰謀の過去が現在の与党に影響しているかということだ。それは、なぜ今南アフリカを動かしている亡命中のANCの諜報部門長だったジェイコブ・ズマ大統領とその僚友たちが、意見の多様性と異議への寛容性がどんな機能するきちんとした民主主義の中心でなければならないかの概念を受け入れることがそれほど難しいと考えているかを説明しようとしているので、不快な読み物になっている。

エリス氏はアムステルダム自由大学でデスモンド・ツツについての講義を担当し、長い間ANCを批判的に見てきた。1990年代後半に、彼は、アパルトヘイト体制による複数の虐待を主に調査したが特にアンゴラ、タンザニア、ウガンダ、そしてザンビアでのそのゲリラキャンプでの亡命中に自国民に対してANCによって行われた人権侵害の調査には特に熱心ではなかった南アフリカの真実和解委員会の研究者だった。

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音符と雑音 - 20世紀の音楽

2月
02

20世紀のクラシック音楽だった音の不協和音を再調査する

「音楽はそのような真剣な仕事なのか?」オーストリア皇帝のフランツ・ヨーゼフは19世紀終わりのウィーンでの新しい音楽の演奏の後にそう尋ねた。「それは人々を幸せにするものだと私はいつも思っていた。」彼は続けた。

期待に反して、(幸せなものも真剣なものも)クラシック音楽への関心は好調かもしれない。最近のユーゴヴの世論調査は、英国ではそれを学ぶのに25歳以下の方が55歳以上よりも熱心だと楽観的にも見つけた。中国では、3,000万から1億の子供たちがピアノかヴァイオリンを学んでいる。成都の四川音楽学校だけでも1.4万人以上の生徒を持っていると言われる。

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漏れやすいふるい - 国際主義の歴史

10月
19

書評:Governing the World: The History of an Idea  By Mark Mazower

バラク・オバマが二期目へ挑戦するよう指名した最近の民主党全国大会の脇で、アメリカの高官の一団が招待された外国政治家からの質問を受ける一つのシンポジウムがあった。あるバーレーンからの男は、アラブの春について尋ねた。アフガニスタン議会からのある女性は、彼女の母国における民主主義への恐れについて声を上げた。それから、より愚痴っぽい干渉がやってきた。欧州議会のベルギー人議員が、なぜ欧州連合がまだ言及されないのか知りたいと要求した。舞台上から、元国務大臣のマデレーン・オルブライトは、世界はヨーロッパがその比重を上げるのを待っていたと示唆した。その部屋は、その意地悪な言葉に喜び、軽蔑に満ちた賞賛に沸いた。

国民国家の自分勝手さを越えて勃興した統治形式を単に具体化することによって、EUのような多国籍クラブの代表が外交サークルで特別な注意を享受した時代は過ぎた。シリアでの大虐殺を止めるためのしっかりとした国連の行動を、安全保障理事会での中国とロシアの拒否権が妨害するので、国連も素晴らしい形ではない。これは、だから、1815年から現在までの国際統治の歴史に捧げられた本を世に出すには勇気のいる瞬間だ。

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それをまた演奏する - レコード上のバッハ

10月
03

書評:Reinventing Bach  by Paul Elie

1955年に、カナダ人天才鍵盤奏者のグレン・グールドは、ヨハン・セバスティアン・バッハの彼の解釈に注意し、その作曲家の「ゴルトベルク変奏曲」の偶像的な録音をした。それは初めて商業的に長時間演奏されたレコードの一つで、音楽を録音再生する最新の技術を使っていた。その直後に、彼は、音楽家の評判が一義的にコンサートホールで作られていた当時としては目立って勇敢な決定である、ライヴ演奏をやめ完全に録音に捧げるということを発表した。グールドはやり通し、彼の経歴は栄え続けた。CDが黒いレコードにとってかわる直前の1981年に、彼は翌年の自らの50歳の誕生日を記念するために、同じものを再び録音した。批評家たちはそれを賞賛するのにひどく熱心になった。彼は、生涯のほとんどを通して悪い健康と精神的問題に悩まされながら、それが発売された数日後に亡くなった。

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女性の筋肉 - ジェンダー政治

9月
30

書評:The End of Men: And the Rise of Women  By Hanna Rosin

今は男になるにはよい時ではない

現在の男性は、「やってくるジェンダーのスペクトル」によって付きまとわれている、とハンナ・ロシンはその新しい本「男の終わり」で宣言する。彼らはどれほど心配すべきなのか?女性がかつて以上に家計所得に貢献しているのは本当だ。彼女たちは世界中で大学の出席を支配している。韓国では、男性よりも多くの女性が外交官試験に合格しており、外務省に男性への最低割り当てを実施するようさせている。ブラジルでは、ほとんど1/3の女性がその夫よりも多く稼いでおり、それは男性たちが自分たち自身を「涙の男たち」と呼ぶ教会支援集団を形成する原因となっている現象だ。

2010年にアトランティック誌のために書いた記事が本にまで育ったその雑誌の編集者ロシン女史は、男性がすぐにでも絶滅しそうだというわけではないと認める。しかし、男性が崩れている一方で、現在の女性は勝っている。彼女の調査の一環で、ロシン女史はアメリカの多くの街角を旅行し、その中には女性の中間所得が男性のものよりも40%高く、男性がいかに職を得るかについて教える仮想シミュレーションを見るよう勧められるアラバマ州のオーバーン・オペリカもあった。

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食い尽くす - レストラン事業

9月
23

書評:The Art of the Restaurateur. By Nicholas Lander

成功したレストランはよい食べ物以上のものを含む

過去30年は、レストランにとって黄金時代だ、とニコラス・ランダーは論ずる。彼らは「もっともありそうもない場所で、最も突飛な料理を出し、最も例外的な崇拝者たちを惹きつけて」あらわれている。有名人シェフはそれについての名声のほとんどを受け取っている。しかし、彼らの地位は、ランダー氏の見方では、「あまりに高くなりすぎている」。偉大なコックは、必ずしも偉大なレストランを作る必要はない。雰囲気、設計、場所、そして組織も問題になるのだ。調理するのが面白かったり、見るのが印象的な料理は、人々が実際に食べたいものではないかもしれない。顧客を本当に幸せにするのは、しばしばほめたたえられないが、世界で最も成功した思慕との一つに、その資金(そしてときに健康、結婚、そして正気も)を危険にさらすレストラン経営者だ。

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