Books and Arts

選択的記憶 - 日本の歴史

9月
17

書評:忘れる方法、覚えておく方法:現代世界の日本

(Ways of Forgetting, Ways of Remembering: Japan in the Modern World.  By John Dower)

太平洋戦争の亡霊がアジアの生活を揺さぶりに戻る時、いかに国民国家が過去を記憶し記憶違いするのかについて考えることは適切なようだ。日本のその隣国の中国と韓国との現在のけんかは、75年以上前の戦争への行進と未消化な戦争の余波に根差している。しかしながら、それらは歴史の異なった語り口によって、そしてしばしば偏狭で健忘症的な国内メディア報道によって炎症を起こしている。

紛争と記憶は、第二次世界大戦後の日本を見つめたピュリツアー賞を受賞した「敗北を抱きしめて(1999)」の著者であるジョン・ダワーによる、この新たな論文集に命を吹き込むテーマだ。ダワー氏は特に日本の軍事的な過去の消毒に関心があるが、また、歴史一般がしばしば強力なものによる道具であるというあり方にも興味があった。

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ワイルドサイドを歩こう - アフリカの動物

9月
08

ダフネ・シェルドリックとアラン・ルートはアフリカ環境保護主義者の中で独特だ

それはすべて1966年の「自由に生まれた」か何かで始まったように見える。ある時、ヴァージニア・マッケナ、人呼んでジョイ・アダムソンは、彼女が野生に戻したいと思っていた雌ライオンのエルザとともにやぶの中を歩いていた。次に、彼を尊敬するすべての出版社が、孤児の赤ん坊の動物たちのための動物園の一部としてアフリカで育ったみだれ髪の子供たちについての本を出した。ブッシュベイビー、イボイノシシ、そしてコビトマングースがルディヤード・キップリングのリキ・チキ・タヴィにちなんで名づけられたのは避けられなかった。

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誘惑の名人 - ティツィアーノ

8月
12
ヴェネツィア・ルネサンスのもっとも偉大な画家:(書評)Titian: His Life by Sheila Hale
 
シェークスピアが作家の中で目立っているように、ティツィアーノはその仲間の中で目立っており、シーラ・ヘイルの信ずべきそして読みやすい本は、彼女の主題の価値以上のものがある。
 
ティツィアーノは、風景、肖像画、そして性的覚醒の自然の世界を描いた。彼は宗教の力を否定せず、そして彼は記憶に残り感動させる祭壇画を描いた。しかし、彼のもっともよい作品は人生から描かれたものであり、豪華な公爵、腐敗した教皇、強力な皇帝の虚栄と欲望を満足させるために作られた。それは感覚を研ぎ澄ませ、喜びを与える。
 
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海辺の音楽 - オールドバラ世界オーケストラ

8月
02

35か国からの120人の演奏家が素晴らしい経験をしている

バスを降りた音楽家たちは、みな背中に「オールドバラ世界オーケストラ2012」と印刷した同じ黒いフードつきジャケットを着ていた。しかし彼らが運んできたケースは統一されているとは言い難い。ピッコロのポケットサイズの箱があり、ハープのための車輪付きトロリーがあり、チェロのためのステッカーがペタペタ貼られたこぶの突き出たトランクがあった。ベンジャミン・ブリテンの故郷であるイングランドの海辺の町オールドバラは、世界中からの演奏家を歓迎したものだが、このような規模だったことはなかった。35か国からの120人の演奏家による音楽オリンピックだ。

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戦争と平和 - コンゴでの生活

7月
28
「ラジオ・コンゴ:アフリカで最もひどい戦争からの望みの信号」の書評
 
クルツ氏に言及しないコンゴ民主共和国へのガイドを見つけるのは難しいだろう。ジョセフ・コナードの「闇の奥」の中心にあるその虚構的な人物は、マイケラ・ロングの「クルツ氏の足跡の中で」のようにもっともよいものと同様、サブサハラアフリカ最大の国について書かれたもっとも悪いものの中にもしばしば現れている。そして、ロンドンで植民地時代の地図をあさって「ラジオ・コンゴ」でデビューを飾ったベン・ローレンス氏が、違った道を行くことを選んだことは救いだ。
 
東コンゴのほとんど訪問者のいない内陸で、ベルギーの鉱業会社によって作られた1950年代のモデルタウンのマノノを見つけるという彼の使命は、目的地よりも迂回路として描かれる。彼は、間違って、訴追されたツチ少数派のバンヤミュレンゲにその山の家に会いに行く。カトリックのミッションの聖職者とともに酔っぱらう。人気のあるボリンゴ音楽で踊る。そして、コンゴの悪名高い紛争鉱山でしたのと同じように、北キヴでのチーズ生産に注意を払うために止まる。
 
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大理石と男たちの - トルコの文化的野望

6月
03
トルコは外国の美術館に対してきつくなり、新たな文化戦争を始める
 
1887年の春に、モハメド・シェリフという名のレバノン人村人が、シドンの近くで二つの地下室に続く井戸を発見した。これらは、紀元前5世紀までさかのぼる18の壮大な大理石の石棺を含んだ王家の墓だと判明した。オスマンのスルタン、アブドゥル・ハミッド2世はその石棺を掘り出すよう命じ、イスタンブールに船で運ぶために鉄道に載せ地中海沿岸を運んだ。最大の石棺は、アレクサンダー大王の遺品を含むと信じられた。その棺はトルコ人のものではなく、シドンは今レバノンだが、その石棺はルーヴルにとっての「モナリザ」のようにその考古学博物館にとって大事な、イスタンブールのもっとも立派な宝物だとみなされている。
 
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