2015年1月3日Asia

  • スリランカの選挙

史上まれに見る接戦になるだろう

 

  • ミャンマーのカチン族

カチン族は、乗り気のしない政府から変化の機会をつかんでいる

ミャンマーのすばらしいミッションスクールは、1962年に軍事政権が権力を握って以来、全て閉鎖され、代わりに国営学校が開かれたが、その目的は教育的と言うよりも政治的だった。故に、カチン州では、カチン族の主要な政治組織の軍事部門であるカチン独立軍(KIA)の支配下にあるいくつかの地域以外では、これらの学校は多数派のビルマ人政府が1961年以来断続的に戦争状態にある少数派のカチン族に対してイデオロギー的な支配を行うために使われている。全ての授業はカチン語ではなくビルマ語で行われ、歴史は古代ビルマ王の勝利から始まり、圧倒的にキリスト教との子供たちが多いところで教えられているたった一つの宗教は仏教だ。彼等はこの「ビルマ化」運動を反転させたいと思っている。カチン語で教わり、英語を学び、キリスト教を教わるのだ。

問題はテイン・セインの改革の誠実さだ。

 

  • 空の安全

うち続く自己でもアジア人は空の旅をやめないだろう

12月30日にインドネシア政府は2日前に消えたエアアジア機の残骸を発見したと発表した。ほぼ事故とみられるその墜落は、東南アジアの航空史でも特に悲劇的な歳の終わりに起こった。9ヶ月前にインド洋で消息を絶ったマレーシア航空の残骸はまだ見つかっていない。9月にはウクライナ上空で親ロシア派が別のマレーシア航空機を撃墜した。

これらの災難は特に中国からの観光客の間で東南アジア人気に響いたが、東南アジア人自身での飛行機旅行の需要にはほとんど影響していない。その地域は世界で最も早く成長している航空旅行市場の一つだ。その成長は、いくらかは東南アジアの中産階級の急増を反映している。しかし、それはまた、最近の災害にもかかわらず、飛行機の安全性に対する信頼が増していることも反映している。道路や海の旅はもっと心配なのだ。

 

  • インドネシアの海洋政策

新政権にとって繁栄への道は海上にある

13,000以上の島を持つインドネシアは遙かに世界最大の列島国家だ。しかし、新大統領ジョコ・ウィドドは「あまりに長くその背を」水に向けてきた、と信じている。彼は10月の演説で「先祖たちがかつてそうだったように海洋にて偉大でありたい」との欲望を表現した。数週間後、ミャンマーでの首脳会議で、彼は更にインドネシアはその海洋文化を復活させ、漁業を発展させ、海路を改善し、違法漁業などの主権侵害を取り締まるべきだと述べた。彼はインドネシアはインド洋と太平洋の間の「世界の海洋の軸」に他ならないのだ、と述べた。

しかし、メッセージを送るだけなら簡単だ。他の部分は更に難しく、費用がかかる。汚職、港湾インフラの更新などの問題だ。今のところ彼はこれらの問題についてほとんど何も示していないが、海の道が長く無視されてきたその国の繁栄への道だというのは正しい。

 

  • 世紀の妄想

結局2014年のアジアは1914年のヨーロッパではなかったが、留意は要する

記念日は年表上の偶然でしかないかもしれないが、無視するのは難しい。2014年は第1次世界大戦の始まりから100年だった。20世紀初頭のヨーロッパとその100年後のアジアの類似点は無視できないほどに多く、それは年が変わっても終わらない。

その比較を公に語った政治家の安倍晋三が、たぶんもっとも影響力がある。彼は、2014年1月のダヴォスでの世界経済フォーラムで、中国と日本が100年前のドイツと英国との関係に「似た状況」にある、と語った。尖閣をめぐる緊張が、1914年のバルカンでのテロのように小さな衝突で世界規模の紛争に発展することを示唆した。

実際には安倍氏が指摘しようとしたことは、その地域で増加する軍事的競争についてではなかった。むしろ彼は一般になされる有益な議論を提案したのだ。日中は経済的にとても絡み合っているので両者の戦争はあり得ないと考える人々は、急増する貿易とグローバリゼーションの波が終わったことを見落としている、というものだ。第一次大戦の前には英独はお互いの最大の貿易相手だった。安倍氏はまた、今世紀の中国の世界的大国としての出現が1世紀前のドイツの勃興に当たるという考えもあったに違いない。当時ドイツは今の中国のように囲い込まれており、通信手段は急激に拡大しており、当時のような同盟国制度はないとは言えアメリカは日本を支持している。

これらの類似点に対して、相違点としては、破壊的な戦争についての知識と、100年前よりも平和の利益について共有がなされている、ということがある。

発行日: 
2015-01-03
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