2015年1月10日Asia

  • バングラデシュ – 戦うベーグムたちがまた始めた。国がその対価を払う

バングラデシュの政治情勢について。与党アワミ連盟のシェイク・ハシナと野党バングラデシュ国民党のカレダ・ジアの二人の女性の対立構造。

 

  • インド – 政府は改革のペースを上げようとしている

去年の5月にナレンドラ・モディの人民党が選挙に勝利して以来、公約した経済の変化を推進することについてむしろゆっくりとしている。しかし、その政府は突然超活動的になっている。12月29日に、前政権が2013年に可決した不完全な土地取得法を修正する「法令」(一時的行政命令)を政府が出した。その法令は、大きな産業計画が提案されたとき、それを進めるために約80%の影響を受ける土地保有者が同意しなければならないという要件を廃止する。それはまた、やや大きい仕事への投資家は、最初に社会影響調査をしなければならないという要件も廃止する。

 

  • スリランカの選挙 – 脅迫と暴力が大統領選挙をだいなしにしている

大統領選直前の国内情勢について

 

  • ヴェトナムの水力発電 – 水力発電計画は地方貧困層に困難を招く

水力発電はヴェトナムで過去10年間盛り上がっており、今ではその国の電力の1/3以上を生み出している。2013年に国会は268の水力発電計画が稼働中で更に2017年までに205の計画が始まると報告した。それらは2010-20年の間に3倍になると予測されるエネルギー需要を満たす役に立っている。少なくとも短期的には他のやり方にそれほど見通しはない。原子力発電の計画は遅れており、北部の石炭は簡単には利用できない。

しかし、水力発電ブームには対価が伴う。川や原生林は荒廃しており、多くが少数民族である多数の村人が立ち退かされた。その多くはより貧しい土地に移住している。とどまった人は洪水リスクにさらされている。

いくらかの改善がなされており、集水域内の森林を守るために農民に支払いをするよう電力会社は求められている。ここ数ヶ月、政府は将来の計画をやめたり縮小したりしており、一方で既存のダムの監視を厳しくする規制の草案を書いている。それがあまりにゆっくりだと批判する人もいる。

一つの問題は、役人が現地の人の利益と安全の為に水を管理する必要よりも発電能力を重視することだ。電力会社はできるだけ多くの水を山にためようとするが、それは農民に乾期の灌漑ができなくする。そして夏や秋に激しい雨が降ったとき洪水がほとんど渓谷ないままにダムからあふれてくる。それが起これば大パニックになるだろう。

 

  • 台湾 – 恥で苦しむ前大統領は医療目的仮釈放を許される

ここ数年にわたって、20年の罪で服役している陳水扁を医療的な見地から釈放すべきだとの要求がなされている。陳氏は2000年の歴史的な選挙で(その後また権力に復帰したが)半世紀にわたる国民党のしばしば暴力的な支配を終わらせ、選挙で大統領に選ばれた最初の野党政治家だ。勇敢なかつての民権は弁護士で台湾独立の情熱的な支持者だった陳氏は、深く欠陥のある指導者だとわかり、6年前に不正の罪で投獄された。

台湾独立派の陳氏の釈放は、民進党を中心に政治に影響を及ばすかもしれない。

 

  • インドネシアの経済 – ジョコウィが無駄な燃料補助金を廃止するにつれて、財政の見通しは明るくなっている

インドネシア大統領ジョコ・ウィドドは、11月にガソリン補助金を削減し、1月1日にそれを完全に廃止した。

この動きに政治的リスクがなかったわけではない。前大統領が燃料代を上げようとしたときには激しいデモが勃発し、今回の11月にも似たようなデモがあった。しかし今回はか弱いものですらなかった。世界的な石油価格下落のおかげで、補助金がなくてもガソリン価格は値下がりしたのだ。ジョコウィは運が良かった。

燃料補助金はしばしば全政府支出の1/5を占め、社会資本や社会福祉計画への支出をあわせたものよりも多かった。そしてその利益は一般的に狙いとすべき貧困層ではなく車を所有する中産階級にもたらされた。

この削減によって得られた財政的余裕で、ジョコウィはすでに3つの公約した計画を始めている。インドネシア保健カード、インドネシアスマートカード、そして家族福祉基金だ。それらは、インドネシアの貧困層に無料の医療保険を提供し、12年の無料の学校と大学に入学できた学生には第三の教育を保障し、補助金廃止の影響を軽減するために貧困層に資金移転を行う。そして社会資本整備も行う。

長期的にはインドネシアの見通しは明るい。よりよい社会資本は運輸コストを下げ、外資を含めより多くの事業投資を引きつける。より健康でよりよい教育を受けた労働力のいるインドネシアは、鉱業にそれほど頼らなくても良い。代わりに人々はサーヴィス業や高付加価値の製造業で職を見つけることができるだろう。そしてジョコウィは補助金問題にきりをつけたことで、他の困難な課題に取り組むことができる。彼にとっていい年が始まった。

 

  • 誕生日ブルース – 北朝鮮の奇妙なジャグリング行動はかつてないほど不安定になっている

北朝鮮についての記事。

発行日: 
2015-01-10
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