ピアツーピア - 学術出版

携帯レヴューは、論文出版のスピードを上げ始めるように見える

ある研究者に、何が科学的出版についてもっとも彼を困らせるかを尋ねると、その遅さが不平リストの一番上近くに来る。原稿が提出から出版まで回るのに、平均してほぼ6か月かかる。さらに悪いことに、論文が学術誌に受け入れられる前に、それはしばしば一度ならず拒絶される。その理由は、研究の中で致命的な欠陥である必要はない。時に、その研究が序列の上位の雑誌にとって十分に評判でないと言ったことだ。しかし、その過程の中で、それぞれの学術誌の編集者は、その論文を、家の購入予定者が自身の調査を委託するようなやり方で、関連分野の専門家による評価である査読に回す。そして、これらの複数の並行した調査とは違って、査読者はその努力に対して支払われることすらない。

出版社の中には、これがひどい資源の無駄だとついにわかり始めているものもいる。先月、ウェルカム・トラスト、バイオメド・セントラル(BMC)、パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス(PLOS)、そしてヨーロッパ分子生物学機関のような大きなものを含んだかなりの数の出版社が、彼らが拒絶した論文の著者に、査読報告を他の出版社が利用できる選択肢を与えるだろうと語った。

その実践は、出版グループ内では前例のないことではない。10のうち一つしか論文を受け入れないBMCの旗艦学術誌である『ゲノム生物学』は、それがはねつけた、しっかりしているが月並みな種類のものの40%を、査読をつけてそれほど名声のない姉妹出版社に渡している、とそのグループの最高責任者のマシュー・クッカリルは語る。これらの半分は、最後にはBMCの学術誌に載る。しかし、競合する出版社の間での似たような手筈ははやっていない。

査読の速度を上げるほかの方法も、試されている。ノースカロライナの会社ルブリックは、著者に早くて独立した査読を無料で提供する計画を立てている。これは、ある論文が出版の序列のどれだけ上まで受け入れられるという合理的な期待を持って提出されるだろうか、と言うことの現実性チェックを含む。一方、査読者にとって、それはその仕事への支払いを提供する。その会社は、BMCとPLOSを含んだ出版社と交渉中だ。後者のグループの最大の学術誌であるPLoS Oneの編集部長ダミアン・パッティンソンは、それがどのように動くかの詳細はまだまとめられていないと認めるが、ルブリックのサーヴィスを「有益だ」と言う。

フィンランドの会社ピアレージ・オブ・サイエンスの顧客は、著者ではなく学術誌自身だ。今のところ、23社が登録している。出版社は、他の顧客もその結果を見ることができるという理解のもので、事実上査読の機構をその会社に外注する。それから、もし最初の会社がある研究者の提供物を拒絶したら、他の会社は素早くそれを代わりに掴むかどうか選ぶことができる。ピアレージの料金は最終的に件の提供物を出版した学術誌がどこであれ支払う。

学術誌への提出数は、それを取り扱う査読者の能力を超えているとクッカリル氏は語る。パッティンソン氏も合意する。PLoS Oneはすでに月に4,000の論文をかき回しており、その査読者をとてつもない緊張の下においている、と彼は語る。運が良ければ、このやり方での査読の並行過程は、その制度への圧力と、故に欲求不満を抱えた研究者がその宝石を日の光の下で見るまでに待たなければならない時間を減らすだろう。
 

発行日: 
2013-06-08
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