半分入ったグラス - アフリカの民主主義

代議制政府は、最近の中断にもかかわらず、依然としてアフリカで進んでいる

アフリカ政治はどちらに行くのだろうか?大統領が3月25日に若いライヴァルに対して選挙によって負けたことを認めて、1960年の独立以来破られていない民主主義の伝統を延長したセネガルの道だろうか?それともより困難な方向にある隣のマリの道だろうか?セネガルの選挙の数日前に、若い軍司令官たちがマリの首都バマコの大統領公邸を強襲、略奪し、より広い地域に望みを与えていた20年にわたる民主主義を突然終わらせた。

長期的には、その政治的規範は、制服を着た反逆者よりも、スーツを着た政治家に向かって進んでいるが、マリのような悲しい話は、アフリカからのニュースで優位を占めている。サハラ以南の民主主義は、ずさんででたらめかもしれないが、選挙と任期制は、遠く離れた理想としてよりもむしろ、支配者希望者の危険に逆らうために、ますますしっかりとしたルールとして受け入れられている。今では、たった1か国、エリトリアだけが選挙を行ったことがない。マリのクーデター計画者たちでさえも、それをすぐに行うことを誓っている。苦しいことに、その国の隣国たちは結束して反対の嵐を起こしている。「我々は、少なくとも20年はさかのぼることができる貴重な民主的な道具を付与されているこの国が、後退することによって歴史に残ることを許さない。」コートジボワールの大統領アラサン・ワタラは語った。

しかし、多くのアフリカウォッチャーは、民主主義の水準が徐々に侵食されているのを感じている。去年のリベリアの選挙で、元の軍閥のプリンス・ヨルミエ・ジョンソンは赤いトルコ帽をかぶって地方を巡回した。フォード・エクスペディションの窓をおろして、彼は札束を集まった有権者に渡し、次の村に急いだ。一つの選挙運動で、彼は現職大統領を不正で避難し、一方である側近は好意的な報道のために記者を買収する金が不足することにやきもきしていた。

アフリカの選挙が必ずしも代議制政府を生み出すわけではない。石油が豊かだが貧困が多い赤道ギニアでは、テオドロ・オビアン大統領は95%の得票で「選ばれた」。彼の党は議会の99%の議席を「勝ち取った」。ガンビアの多くの野党は、不正をされるだろうと推測して3月29日の選挙をボイコットすることを計画している。別の民主主義の旗手であるザンビアでは、政府が政党助成金を支払えずに、野党を議会から追い払おうとしている。

学術的な研究もまた、悲観的な絵を描き出す。エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの年次民主主義指標は、より賞賛されたボツワナのような国を「不完全な」民主主義と数える厳しい基準を使っているのだが、たった一つのアフリカの国、モーリシャスだけを「完全な」民主主義だと位置付けている。よい統治の量的測定であるモ・イブラヒム指標は、アフリカ人の政治参加が2007年以来5%減っていることを示す。アメリカのシンクタンク、フリーダム・ハウスは、49のサブサハラ諸国のうち完全な「選挙を通した民主主義」の数は、2005年の24から今では19に下がったという。

歴史的にもっともよくやっている地域である南部アフリカは、今では問題児だ。地域大国の南アフリカでは、依怙贔屓と不正がますます政治を傷つけている。マダガスカルの大統領、アンドリー・ラジョエリナは無血クーデターの後で3年間も権力の座にとどまっている。マラウィのビング・ワ・ムタリカ大統領は、かつてないほど専制的にふるまっており、西側の支援者に援助を停止するよう駆り立てている。しかし、ここですらもニュースがすべて悪いわけではない。マダガスカルは今年後半に選挙があるかもしれない。ジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントス大統領が1979年から統治しており、彼をアフリカで最も長く権力を握っている指導者としているアンゴラでは、間もなく議会選挙があり、その与党はドス・サントス氏を引退に追い込むかもしれない。

依然として、アフリカは大いに進歩している。1990年には、フリーダム・ハウスは、たった三つのアフリカ諸国だけが多党制政治制度、普通選挙権、定期的な不正のない選挙、そして匿名投票を実施していた。「進歩は波となってやってくる。」ロンドンにあるシンクタンクの王立国際問題研究所のアフリカ計画の長であるアレックス・ヴァインズは語る。マリは別にしても、ほかの西アフリカでは、民主主義ブームを楽しんでいる。シエラレオネとリベリアは、それほど昔でもないころまでどちらも暴力的な不能国家だったが、不完全だけれども尊敬できる政治制度を立ち上げている。ギニアとコートジボワールは、闘争の発作を克服し、民主的支配に戻った。クーデターが起こりがちなギニア=ビサウは3月18日に落ち着いた選挙を行った。ナイジェリアとニジェールは、去年、その最近の記憶の中では最高の選挙を行った。ガーナの民主主義はバラク・オバマ大統領に賞賛されている。

しかし、多くのアフリカ諸国での貧弱で無知な有権者たちは、明らかに施しに夢中で、それ故にごまかすのが簡単だ。選挙の暴力もまた、より一般的になっている。コンゴ、コートジボワール、ケニア、ナイジェリア、そしてジンバブエでは、その直近の選挙の後で、長く続く民族的党派的分離によって引き起こされた深刻な衝突が起こった

これらはすべて、多かれ少なかれ、過去数十年間のアフリカの内戦とは違って、素早く終わっている。今後10年の政治的進歩は、過去のものよりもゆっくりかもしれない。簡単な冷戦後の進歩が起こっている。改革者は今、彼らの視野を高く置かなければならない。しっかりとした組織を打ち立てるためにより良い統治を確保することは、箱に票を入れるよりも難しい。

改革者たちは、望みを持つべき多くの理由がある。その中には野党グループの洗練が増していることもある。これらは、乱雑に分裂し、非民主的で、資源に飢えていたものだ。ある観察者は彼らを「民主的動物園のスカンク」と呼んだ。多くは依然として望みがないが、規律が彼らを権局から魅力的な距離に置くと学んでいるものもいる。ザンビアとセネガルが最近の例だ。

野党もまた、マルクス主義の終結以来のアフリカ政治における思想的断層が一般的になくなったことから利益を得ている。西側以上に、そこの有権者たちは、政党の所属よりも個人的な競争力の証拠によって揺り動かされる。これは、のんきな政府と競争する飢えた野党員にとって有益だ。アフリカの高い出生率は、政治的新参者によりより思い切って賭けそうな若い有権者の塊を生み出す。多くの国々では、ある大統領や政党は、投票が公平であれば、すべての支持者が30歳以下であっても勝つことができる。

それと同時に、多くのアフリカ諸国での印象的なほどに高い経済成長率は、通信爆発に油を注いでいる。政治運動は、もはや政府所有のメディアや遠く離れた場所へ旅行する能力に頼る必要がない。彼らは、直接的に、そしてインターネットを通して離れたところから、特にどこにでもある携帯電話で、有権者と接することができる。それらは政治的不正を露出し、投票結果をすぐに表に出すこともでき、欠点を簡単に見つけることができるようにしている。ナイジェリアの2011年の選挙で、多くの監視者が地元の結果を記録し、ヴォランティアによって運営されている中央システムにテキストメッセージで送った。常道を外れた政府は、結果をごまかすのに、かつてないほど複雑でしたがって効果的ではない方法を発明しなければならない。

有権者情報の欠如は、どこでも費用のかかる障害物だ。ほとんどのアフリカ人は身分証明書を持っておらず、有権者名簿はしばしば選挙ごとに一番最初から書く必要がある。コンゴでは、政府は去年の選挙に5億ドル以上を費やし、それをアメリカに次いで世界で2番目に金のかかったものにした。高い非識字率と能力のある組織の欠如も邪魔をした。シエラ・レオネの国境地域では、役人は人々のアクセントを聞くことによって誰が投票用紙を得るべきか判断する。

しかし、アフリカの民主主義の質を無視すれば、わずかな人々を除いてその大陸の10億人の人々は、今では定期的な国政選挙に投票することを期待できる。それは、15億のアジア人が、その印象的な経済の成績にもかかわらず、できないことだ。
 

発行日: 
2012-03-31
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