粗い辺境の王 - アフリカの債券市場

利回りの追求は投資家たちを異国的な領域に連れて行っている

合衆国財務省証券のつまらない利回り以上のものを求める投資家は、(アメリカ以外で発行されたドル債券が知られているときに)コートジボワールのユーロ債を考えるかもしれない。それは、コートジボワールが10年前にデフォルトしたときの債券への補償として2010年に発行された。これらの債券は、ひいては元アメリカ財務長官のニコラス・ブレイディの発明で、貧困国の債務負担を救うために設計されたブレイディ債券だった。

コートジボワールのユーロ債は、それ故に、2度嫌われている債務の残りなのだ。その債券は2032年まで満期が来ない。その発行国が内戦に巻き込まれたのはそんなに昔ではない。だが、それほどにも緊急なのは、2012年の初め以来その利回りが7%に半減した先進国政府国債の代替への欲求なのだ。退職者により多くの金利を支払う債券追求は、単にあらわれている過去の市場である先進諸国を越えて、報償そしてリスクがより大きな「辺境市場」まで、主流派年金基金でとられている。

コートジボワール以外にも、(多くによってユーロ債と数えられる融資証券の保証者であるアンゴラを含んで)辺境市場と数えられるサブサハラアフリカのユーロ債の発行者は8つある。ザンビアがもっとも新しい。その9月の最初の発行は、かなり申込み過剰だった。その最初の計画は、5億ドルを調達することだったが、その競売はほぼ120億ドルの注文を惹きつけた。最後には、7.5億ドルの10年債が5.4%の利回りで売られた。ほとんどすべてがアメリカとヨーロッパのファンドマネージャーによって飛びつかれた。

先進諸国からのお金の流れを利用しようという欲望は理解できるものだ。現地の貯蓄の希少性と高いインフレの歴史は、多くのアフリカ諸国で国内金利を高く保っている。借り入れ費用の違いは、ナイジェリアやザンビアといった場所で大きく、ガーナのような国にとっては巨大だ。多くの発行者は石油やガスの埋蔵を持っており、ゆえに債券の返済のためのドルの素を持っている。

アフリカのユーロ債を買うほとんどの基金は、高い金利にもかかわらず、現地通貨によって発行された債券を買うのに慎重だろう。そのような債権が取引される市場は、一般的に薄く、もし外国人投資家が突然引き揚げたら、為替レートの崩壊のリスクを増す。ユーロ債は一般的に少なくとも5億ドルの塊で発行され、だからそれらはかなり流動的だ。支払いはドルでなされる。それらは急成長するアフリカ経済に賭ける安全な方法のようだ。アフリカの公的債務負担が先進国標準に比べれば穏やかなことが助けになっている。

アフリカの経験が豊かな投資家はリスクを知っている。初心者はそうではない。「すべてのこれらの債券の期限内にはたぶん2度の選挙がある。」辺境市場に特化した仲介業者のエクソティックスのスチュアート・カルヴァーハウスは語る。投資家が行った賭けは、政府が変わった後ですらもその国が債務を支払うという意思に対してだ。コートジボワールは、片方が2010年の選挙結果を拒絶した後に、3度返済をしなかった。新政府は以来それらを今年返済すると語っている。

財政規律はアフリカでは発展途上だ。ガーナは、その安定性のために、辺境投資家のお気に入りの一つだ。しかし、それは今月の初めに、去年の財政赤字がGDPの12.1%に跳ね上がったことを明らかにした。利回りの低い財務省証券は結局それほど悪い価値ではないのかもしれない。
 

発行日: 
2013-03-02
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