Javaのジャングルでとどろく - シリコンヴァレーでの知的財産権

オラクルとグーグルの法廷闘争は分かりにくいが、その掛け金は高い

オラクルのラリー・エリソンとグーグルのラリー・ペイジは、同じ名前を持っている。しかし、彼らは明らかにある知的財産(IP)問題について同じ見方をしていない。4月16日に、法廷は、グーグルのアンドロイドOSがオラクルの持つ著作権と特許を侵害しているかを決める審理の聴取議論を始めた。その結果は、世界で3億台以上の携帯装置に使われているアンドロイドを振り回しうる。

裁判所はその審理を「IP訴訟のワールドシリーズ」と呼んでいる。両社とも類推で出された野球の試合よりもはるかにグローバルではあるが、それはほぼ正しいように聞こえる。オラクルは、2010年にサン・マイクロシステムズを買った時に相続し、アンドロイドがもとにしているプログラム言語のJavaの使用に対してグーグルが支払いをしなかったことを示して、法的なホームランを打ち、10億ドルの損害賠償を勝ち得たいと思っている。グーグルは、それは何の問題もなくなされたという。

その審理は、コンピュータープログラムの複雑な世界を徹底的に調べ、二つの技術巨人の内部の動き方についての魅力的なひと目を提供する。例えば、今週の証言で、エリソン氏は、オラクルがブラックベリーのメーカーのリサーチ・アンド・モーションを買うことを考えたと明らかにした。しかし、この訴訟の核心にあるのは、著作権法がAPIs(ソフトウェアのある部分がほかのところに働きかけることを許す仕様書―この場合はアプリがアンドロイド上で動くことを許すこと)に適用されるのかという、困難な問題だ。

オラクルは、グーグルが37のJavaAPIsを支払うことなしにアンドロイドで使っており、それがJavaの開発者による創造的な仕事なので著作権で保護されていると主張する。グーグルの弁護士は、APIsが詩の中の言葉のようなものだと論じて反応している。著作権は詩それ自体は保護できるが、それを作るのにつかわれた要素には適用されない。その会長がかつてはサンで働いていたグーグルは、Javaの開発者たちがアンドロイドの立ち上げを歓迎しているという事実を重んじている。

もしオラクルが勝てば、グーグルはエリソン氏の会社への支払いに合意しなければならないかもしれず、大きな混乱の原因となる、侵害したAPIsを切り離さなければならないということではない。「オラクルはアンドロイドから財務的補償を受けたいと思っているのだ。」サンタクララ大学の法学教授テイラー・オコアは語る。勝利はまた、APIsの法的地位についてさらなる疑問を投げかけるだろう。野球の試合のように、この出来事は多くの回数を重ねるかもしれない。
 

発行日: 
2012-04-21
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