悪い隣人たち - アンゴラとコンゴ

 

レイプと石油をめぐっての不和が二つの大国の関係を損なっている

 

西カサイ州にあるコンゴの国境の町カマコで、ある忙しい市場の日に、やつれたコンゴ人移民の小集団が、アンゴラ警察の油断のない目のもとで家に押し返されている。国境のアンゴラ川の検問で最近の改良の一部として装備された、ハイテクの遠隔カメラが彼らを監視する。良いフェンスは良い隣人を作ると言われている。しかし、国境のこの孤立した部分に沿った不調和な現代的施設の主要な目的は、とても隣人らしいとは言えない。

 

2004年以来毎年、アンゴラは、そのほとんどがダイヤモンド採鉱夫とその家族である、何万人ものコンゴ人を蹴り出してきた。アンゴラの一人あたりGDPは、IMFの最新の計算によると、今ではコンゴの24倍になり、だからコンゴ人は生計を立てようとやって来続ける。しかしアンゴラ人は流入にうんざりしており、違法採掘による収入の損失は時に7億ドルにもなる。

 

より最近には、彼らはコンゴ人を追い出すために、もっとも悪意ある方法に訴えた。去年国境沿いで何百人もの女性がレイプされたと報じられた。去年のはじめにカマコに行く間に、国連の紛争時の性暴力についての特別代表は、コンゴ人女性と少女に対する組織的レイプの証拠を発見した。4月以来追い出された2.6万人の内、2.1万件以上のレイプ、むち打ち、拷問、略奪を含む深刻な人権侵害が、国境を監視する国連の許可を持ったイタリアの援助機関のCISPにより記録された。「我々はとても深刻で広く行き渡った虐待が、前例なく、恐れを植えつけるという一つの目的のために行われているのを目撃している。」と、ニューヨークに拠点を置く団体のリサ・リムリは語る。「人道主義者が後遺症に対処する助けができる一方で、この現象を終わらせるには、ルアンダとキンシャサの両方を巻き込んだ政治的解決が究極的には必要とされるだろう。」彼女はアンゴラとコンゴの政府に言及して語る。

 

しかし、2カ国の悪い関係がこれを不可能にしている。アンゴラ政府が最初にコンゴ人をまとめて追い出し始めたとき、コンゴ大統領のジョセフ・カビラは文句を言った。アンゴラの指導者は公式に謝罪し、虐待をやめると約束したが、以前のようにそれを続行した。アンゴラの外交的、軍事的、商業的支持の必要を心に留めて、カビラ氏は黙った。結局、彼はその地位を1998年から2003年の間のコンゴ内戦と2007年のキンシャサでの戦いでのアンゴラの介入に負っていた。

 

カビラ氏がその問題を再び話題にしたとき、彼はその支配を強化していたので、より良い交渉的地位にいた。しかし、それまでには、アンゴラはもはや聞く耳を持たなかった。その年のはじめに、東部国境沿いの脅威を食い止めるために、カビラ氏はルワンダとウガンダのかつての敵と取引した。しかし、アンゴラ大統領のジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントスはこれらの彼の旧敵との取引を裏切りとみなした。

 

カビラ氏とドス・サントス氏の関係はそれからさらに悪くなった。2009年7月の海洋国境についての国連に対する具申の中で、コンゴは事実上アンゴラのもっとも利益の出る沖合石油地区のかなりの部分の領有を主張し、国際調停に持ち込むと脅した。もしコンゴが勝てば、ナイジェリアについでアフリカで二番目の原油輸出国というアンゴラの立場はかなり脅かさせる。

 

それ以来、二つの政府はお互い友好的な言葉をなんとか交換している。不運なコンゴ人移民たちは、ゲームの質になっている。「それは、彼らの悪い雰囲気の表れだ」と、コンゴの外務大臣のアレクシス・タンブエ・ムワンバは、海洋石油をめぐる争いをアンゴラの追放停止の拒否に結びつけて語った。

 

より最近には、雪解けの手がかりがある。コンゴ首相のアドルフェ・ムジトは、その政府が海洋議論の裁定を2014年まで遅らせるつもりだと語った。6月には彼はドス・サントス氏に会った。そして今月、アンゴラの石油大臣は、初めてその政府が現在の海洋境界に沿って生産シェア協定の交渉に入る準備があると語った。

 

コンゴの巨大な鉱物資源にもかかわらず、その政府はとてもお金に困っているので、費用と時間がかかるかもしれない法的戦いの泥沼にはまるよりも取引をする方が良いかもしれない。そしてもし二つの国が和解を成し遂げることができれば、国境におけるコンゴ人移民に対する虐待はついに終わるかもしれない。

 

 

発行日: 
2011-08-06
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