猿の惑星 - 動物の行動

チンパンジーのペルソナは人のものよりも複雑に見える

心理学者によって広く合意されていることだが、人の人格は、5つの特質に沿って測ることができる。外向性、快適さ、良心性、神経質、そして経験への開放性だ。ある人は他の人よりも外向的で、それほど快適ではなく、より良心的であるかもしれない、と言った具合で、そしてある程度、いかに二人の人々が仲良くやるかは、いかに彼らの人格がかみ合っているかから予言できる。

けれども、仲良くできない人々は、お互いを避ける意見を持っている。それは動物園の動物には当てはまらない。しかし、彼らもまた人格を持っている。だから、ある種(チンパンジー)のメンバー間でのトラブルを防ぐために、シカゴのリンカーン公園動物園のハニ・フリーマンは、その人格を調査する方法を開発している。そうするために、彼女は、チンパンジーの心理学だけではなく、人類の精神の進化にも面白い光を当てる。

彼らがアメリカ霊長類学ジャーナルで報告したように、フリーマン博士とその同僚は、チンパンジーの行動についての既存の文献を調査することから始めた。この検索は、以前の調査人がチンパンジーの人格の側面に応用した、勇敢から嫉妬深い、細かい、そして性的な、と言うことにわたる、55の言葉を吐き出した。そのチームはそれから、科学者と動物園管理者の入り混じった、そのすべてが囚われたチンパンジーとの何年間もの日々の経験を持つ5人の専門家に、彼ら自身の言葉リストを提供してくれるよう頼んだ。これらの調査は71の提案を集め、そのうち45は、文献検索からの55と重なっていた。最後に、彼らはその結果を2008年に異なったチームによって行われたチンパンジーの行動の再調査と比較した。その比較は、さらに2つの言葉をもたらした。

ひとたびフリーマン博士が累積リストを調べ、同じことを意味するように見える組(例えば、落ち着いた、平静な、やさしい)を一つにまとめると、彼女のもとにはチンパンジーの態度のしっかりとした描写のように見える41が残された。これがされると、彼女はその一覧をテキサスの医療研究施設で定期的にチンパンジーと働いている17人に渡し、そこの99頭のチンパンジーを41の特徴それぞれについて格付けしてくれるよう頼んだ。

彼女は、異なった人々が同じ動物を同じやり方で格付けしたことを見つけた。それは、彼らの調査が信頼できることを示唆する。彼女はまた、特定の言葉への得点が、お互い群を作る傾向にあることを見つけた。例えば、怒りっぽさで高い点を取ったあるチンパンジーは、攻撃性や嫉妬深さでも高い点を取りそうで、落ち着きとくつろぎで低い点を取りそうだ。彼女は、チンパンジーの人格の特質を見つけるために、主成分分析と呼ばれる統計技術をそのデータに応用した。

それは、人間のペルソナが5つの特質を持っていることを示した種類の分析だ。チンパンジーのペルソナは、対照的に、6つありそうだ。これらは、人間の特質にもあった外向性、快適さ、開放性と、人間にはなかった(上で描かれた群である)反応性、優越、そして秩序だ。反応性は、神経質と呼ばれる人間の特質に似ているが、フリーマン博士の見方では、同じラベルを張ることを正当化するには十分に似ていない。そして、道具を使ったり寝るための巣を作ったりということへの動物の近づき方で測られる秩序は、良心性に似ている。けれども、フリーマン博士の評価者たちは、そのような行動はテキサスのチンパンジーではあまり見られなかったので、これが調査するのが難しいとわかった。

今のところ、これが意味するすべてのことについて推測以上のことはほとんどできない。実際的な見方からでは、高い優越の点数を持った2頭を同じ檻に入れるのはたぶん良い考えではないということを示している。その発見は、その調査を始めた質問に答えるものだ。理論的な見方では、それはチンパンジーと人間との間の精神的な類似性と相違を研究するための方法を提供する。つまり、何が類人猿の核となる行動で、何が種に特有なのか、と言うことだ。
 

発行日: 
2013-06-15
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