中国のチェッカー - アジアの海洋外交

大国のライヴァル関係のスペクトルがASEANの会議をダメにする
 
10か国の東南アジア諸国連合(ASEAN)が先週カンボジアの首都での外相会談に着席した時、それは2015年までにEU型の経済ブロックに向かって進歩したいと望んだ。その会議が7月13日に終わるころ、それはユーロ圏と同じくらいほとんど機能していないように見えた。
 
45年前にASEANが設立されてから初めて、コミュニケなしでその会議の一つが終わった。そこには大きな損失はない。そのような声明はすぐに忘れられる傾向にあるのだ。しかし、その欠如は、進行を司ったカンボジアと、フィリピンやヴェトナムといった加盟国の間の不和を反映していた。これは、ひいては、中国に忠実なASEAN諸国と、それと南シナ海で領土を争いますますアメリカの支援を求めている集団である国々との間の、アナリストが言うところのけんかが大きくなっていることを反映していた。
 
その厳しさは、シンガポールの新聞のストレイツ・タイムスによれば、「ろうけつ染めの絹がカサカサいう中での静けさで」紛争を解決することを好む集団では、ほとんど前例がなかった。外交的に喰いしばった歯の間で行われた所説は、フィリピンとヴェトナムが議論になっているスカボロー礁についてのマニラの北京との最近の海上対峙についてコミュニケに言及するよう試みたことを、カンボジアが妨害することで中国に頭を下げたことだという。
 
インドネシアは勇敢にも承認のための18の異なった草案を繰り返し提示して、議長をなだめる方法を見つけようとした。どれも役に立たなかった。その外務大臣マルティ・ナタレガワは、その結果に「深い失望」を表明した。閉じられたドアの後ろで、雰囲気は有毒だった。おおやけですらも、その激しさは驚きだった。カンボジアは、それが言うところの「中国を非難」したい人々に、直接に責めを突き刺した。
 
そのコミュニケだけが犠牲者ではなかった。フィリピンの中国との紛争、そして中国とヴェトナムの間のスプラトリーとパラセルの所有権そして近くの石油採掘権をめぐる長引くもめごとの後で、ASEANは、作るのに10年かかった、世界の半分の船が通過する水域での平和を守る役に立つ行動規範に結論を出したかった。
 
その規範は、アメリカに強く支持されたものだが、紛争水域で軍艦が会った時に使われる関与条件のような問題をカヴァーするよう期待されていた。その進歩ははっきりしない。長い間、そのような紛争は、ASEANのようなフォーラムを通した多国間ではなく、その近所の小さな国々と二国間で解決されるべきだと主張している中国は、「条件が熟した時にのみ」議論することに同意した。その水域をさらに複雑にする自由形式のフォーミュラだ。
 
中国とアメリカの両方とも、結果に積極的な回転を与えた。中国は、それを、その見方が「賞賛と多くの参加国の支持を得た生産的な会議」と表現した。アメリカの国務大臣ヒラリー・クリントンは、その失望を隠そうとした。彼女は、それが、ASEANが「いくらかのとても難しい問題に取り組んでいる」成熟さが増している証拠だと言った。
 
組織の中では、しかしながら、恐れているのは、その大事に育ててきた自治と(ASEANのやり方と呼ばれる)妥協の能力が、気の進まない中国とアメリカが海軍の増大の危険にさらすかもしれない、二つの超大国のライヴァル関係からの脅威の下にある、ということだ。カンボジア政府は、過去18年間で中国から受け取っている100億ドル以上の外国援助とソフトローンはひも付きではないと主張するが、北京が影響力を持っていることは疑いがない。プノンペンの平和王宮にある地図の中には、南シナ海に中国名が入っているものもある。アナリストは、同じように中国から資金を得ているラオスがその陣営にいるという。
 
フィリピン、ヴェトナム、マレーシア、シンガポール、そしてインドネシアのような海洋国家は、中国の腕慣らしにより懸念を持っている。しかしながら、評論家の中には、アメリカの支援を受け過ぎれば、フィリピンのような国を、中国との問題で、ASEANの中でより独断的になるよう励ますかもしれないと恐れるものもある。
 
日本もまた、中国とバランスをとるために、その地域内での親米的な集まりを支持する。南シナ海の北東には、日本と中国が争っている小さな島々がある。そのような紛争はすべて、外交官が穏やかにその問題を解決するのを難しくする、その地域周辺での激しい愛国主義的感情を掻き立てる。熱くなった頭が発砲しないようにする海洋行動規範がますます必要だ。
 
 
発行日: 
2012-07-21
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