裸の野望 - 性産業の禁止

アイスランドは世界最古の事業を違法にすることを決める。それは成功できるのか?

超リベラルのアイスランドはオンラインポルノを禁止したいと思っている。それは単に、性産業全体を廃止する最新の一歩に過ぎない。2009年に、それは(犠牲者として取り扱う)売春婦を買った者に罰金刑と懲役刑を導入した。2010年に、それはストリップクラブを違法にした。2月に、その政府はわいせつ物がオンラインに満ち溢れているのを気にすることを決め、アイスランド人の中にはそのほとんどを意味するととっているものもいる、暴力的なまたは下劣なポルノを禁止するという考えを持ち出した。商業的な性を合法化にしろ犯罪化にしろ管理するのに完全に成功した国はない。しかし、世界中で、特に豊かな民主主義国で、政策立案者は、アイスランドが成功するかどうかを見守っており、もしそうするならばそのあとに続くかもしれない。

アイスランドの提案はその初期段階で、政府が負けると予想されている4月27日の選挙の後で弾みを失うかもしれない。しかしその計画は、いくつかの奇妙の仲間の中にそれを置いている。サウジアラビアは似たようにストリップクラブ、売春、そしてポルノを禁止している。しかしそれはまた、女性が運転することをやめさせ、男性の許可なく旅行することを禁止し、その投票権を制限している。性の平等に向かって135か国での進歩を比較する世界経済フォーラムの2012年の世界ジェンダーギャップ報告は、サウジアラビアを131位にしている。

アイスランドは、しかしながら、断固として女性にやさしい。内閣の半分とアイスランド議会の63人の議員のうち25人は女性だ。その国は世界でたった一つレズビアンを公表している首相によって運営されている。アイスランドはまた、性にも優しい。そのスーパーマーケットは、レジの隣にコンドーム闇にヴァイブレーターを置いている。ある新しい性教育映像は、10代の子供たちに性は何度も何度もそしてまた再びしたくなるものであるべきだと知らせる。アイスランドの子供たちの65%程度は婚姻外で生まれ、それはOECDのどの国よりも多い。同性婚は2010年以来合法で、ゲイとレズビアンは養子をとることができる。アイスランドは、「アイスランドで汚い週末を想像しない?」というキャッチコピーを取り上げた運動を行っている。

その国の性産業に対する計画は、強力なフェミニスト運動によって擁護されている。「特に暴力的なオンラインポルノに取り組むことは、子供たちを守り性的暴力を減らすより広い政策セットの一部だ。」その法律を提案した内務大臣の政治顧問ハラ・グンナースドッティアーは語る。しかし、アイスランドが性産業に対する戦いにより野心的になるにつれ、それが享受する成功は少なくなるようだ。

アイスランドの取り締まりの最も有効な部分は、ストリップクラブの禁止だった。1990年代の後半から2000年代の初めに、約15が営業しており、そのほとんどはアイスランドの32.2万人の国民の2/3が住んでいる首都レイキャヴィクの中かその周りにあった。ストリップは何百万ドルも稼ぐ事業だった、とアイスランド大学の犯罪学者ヘルジ・グンラウグソンは語る。薬物と売春とのつながりについて心配し、それが女性の権利を侵害すると納得した、当時国会議員だったコルブルン・ハルドースドッティアーは、禁止を後押しした。

たった2つのクラブが今残っている。そして、どちらもストリップクラブとは表現できない。レイキャヴィクの真ん中の、ストロベリーズは、ゴーゴーダンサーズと熱い楽しみの幻想世界を紳士に提供するシャンパンクラブだ。3月のある木曜日の夜は、しかしながら、その場所は空っぽだった。ネオンピンクのビキニトップとミニスカート、そして銀のブーツを履いた退屈に見える女の子が角に一人で座っていた。他の子たちは噂話をしたり、携帯電話をいじったりしていた。12分間ランブリニ・バックス・フィズ1本で1.7万アイスランドクローナ(144ドル)から、モエ・エ・シャンドンを流し込む1時間の回転で7万アイスランドクローナまでで、プライヴェートダンサーは依然として利用できる。その価格にもかかわらず、その女性は踊りだけしか提供できないと強調する。そのクラブは、売春とは違って、例えば警察が彼らに目を光らせ続けるのを簡単にすることを意味する光り輝く看板と固定の住所を持った建物で営業している。
 

名前と恥

売春は監視し抑えることが難しいと証明している。街角で誘う売春婦はほとんどいない。多くが出会い系サイトを通して宣伝する。そのサイトは、疑わしいプロフィールを取り除いていると主張するが、一人の元アイスランド人売春婦は、例えばsの字の代わりに$を使う広告を探すことによってそれらを見つけることができるという。エヴァ(仮名)は、性労働者が顧客と口伝えで取引する、という。アイスランドほどに小さい国では、それは独自の問題につながりうる。彼女はかつて彼女の叔父だと認識した声を持つ男からの問い合わせに応じた。

今のところアイスランドの裁判所は売春の罪に関するたった20の訴訟を経験しているにすぎない。ほとんどは有罪になった。しかし、有罪だとされた何人かの名前は、匿名にされている。その罰は軽いので、特に小さなアイスランドでは、露出の不面目は追加的な抑止として働きうる。その法は、男性がその名前が公表されることを認識するときにだけ効果があるだろう、とエヴァは言う。

警察でさえも、その法がよりよく施行されるだろうということに合意する。しかし、彼らには資金と職員が欠けている、とレイキャヴィク警察の性犯罪部門の助検事シグリダー・ヒャルテステッドは言い、だから彼らは強姦と児童性虐待に調査に集中する。性暴力の犠牲者に支援を提供するセンターのスティガモットの長グドロン・ジョンスドッティアーは懐疑的だ。彼女は、警察がどこにその資源を向けるか決めると論じ、施行力の欠如は選択だと考えている。
 

それを定義する

ポルノの規制はすべての中で最も難しい。それは流通し売ることは、アイスランドでは1869年以来違法だ。その法を破ることは、理論的には罰金か6か月の投獄で罰することができる。現実には、レイキャヴィクの警察本庁から3分歩いたところで、2件の性販売店が「スペイン女学生2」から「Tranny-Condas」まで、映像や雑誌の寄せ集めを売っている。どちらの店も、何の問題も持っていない。売春に関して言えば、施行の欠如は部分的には資金のためだ。資源は希少なので、彼らはほとんど小児ポルノの調査に向かっている。

オンラインのみだらな素材の禁止は、現在の法制の自然な拡大だ、とその支持者は語る。ハードコアなものをハードコピーでこれ以上買う人はほとんどいない。政府の主要な懸念は、暴力的なポルノで、それは法律をこれに反映させたいと思っている、とグナースドッディアー女史は語る。しかしながら、そのためには、ポルノのはっきりとした定義が必要となる。それは、暴力的や下劣な性的行動の描写を含むべきだ、とアイスランド大学の法学部長ロバート・スパノは語る。彼はまた、一般的なパネルコードを修正する見方で、ポルノの概念を再定義する作業をしているアイスランド内務省の刑法についての常設委員会の議長も務める。彼は、暴力を伴う性描写を含んだポルノを禁止するノルウェーをありうるモデルとして引用する。

定義が何であれ、その禁止は法的に疑わしく、技術的に実行しがたく、効率的ではない、と運動団体の国際現代メディア研究所の常任理事スマリ・マッカーシーは論ずる。内務大臣のオグムンダール・ジョナソンへの公開書簡の中で、彼とほかの反対派は、オンラインポルノの禁止を、中国、イラン、そして北朝鮮の抑圧になぞらえる。アイスランド憲法は検閲を禁じている、とマッカーシー氏は論ずる。

スパノ氏はその憲法がまた、政府が「公共道徳を守る」ことを許している、と反論する。支持者は児童ポルノとヘイトスピーチに関する表現の自由についての既存の制限を指し示す。なぜ暴力的ポルノを制限しないのか?と彼らは訊ねる。

禁止は、哲学的にも実践上も厄介だ。暴力は、映像の間に起こっていることだけを参照するのか、それとも視聴者がのちに見るものも参照するのか、と、レイキャヴィク市議会議員で女性の性的幻想についての本の編集者でもあるヒルドゥアー・スヴェリスドッティアーは訊ねる。どちらが悪いのか?と彼女は訊ねる。薬物を打たれて売られた女性を取り上げた非暴力的なポルノか自発的に行われたサディスティックなハードコアポルノか?政府は、最も懸念すべきものがポルノ女優の権利なのかほかの女性の権利なのかを、表面上はポルノを使う男性からの保護の必要のために、決めなければならないだろう。

デンマークやオーストラリアのような、オンラインポルノのブラックリストは、無実のウェブサイトを禁止する危険がある。2008年に内部告発サイトのウィキリークスによって発表されたデンマークのリストには、間違いによって禁止された非ポルノサイトが含まれていた。すべての許可されたサイトを列挙した全国ホワイトリストもまた機能しないだろう。そしてクレジットカード会社に人々がわいせつ物をオンラインで買わないようにさせることは要点を得ないだろう。たくさんが無料で利用できるのだ。

禁止を施行することが難しいだろうが、それは価値すらあるのだろうか?ポルノが原因となりうる害についての小話はたくさんある。性的虐待を受けた子供たちのためのアイスランドのセンターのチルドレンズ・ハウスのソービョーグ・スヴェインスドッティアーは、ポルノを見た子供たちは、攻撃された子供たちと似たような症状を示す、という。レイキャヴィクにある虐待された女性の管理者サイスルードゥアー・グドムンズドッティアーは、女性がますます彼女たちが経験した暴力を、その夫のポルノの使用のせいにすると注記する。助検事のヒャルテステッド女史は、警察が、ますます明らかにポルノに影響を受けた強姦を見ていると語る。「それは、コピーペーストのようだ。ハードコアポルノからのまねのようなのだ。」

けれども、証拠には欠けており、探すことが欠けているのではない。ロサンゼルスのカリフォルニア大学の心理学教授のニール・マラムスによる研究は、ポルノを見ることは暴力的行為のリスクを増すことに貢献するが、性的攻撃をすでにしたいと思ってそれをたくさん見ている男だけだという。つまり、それは普通の男性を強姦魔に変えるのではないのだ。1970年代と80年代のアメリカ、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、そしてより最近には中国、フィンランド、日本などでの研究は、ポルノがますます利用できるようになるにつれ、それらの国々で強姦の数は安定したままか、むしろ減っていることを示す。

しかし、異なった国でのポルノの影響について広い結論を引き出すことは難しい、とマラムス氏は語る。あまりに多くの変数があるからだ。モントリオール大学のサイモン・ルイス・ラジューネッセは、男性の生活におけるポルノの役割と、いかにそれが彼らの性に対する姿勢に影響するかを研究する。彼は、ポルノを見る影響についての彼が出くわした研究の半分はそれが男性の見方を変え、半分はそうではないと言っているという。彼の研究を設計するとき、彼はいかにポルノの使用が広がっているかを見つけたいと思い、それを見たことのない男性ヴォランティアに大学で聞いたら、誰もいなかった。
 

ハードコアの害

誰もまだ、暴力的なポルノが自動的に性的暴力につながるということを証明できていない、とグンナースドッティアー女史は認める。「しかし、我々は反対も証明できていない。」彼女は付け加える。もし警察と性的暴力の犠牲者とともに働く人々がそのつながりに納得するのならば、「それは政府が動くのには十分だ」と彼女は語る。反対派は、政府は性教育の改善に焦点を当てた方がよいだろうという。

アイスランドは小さく同質で順法精神の高い島だ。性産業の禁止がもっと簡単にできる自由民主主義国を想像するのは難しい。だがしかし、うまく禁止を課すことは、巨大な費用と不確実な利益とともにやってくるだろう。
 

発行日: 
2013-04-20
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