ゴールドラッシュの前に - モンゴルの天然資源

モンゴルが豊かになる道は、利害関係者のいさかいで舗装されている

世界で最も早く成長する経済の一つ、モンゴルは、その新たに見つかった資源の素と自分自身が争っているとわかる。外国採掘会社と投資家は、その広大な地域の下の底の知れないたまものに目がくらんでいる。その国がその生得権をあまりに安く売っているという信念に迎合するポピュリスト政治家が、金の卵を産む前にそのめんどりを殺すかもしれないと恐れる外国人もいる。ほぼ間違いなくそうではない。しかし、「資源国家主義」は確かにめんどりにとって生活を不快なものにしている。

商品価格の下落とその輸出の85%を占める中国の減速のために、モンゴルの活発な経済は、2011年に17%を超えていたGDP成長が去年たった12%に、強烈に減速した。しかし、これらの目のくらむ数字によって生み出された利益は、多くのモンゴル人にとって分かりにくいままだ。首都ウランバートルの凍った大通りは渋滞している。セントラル・タワーのきらびやかなモールの中では、Tシャツで豪華な店を見て回るのに十分なほど暖かい。しかし、ウランバートルの130万の人々の半分以上は、その淵のしばしば水道も電気もないフェルトテントの掘っ立て小屋街である「ゲル地区」に住んでいる。IMFによれば、貧困生活をしているモンゴル人の数は、政府補助金のおかげで2011年に約10ポイント下がったという。しかし、それは依然として30%程度を貧困線以下に残している。彼らにとって、外国資金の流入の最も明白な効果は、鋭く上がる物価、計画されていない都市化、そして豊かに見える外国人訪問者と居住者の存在だ。

活気に満ちた若い民主主義では、たくさんの政治家がモンゴルの280万の人々に、その国が先進国平均所得に向かって突き進むにつれ、彼らはより良い生活ができて当然だと語る。去年6月の議会選挙で、約1/4の議席が、鉱山の地元管理を提言する「資源国家主義者」の下に行った。そのような国家主義者は、民主党に率いられた連立政府の大臣の約1/3を構成する。

選挙期間中に、モンゴルの石炭鉱山であるオヴート・トルゴイの外国人所有者がそれを中国の国有企業に売ろうとした時、スキャンダルが吹き荒れた。中国への商業的依存を鋭く意識しているモンゴル人たちは、中国が彼らに対する支配を得るどんな兆候にも敏感だ。「戦略的自主性外国投資法」が押し通され、承認手続きが厳しくなっている。モンゴルだけがそのような法を持っているわけでは決してないが、それは初期の反動の兆候だととられた。

大統領選挙が5月に予定されている。現職の民主党のツァヒアギーン・エルベグドルジは人気があり、外国投資開放派に近いとみなされている。しかし、彼の執務室からの新たな鉱山法案は、その制限が鉱業へのすべての新たな投資を思いとどまらせると主張するその産業からの抵抗の声を惹き起こしている。そして今月、その大統領は、現在問ドルで最も大きな計画であるオユ・トルゴイ(「トルコの丘」)または「OT」どうと金の鉱山について、外国人を攻撃した。OTは2020年までにGDPの1/3に貢献することが期待され、鉱業への外国投資によって加速された急成長の戦略の基礎になっている。34%程度のOTはモンゴル政府に所有され、66%は英豪系の鉱業大手リオ・ティントの子会社であるトルコ丘資源(オヴァート・トルゴイを所有する会社も支配している)によって所有されている。

この鉱山は、その最初の銅精鉱を生産しているところだ。それは、6月の終わりまでに商業生産を始めることが期待されている。その生産物を買う中国との国境からたったの80キロのゴビ砂漠では、それにかけられた野心的な望みにあわせるのによく軌道に乗っているように見える。しかし、その大統領は、2009年に投資協定が調印された時予定された以上にかかっている(今のところほぼ700万ドル)として、なぜかを説明するのに遅れているとして、経営陣にあまりに多く支払っているとして、そして想定されていたよりも多くの外国人を雇っているとして、その会社を非難した。これらの軽蔑に反駁して、OTはリオがその計画のリスクのほとんどを負っていると指摘した。それは、投資割合のためにその政府にカネを貸しており、その融資はもしその鉱山が十分な金を稼がなければ返済されない。

皮肉屋は、エルベグドルジ氏の長広舌は、その計画についての真の懸念と選挙に向けての姿勢のほかに、二つの関連した要素に負っているかもしれないと示唆する。一つは、その政府の広がる財政赤字だ。OTはすでに大きな納税者だ。圧力を重ねることによって、その政府はそこからより多くの利益を抽出することが望めるかもしれない。二つ目は、近くのタヴァン・トルゴイ石炭鉱山(TT)の、潜在的にさらに儲かる計画への大失敗だ。政府の現金給付の約束にあわせるために、TTからの石炭は、今それを掘り運ぶ費用よりも下の価格で中国に前売りした。TTの世界的株式売却の計画は保留されている。

だから、OTを巡るけんかは、政府にとってすべて悪いわけではない。そして、少なくとも、トルコ丘の一部への投資協定を再交渉したり収用したりした去年ほど脅威ではない。外国人事業家の間での独りよがりのコンセンサスは、政府はリオを、リオが政府を必要としているよりも必要としているというものだ。それはかなり正しいかもしれない。しかし、それは、政府がその外国提携者に疑念を抱くことを予想するなお一層の理由だ。高価は第二段階の地下鉱山計画への銀行融資を調達するOTの努力を助けることを拒絶することによって、それは強力なてこに気づいている。他での計画が削減に直面している世界的鉱業のストレスの時期には、これは危険なゲームだ。
 

わが名はチンギス

モンゴルは世界の投資家への自身の魅力を知っている。11月に、それは国際市場で15億ドルを調達した。国家的英雄ジンギスカンにちなんで「チンギス」と呼ばれることが避けられないその国債は、かなり申込み過剰で、例えばスペインの利用できる条件よりも良い条件で最初取引された。しかし、チンギスの価格は、その名と同じくらい変動的で、利害関係者紛争にはるかに脆弱だと証明されている。投資家の中には、政府がその行為を穏やかにするよう望んでいるものもいる。しかし、中国とユーラシア大陸のほとんどの征服者であるジンギスの地は、債券市場の三文文士の前で本当に卵からかえるのだろうか?

Banyan欄より
 

発行日: 
2013-02-16
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