川はそこを通って流れる ― 社会資本建設

社会資本の自然実験

1969年に、ニール・アームストロングは月に降り立った。ボーイング747がその処女飛行を行い、インディアナ州とケンタッキー州はオハイオ川にかける橋に照準を合わせた。計画者たちは、南部インディアナとケンタッキーのルイスヴィルの町のより良い接続を望んだ。しかし、連邦と州政府は、そのような投資を行うのに悪名高いほど遅く、だから建設が差し迫った点に到達するのにアメリカが40年かかったのも驚くべきことではない。

今ではオハイオ川橋梁計画として知られるその計画は、二つの新しい橋を要求する。一つはルイスヴィルの下町に、そしてもう一つは少し町の外にできるだろう。建設は今年の夏に始まることが期待され、それらはともに2016年に開通すべきだ。

その新しい橋の両方を建設するのによい理由がたくさんある。それらは地域の可動性を高め、職を生み出し、市場へのアクセスを改善し、交通をより効率的にする。しかし、その計画の普通ではない側面の一つは、インディアナ州とケンタッキー州が社会資本調達の二つの方法を試すために、世界最高の自然の実験の一つを無意識のうちに作りだしたことだ。

下町の橋は、ケンタッキーにより建設されており、イーストエンド橋と呼ばれる別のものはインディアナによって建設されている。しかし、インディアナが官民提携〈PPP〉を認める一方で、ケンタッキーはそうではない。だから、下町の橋は伝統的な方法で調達され、イーストエンド橋はPPPを使うだろう。

両方の橋は、同じ会社によって設計され建設されている。シカゴに本社があるウォルシュ建設だ。二つは同一ではないが似ている。今までのところ、二つの計画の推定費用は、両方の橋の出入り口、トンネル、そしてインターチェンジをまとめているので、まだ7.63億ドルのPPPの橋と8.6億ドルの伝統的な橋を比べることはできない。にもかかわらず、インディアナの運輸局によると、インディアナの橋が伝統的な調達として始まった時、PPPへの動きは提案された建設費用で2,25億ドルの節約を生み出しており、勘整備が8か月短くなったとみられるという。

それらの橋の最も興味深い比較は、長期にわたるものだ。PPPの橋にとって、初期資本投資の責任は、35年の維持管理と運営費用とまとまっている。WVBイーストエンドパートナーズと呼ばれる特別目的事業体は、資金調達をしその橋の維持管理をする。ウォルシュもまたこの事業体のパートナーであり、戦略投資担当副社長のグレッグ・チャムブロンは、WVBが、入札段階で、その入札を最適化し35年の契約期間中の費用を削減する努力として、LED照明の使用、より頑丈な舗装、そして再塗装の必要がない「耐候性鋼材」というような多くの代替設計を見ていると語る。

これは、これは、PPPの橋が35年間良い形を保ち、その相手よりも維持費用が安いかもしれないという仮説を支持するだろう。運が良ければ、けれども、アメリカ人がPPPに温かくなるのにそれほどかからないだろう。ワシントンDCのシンクタンク、ブルッキングス研究所はPPPを通しての社会資本に関わる額が1998-2007年の間に5倍に増えたと2011年に計算した。にもかかわらず、1990-2006年の間にアメリカ多たった100億ドルしかPPPで交通社会資本を調達しなかった。同じ期間に、経済が1/6の英国では、その合計は500億ドルだった。
 

発行日: 
2013-03-02
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