まもなく開店 - ミャンマーはビジネスの準備ができている

ミャンマーの企業にとっての大きな機会と大きな問題
 
「世界で最も活発な地域の6,000万の人口がいる国が突然ビジネスに開かれるということは、毎日起こるようなことではない。」シンガポールのコンサルタント、ハンス・ヴリエンスは論ずる。かつて孤立した国だったのが、軍事独裁から何かそれほど悪くないものに変わるにつれての、ミャンマーの見通しを表現している。
 
チーク、鉱物、石油、ガスなどが豊かで、半世紀前にミャンマーはその地域でより繁栄している国の一つだった。何十年にもわたる国家社会主義は、抑圧と犠牲を強いた。しかし、今、ミャンマーは現実世界に復帰するようだ。軍隊はその統制を幾分緩め、政府は海外投資に目を向けている。その経済は、かつての名声を回復するのか?ミャンマーの改革は、外交的な報酬を勝ち得るかも知れない。アメリカと欧州連合は、選挙をごまかし反対派を投獄する体制を罰するために1990年代に徹底的な経済制裁を科した。これらは解除されるかも知れない。それは、特に西側からの外国企業が流入するのを許すだろう。すでに動いている国もある。アメリカは、IMFと世界銀行のグループに、政府がその国の硬直した金融制度を現代化するのを助けるために、部分的にその国に入ることを許している。EUは、政府の指導的なメンバーに対するヴィザの発給制限を廃止し、4月にさらなる緩和を発表するつもりである。
 
西側企業は、その国の巨大な人口、豊富な天然資源、そして現代の製品やサーヴィスに対する明白な需要に興奮している。ミャンマーの時計は、将軍たちが国を乗っ取った1960年代の初めのどこかで止まっており、そのためにその国民はすべてのものに飢えている。車を持っている人はほとんどおらず、アジアの多くで群生しているきらめくような商店街やスーパーマーケットはほとんど無い。ヴリエンス氏は、投資家たちが、金融からホテルや食品加工まですべての分野で機会を見ていると語る。
 
ミャンマーの新政府は、西側の投資家を喜んで採用している。何年にもわたる制裁の間、石油、木材や他の天然資源を採掘するのに熱心な中国企業が主要な大投資家だった。これらの企業は地元の労働者に多くを還元したり、環境へ注意を払ったりすることはほとんど無かった。今では、ミャンマーには別の選択肢がある。
 
その国を外国人投資家により魅力的なものにするために、その政府は、たった1年の間にその国の法的経済的制度の広範な改革を大急ぎでしようとしている。新しい土地と投資法が起草されており、経済特区が作られており、すべての地区からの助言を懇請している。高官は、その国を、中国、インド、そして東南アジアという世界で3つの急速に成長する市場に簡単に接続できる、「戦略的中心」だと描く。
 
しかしながら、それは依然として事業をするには難しい場所だろう。まず、為替レートが操作されている。公式レートは1ドル6チャットだが、より現実的な闇市場のレートは約800だ。その国には正しい銀行制度がない。開放の新しい精神の下で、高官は不正が蔓延していることを認める。それは穏やかに言ったものだ。監視団体のトランスパレンシー・インターナショナルは、その国を183ヶ国中180位に位置付けている。機能する法制度を打ち立てるには、長い時間がかかりうる。
 
制裁にもかかわらず、何社かはミャンマーで何年にもわたってよくやっている。フランスの石油会社、トタルは、いやな場所で事業をするのになれている。ドイツの配送会社DHLは、信用できる郵便サーヴィスがないことから利益を得ている。しかし、これらは例外だ。もしミャンマーが広い基盤を持つアジアの好況に参加したいと思うのならば、それはこれから何年にもわたって改革し続けなければならない。
 
 
発行日: 
2012-03-03
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