恥ずべき鉱物 - コンゴ民主共和国での事業

それはどれだけ悪いのか?

コンゴでの事業情勢は「ひどい」、とキンシャサのある政府顧問は語る。どんな無頓着な訪問者もたぶん気づいている。交通警察は理由なく車を止め、割り込み、金を払うまで出ていかない。7-8人で会社の事務所にやってきた徴税人は、もちろん、交渉で値下げしうる要求をする。その中部アフリカの国最大の事業、土を掘って貴重な鉱物を抽出することが、それほど汚れていても、あまり不思議ではない。元国連事務局長コフィ・アナンによって率いられたある専門家パネルは、2010-12年の間に結ばれた5つの協定を見て、政府所有鉱山が売られた総額と、それらの価値についての独自調査を比べた。それは、その国の健康教育年間予算の倍に当たる13.6億ドルの差を見つけた。そして、これらの協定は、行われたすべての安売りのほんの小さな部分だ、と5月10日に南アフリカのケープタウンでアナン氏が発表したその報告は言う。
 

コフィの疑問

その報告は、いくらかの困らせる詳細を強調する。例えば、ロンドンに上場しているカザフの鉱山会社ENRCは、たった1か月前にそれに1,500万ドル払ったばかりのイスラエルの事業家ダン・ゲートラーによって所有される会社からそれを7,500万ドルで獲得するためだけに、コンゴの国有鉱山会社ジェカマインズに所有されている鉱山事業の株を買い取る権利を放棄した。ゲートラー氏はコンゴの大統領ジョセフ・カビラに近い。英国の重大不正捜査局によって調査されているENRCは、去年コンゴで3番目に大きな銅生産者だった。ENRCとゲートラー氏の両氏は悪事を否定する。

アフリカ諸国はしばしば鉱業について合理的な税を集めるのに失敗する、とアナン氏のパネルは言う。例えば、ザンビアの銅輸出は2011年に100億ドルの価値があったが、その鉱業からの税収は貧弱な2.4億ドルだった。鉱山会社が海外投資手段を利益のための導管として広く使うことは、節税の余地を作り出している。それらの使用は先進国の会社に限られたものではない。アンゴラが中国に輸出している石油の多くは、中国国際基金と呼ばれる会社を経由している。その取引価格は公表されていない。

とても貧しい国々の標準によってさえも、コンゴはひどく悪い点だ。その国は、1965-97年に支配したヒョウ柄の帽子をかぶった専制君主のモブツ・セセ・セコの下で麻痺状態になった。それはそれから膨大な死者を残した2つの内戦で焼き払われた。

カビラ氏は2006年に政府をきれいにすることを約束して当選した。彼はまだ実現していない。採鉱者たちは依然として大臣に会うのに5ケタの金額を支払うよう求められる。自身の手をきれいにしておくために、支払いをするための「コンサルタント」を雇うものもいる。その支払いは両方のやり方で働く、と政府顧問は言う。「もし誰かが1,000万ドル稼ぐために10万ドルを提示すれば、それに抵抗するのにとても強くなければならない。」

ENRCは、政府が議論を呼ぶやり方でその以前の所有者であるカナダのファースト・クォンタム・ミネラルズからはぎ取ったコルワジの町のそばの銅とコバルトの鉱滓計画を、それが買った2010年に、コンゴで人々を驚かせた。その鉱滓計画は、進められるのを待つのに、どうしてもお金を積み上げる。しかし、それは2015年まで生産を始めない。去年、ENRCはファースト・クォンタムに12.5億ドルの支払いをし、5.5億ドルでゲートラー氏との手を切った。

11月に、国際金融基金は、別のENRCの銅計画コミデへの持ち分についての、国有鉱山会社のジェカマインズとゲートラー氏との間の2011年の取引を完全に説明することをその政府が拒否した後に、コンゴとのその融資計画を中止した。

コンゴの首相マタタ・ポニョ・マポンは変化を約束する。元財務大臣の彼は、改革者としての評判を持っている。彼は、去年その経済を7%以上成長させた一方で、インフレを阻止した。彼は公務員への支払いを現金の代わりに銀行振り込みにし始め、存在しないにもかかわらず給与を引き出す何千もの「幽霊」従業員を摘発している。

1月に、IMFの騒動の後で、ポニョ氏は彼が国有企業を制御し、その産業の透明度を高めるだろうと語った。「我々は、鉱山契約を行っておらず、我が国の資産が過小評価され、政府がその国有鉱山会社が何をしているのか知らない状況を避けなければならない。」彼は1月にある会議で鉱業者と役人に語った。

しかしながら、これらの決定は、彼がするものではないかもしれない。カビラ氏の仲間は国有企業を支配し、政府筋とIMFによれば、コミデの契約の詳細の公開を邪魔しているのはカビラ氏自身だったという。コンゴの高官はいかに彼らの巨大な鉱物資源が「地理的醜聞」かについて語るのを好む。醜聞とは言い得て妙だ。

去年、フリーポート=マクモランとグレンコア・エクストラータを含んだコンゴの鉱業者は、その国から67億ドル相当の銅とコバルトを輸出した。もしその国がよりよく運営されていれば、それよりもはるかに多かっただろう。3月に、国連開発計画は、コンゴを世界でもっとも開発の遅れた国だと名指しした。それは、砂漠のニジェールと同じだったのだ。
 

発行日: 
2013-05-18
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