大物よさようなら - コートジボワール、ガーナ、ナイジェリア

アフリカの多くでの統治は見た目に改善しているが、進歩は平たんではない

午前7時にコートジボワールの商業首都アビジャンを去ると、公務員ラッシュアワーと呼ばれるものに飛び込む。大統領は、行政官はその机に午前7時半につかなければならないと命令し、ほとんどはそうしている。ある西側の大使は疑い深い態度でいう。「もし会議に5分遅れれば、5分間失っているんだ。」

かさ上げされた2車線を走って事務所に向かうと、公務員たちがエレヴェーターに乗り込み、近代的なガラス張りの塔の上階の机に上る。こそこそと暇つぶしのためのiPadなどの電化製品を持っているものもいる。

コートジボワールの統治は見えるほどによいものではめったにない。賄賂は依然として会議よりも早く問題を解決する。野党は意地悪くもっとも最近の選挙をボイコットした。政治風景の間に深い裂け目が通っている。だがしかし、国家会計は秩序を保っており、債務は減っており、新しい道路が建設されている。これが、アフリカの多くでの絵だ。ナイジェリアのような資源の豊富な国では特にさらに多くのことをする必要があるけれども、ガーナでのように権力の分配はより公平になっており、その使用はより要求にかなうようになっている。

アフリカの政府は、単に貧者の多くを改善するためだけではなく、よい統治の重要性を受け入れ始めている。大統領専用機に乗った支配者たちは、ダヴォスの世界経済会議でその持ち物を誇示し、「能力開発」への不朽の関心を宣言する。そのジャーゴンの後ろには、注目すべき変化が起こっている。アフリカでの権力分配の既定の手段は今では選挙を行うことで、選挙は一般的にはより公平になっている。懐疑的な者たちは有権者の不正や脅迫を正当に嘆き、たくさんの投票が依然として盗まれている。しかし、独裁者たちが敢えて彼ら自身に与えようとする勝利の票差は縮んでいる。実に、引退に追い込まれた少なからぬものたちが、全国的な民主主義を許すことによって彼らがとめることのできない何かを始めてしまっていることを発見している。

1991年まで、与党が平和裏に選挙で追い出されるかはほとんどわからなかった。その年にベナンが最初に印をつけて以来、それはほぼ3ダースになるほど起こっている。多くの国では、ガーナが1992年と2000年にも再びしたように、そのような事件は仮の利得を固めている。コートジボワールからガーナに国境を越えると、訪問者は直ちにここでの民主的表現が制限されていないと気づく。選挙が行われており、与野党の支持者は快活にそれぞれ道の片側に並び、メガホンを持って旗をなびかせている。2011年のGDPが14%伸び、現在の政府が印象的な成果を達成しているにもかかわらず、世論調査は二つの主要政党が互角に置いている。

その道路を数時間行き、タコラディの町を少し過ぎたところで、その国の経済的ターボチャージャーが目に入ってくる。パイプラインが道路に沿って走り、鉱員たちが貯蔵タンクのための巨大な穴を掘っている。巨大な油田が近くに見つかっているが、祝福は沈黙した。ガーナ人たちは、資源の富鉱帯が危険になりうり、政治家は強欲になるかもしれないので、行政官は今石油収入の大きな流入を取り扱うために訓練されている。首都アクラの郊外のきちんと刈り込まれた芝生がある緑の茂ったキャンパスで、彼らは透明性、説明責任、そして移転価格の複雑さについて学んでいる。

このことは重要だ。より良い統治のための最大の障害物のいくつかは、残忍な暴君ではなく、官僚的能力の欠如と分断された野党だ。歳とった独裁者は最後には死ぬが、悪習はひとりでには無くならない。現在89歳のジンバブエの独裁者ロバート・ムガベは、もっとも最近の選挙から権力を分かち合うことを強いられているそのライヴァルがその仕事をよりよくやるのならば、退けられうる。さらに、隣のザンビアでは、野党政治家が2011年にくたびれた政府を打ち負かし、政権に就いた。

幸運なことに、能力がアフリカで上昇している。無用の長物は依然として作り出されているが、今では一般的により大きくて包括的な人々の集団のためのものだ。2010年のワールドカップのために建設された南アフリカのサッカースタジアムはその範疇に入り、多くの新しいダムや空港もそうだ。

政治家や高官は、そのような計画を運営するための新たな技能を学んでいる。その変化を定量化するのは難しいが、その大陸中で省庁をだらだら入ったり出たりすると、多くの信頼を築き上げる。たくさんの欠点と不正の申し立てがあるが、かなりの数のアフリカ諸国で、官僚機構は例えばインドの標準からそうは遅れていない。

交通管理は特によくなっている。アクラからバスに乗って1日でアフリカの国境を3つ越えることはためになる。日が登ると出発し、その15席のバスは簡単にトーゴに入り、うまく運営された港の設備や倉庫を通過する。1時間後、それはベナンに到着する。運転手は、交通警察官の広げた手を無視する。さらに数時間後、そのバスは、アフリカ最大の市場のオニチャに向かう途中の多数の込み合ったローリーの中でナイジェリアに到着する。ほとんどのバスの乗客は職業人で、毎週通っている何人かの通信技術者もいた。すべての4つの国が賢明な乗換政策を持っており、お互い活発に取引している。

この変化が引き起こしているものは何か?アフリカ中で有権者と指導者の両方がひと世代前と比べてすらもよりよく教育されている。権力を持っている多くが、その家族で最初の学位保持者だ。政治討論の水準は、より良い学校、近代的なメディア、そして彼らに新しい考えをもたらす国外居住者の帰国のおかげで上がっている。

特に得られる一つの教訓が明白になっているようだ。固くて耐用性のある組織の必要だ。過去には、よい実践は、現職が変わった後にあまりにしばしば急に消滅した。外国顧問は組織建設の必要を反復徹底する。「TBからMoまでみんなが我々にそのことについて説得する。」オックスフォードで教育を受けたある高官は、元英国首相で今はアフリカの統治計画を運営しているトニー・ブレアと、英国系スーダン人の通信の億万長者で政治指導者を表彰しているモ・イブラヒムを参照して言う。

ここでは大きさが重要だ。ベナンは立派に民主的だ。それは都市の数よりも多くの政党を持っている。しかし、たった900万人しか人口がおらず、それにはほとんど重みがない。一方、ナイジェリアには1.6億人がおり、ケニアや南アフリカとともにそれは地域的な会議や組織で基調を作る。そしてそれは依然として物事を正しくするのに苦労している。議長が2011年に職を去る前に少し余分のお金を必要とした時、(年に100万ドル以上の上に報酬と経費を受け取っている)彼は、自分自身に6,500万ドルの政府融資を与えた。彼は告発されたが、のちに放免された。

ナイジェリアは不正で有名だが、問題となっているのは盗み以上のものだ。エリートのメンバーは組織的に国庫を略奪し、それから彼ら自身を守るために選挙制度をひっくり返す。みんながそれを知っており、政府の中の数少ない率直な人がそれをおおっぴらに話す。たぶん、アフリカ最大の産油国の実体の(しかし誤って報告された)石油収入のたぶん半分が無くなっている。穏やかな推計は、毎年少なくとも40-80億ドルが盗まれていることを示唆しており、そのお金は学校や病院のために払うことができたものだ。一人の高官は、1960年の独立以来、その国は3,800億ドル以上を失っていると計算する。しかし、たった一人の政治家すらも汚職で投獄されていない。アフリカが正しく機能するその日には、アフリカの将来への戦いは勝つだろう。
 

一度に一歩

そのような結果は驚くべきことではない。長い間混沌と不正行為の典型の、商業首都のラゴスを例にとってみる。アクラからのバスは、込み合った交通の8車線の橋の上をすこしづつ動く。最後の30マイルは、それまでの300マイルよりも長くかかる。その町は息苦しくさせる。道路は毎日込み合う。通勤者は時に車の中で眠る。ビジネスマンは、事務所の外での会議は多くとも1日2回だ。大西洋沿いの沼地に建てられたラゴスは、未計画で広がる。住民の3人に2人は、木のスラムに住んでいる。すでに2,000万人の人々の故郷のその町は、人世代以内に大きさで倍になると予想されている。1970年代にほとんどの社会資本が建設された時、その人口はたぶん200万だった。

しかし、助けもやって来ている。ラゴスの知事ババトゥンデ・ファショラは、街をきれいにする印象的な作戦を始めている。午後9時にバスがやっと到着したヤババス停は、かつてはすりと乱暴な売り子でいっぱいだった。今では、そこにはタクシーのためのきちんと並んだ列がある。中国人が巨大な都市鉄道網を建設している。公共のバスは別のレーンを割り当てられている。その知事がそれらが承認されていない車によって使われていると聞いた時、彼はある朝大股で歩き、市民に気を失った大佐を逮捕させた。

その知事は混雑に向けて戯れるが、しないわけがあろうか?ラゴスの変化は勝利する価値がある。その経済は、今ではケニア全体のものよりも大きい。税収は10年ちょっとで400万ドルから9,700万ドルに増えている。税率は同じだが、手数料を得る民間税務「農民」の展開のおかげで、税額が劇的に増えているのだ。より良い統治はその大都市を越えて徐々に広がっている。貧困にあえぐ中央ナイジェリアのエキティ州知事に電子メールを送った時、数分以内に全内閣にコピーをつけて訪問を助けるという旨の返信を得る。北への6時間の運転の後で、州都のアド・エキティ中で7つのインタビューが数時間の間で調整される。内閣のメンバーはほとんどが外国で教育を受け、高い目的意識を持ち、民間部門での経験を持つ。新しい雇用機関は職の広告をテキストメッセージで送る。すべての中等学校の生徒はソーラーパネル付の無料のラップトップを持っている。教師を含んだすべての公務員は、毎年テストを受ける。失敗したものは職を失うのだ。

確かに、この種の統治は依然として例外だ。両側に時に不潔な掘っ立て小屋が点在する赤土が広がる北へのさらに6時間の運転で到着する首都のアブジャへの訪問は、落ち着かせるものだ。沼地のラゴスを逃れるために、20年前に政府はここに動いた。今ではそれは元の首都と同じくらい混沌としている。燃料補助計画だけでも、3年間で68億ドルが盗まれるという費用を政府にかけている(市場をゆがませる補助金それ自身による何十億ドルの無駄の上にだ)。高官と石油会社との間のいかがわしい取引は、過去10年で推計290億ドルを飲み込んでいる。だが、半分以上のナイジェリア人は1日1ドル以下で生活しており、電線網が崩壊しているので、ほとんどまったく電気がないのだ。

だが、アブジャでさえも望みがないわけではない。新しい環状道路に沿って点在するきらびやかな省庁の中で、改革者の一団が働いている。彼らは少数派だが、恐れを知らないようだ。中央銀行総裁は金融部門の片づけを始めている。(最近「改革できないものを改革する:Reforming the Unreformable」という名の回顧録を出版した)財務大臣のンコジ・オコンジョ=イウェアラは、燃料補助金を減らしており、ゆえに盗みの範囲も減らしている。大統領執務室の特別タスクフォースは、電力資産を民営化している。改革者たちは、負けるのを待ち構えている狡猾な犯罪者たちからと同様に、当然のことながら疑いを持った大衆からの強い反対に直面している。よい奴らは勝っているが、彼らが勝利を収めるまでには長くかかるだろう。

Emerging Africa欄より
 

発行日: 
2013-03-02
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