象の目のように高く - カナダの小麦

 

自由貿易がついにプレーリーにやってきた
 
8月1日に、世界恐慌の時に立ち上げられたカナダ小麦委員会(CWB)がプレーリーの穀物販売の独占を失って、一つの時代が終わる。その変化に賛成する人、反対する人の両方による準備は、かなり進んでいる。先月、最大の穀物取引業者ヴィテラは、世界最大の商品取引業者であるスイス企業のグレンコアによる61億カナダドル(62億ドル)の買収を受け入れた。5年前まで、ヴィテラはサスカチュワン小麦プールと呼ばれており、(CWBのような)農家が所有する協同組合だった。その買収は静かに迎えられた。
 
それは、2010年の買収の試みに対する民族派の反応とは対照的だ。英オーストラリア系の鉱業大手BHPビリトンによる別のプレーリーのビジネスのあこがれの的で、州と連邦の両方の政府によって妨害されたサスカチュワンカリ会社の買収だ。サスカチュワン政府によって命令された独立調査は、「結局」農家はヴィテラの買収から利益を得るだろうと結論付けた。
 
にもかかわらず、多くの農家は古い秩序の消滅を嘆く。彼らの小麦委員会への愛着は、それが彼らに与える安定的な収入からだけではなく、彼らの先祖たちの大きな穀物会社に対する不平からも来ている。去年、カナダ小麦委員会の友は、変化と戦い始め、農業大臣が農家の間での一般投票を最初に行うことなしにその独占を委員会から剥ぎ取ることにより法を破っていると主張する訴訟に勝った。しかし、6月18日に、連邦控訴裁判所は農家の主張を退ける裁定を行った。それは、小麦委員会の独占と170億カナダドルの農家の損害の回復を求めた集団によって提起された集団訴訟を運命づけたように見える。
 
市場開放を推進するスティーヴン・ハーパーの保守党政府は、経路を変えそうもない。それは、若い農家と広い農地を持った農家は、もし彼らが自由に市場で売ることができたら、彼らがより良い収入を得ることができると考えていることを知っている。ゲルフ大学による研究は、その委員会が価格変動の時期に良い成績を上げていないことを見つけて、この見方を支持している。
 
ハーパー氏は自由貿易を信奉しており、欧州連合との貿易協定を交渉している。メキシコのロス・カボスでの今週のG20サミットで、彼はカナダが環太平洋自由貿易協定の話し合いに参加することを発表した。これらの潜在的な新しい提携者たちの多くは、カナダがその食料供給管理において長引いている保護主義を終わらせなければならないと論ずるだろう。マーケティング委員会は、依然として酪農と家禽製品の生産と輸入を管理している。これらの事例の生産者のほとんどは、それぞれが保守党の中心地と主要な政治目標であるオンタリオとケベックに位置している。おそらく、真の革命はこれから始まるだろう。
 
 
発行日: 
2012-06-23
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