資本主義者の機械を直す

アメリカの起業家精神を生き返らせる幾つかの賢明な考え

アメリカは、第二次世界大戦以降ずっと世界で最も重要な成長機械だった。1950年代と60年代に、そのGDPは、その経済の成熟にもかかわらず、年に3%成長した。1970年代には、それはスタグフレーションを我慢したが、レーガン革命が起業家精神を生き返らせ、その成長率は1990年代には3%に戻った。その機械は、アメリカにとってと同じように世界にとってもよい。それは、資本主義の福音を広げ、アメリカンドリームをグローバルドリームに変えるのを助けた。

今、その成長機械は困難に見舞われている。それは2007-08年の金融危機でほとんど爆発した。しかし、それ以前であっても揺れ動いていた。その機械の三つのもっとも強力なピストン(資本市場、革新、そして知識経済)を調べると、それらが10年間うまく機能していないことを発見する。

合衆国は、かつて世界で最も事業友好的な資本市場を自慢していた。しかし、ロバート・リタンとカール・シュラムが新著「より良い資本主義」の中で指摘しているように、近年、その自慢はうつろに鳴っている。事業資本家は、特にその90%が明確な利益を生み出すことができていないので、その支出を削減し、その過程の中のより冒険的な会社を厄介払いしている。新規上場の数は、1990年代の年平均547件からそれ以降の192件に下がっている。これは劇的に、新しい高成長の会社の供給を削減している。創業5年以内の会社が、1980年から金融危機の間にアメリカ経済に加わった4,000万の職の純増のほぼすべてを供給していることを考えると、それは失業にとって陰鬱なニュースだ。

アメリカはまた、最も事業友好的な移民政策を持っている国の一つだったものだ。2010年のフォーチュン500のたっぷり18%は、移民によって創業された(その中には、AT&T、デュポン、イーベイ、グーグル、クラフト、ハインツ、そしてプロクター&ギャンブルがある)。移民の子供も含めると、その数字は40%になる。移民は、1995-2005年の間に1/4の成功したハイテク、そして技術会社を創業した。彼らは同じ学歴を持ったアメリカ生まれの人々の倍の率で特許を取得している。しかし、アメリカの移民政策は、過去10年間にわたって劇的に厳しくなっている。その時期には、カナダのようなほかの豊かな国々の中には熟練移民を得ようともとめ続けている国もあり、一方中国やインドのようなものすごい新しい機会が新興市場で開いている。ほかの国が赤いじゅうたんを敷いているときに、なぜアメリカのヴィザの障害物コースに我慢しなければならないのか?

最後に、アメリカは世界で最も事業友好的な大学を長く自慢してきた。1/5のアメリカの新興企業は大学とつながっており、スタンフォードやMITのような偉大な学校は何千もの事業を生む。しかし、その大学=事業ブームはかすんでいるように見える。例えば、健康関連研究への連邦支出は、1993年の200億ドルから2008年には300億ドルに増えたが、食品医薬品局によって承認された新薬は、1996年の50をピークに2008年にはたった15に減っている。その学校の考えを商業化する最初の権利をかなり持っている大学技術局は、ぎこちない官僚制に進化している。国立保健研究所によって寄付を与えられる研究者の平均年齢は50歳で、上昇している。

これらの問題は、すべて、既存の企業よりも起業家により重くのしかかる。外国生まれの起業家は市民権を得るのがより難しくなっていると感じている。学者たちはその考えを商業化するのが難しいと思っている。すべての種類の起業家は、起業資金を得て、その会社を公開するのが難しいと感じている。アメリカの資本主義は、ヨーロッパのいとこのようになっている。増えている規制の違反状に対処できる規模と範囲を持った既存の企業はよくやっているが、新しい会社はつるの上でしおれるか、既存の企業に売るかしている。

この心配な傾向を逆転させるために何ができるのか?リタン氏とシュラム氏は、詳細な答えを提供する。彼らは、特にそれが政治的エリートが問題の深刻さを認識し始めていることを示唆しているので、最近のJOBS法が正しい方向への一歩だったと注目する。その法は、新しい会社を最初の5年間、(連続した企業スキャンダルへの反応として2002年に可決された)厄介なサーベンス・オクスレー(SOX)規制から除外する。その法は、会社が未公開時に持つことのできる株主の数を(499人から2,000人に)4倍にする。それは、クラウドファンディングの障害を取り除く。しかし、リタン氏とシュラム氏はまた、独自の多くの提案を持っている。

彼らの考えのいくつかは一般的だ。彼らは、科学、技術、工学または数学を学びにアメリカに来るすべての外国人に、政府はグリーンカードを与えるべきだと提案する。より革新的なものもある。10年前にゼロだったものから1兆ドル産業に成長している上場投資信託は、見通しのある新企業を高い頻度で取引するトレーダーの無定見に対して脆弱にしている。だから、彼らにそのような信託の株のバスケットから外すようさせたらどうだろう?SOXは、新しい会社の供給を、投資家保護の名のもとに減らしている。だから、小さな会社に株主が正しく警告するまでそこから除外させたらどうだろう?その著者たちはまた、大学技術局がその独占を失い、教授たちに彼らの革新を利用するより大きな自由を与えるべきだと論ずる。
 

ロムニーとオバマはこれを読むだろうか?

これらはみな賞賛すべき考えだ。リタン氏とシュラム氏は、大プロジェクトに連邦支出を要求することに抵抗している。彼らは赤字をアメリカの成長にとって最も深刻な長期的脅威だとみなしているのだ。彼らはまた、学術的な抽象化に陥る代わりに、実生活の起業家の問題に応用している。しかし、そのような賢明な本を大統領選挙の真ん中に予感なしに読むことは難しい。共和党がロナルド・レーガンの移民への熱狂を忘れることに没頭し、民主党が事業家たちを悪魔化するのに熱心な中で、アメリカの起業家はかつてよりもさらに危険にさらされている。
 

発行日: 
2012-09-29
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