カナダのジェンダーサイド - オンタリオの歪んだ性比率

 

幾つかの民族集団で多くの男の子が女の子よりも生まれている、とある研究は示す
 
「ほしい家族を作ろう、男の子か女の子か。」カナダ国境の南を車で2時間いったところにあるアメリカの医療機関の生殖医療ワシントンセンターの宣伝が掲載された。カナダでは、試験管受精を行って子供の性を選ぶことは違法だ。しかし、しばらくの間、それが、南アジアの移民のための新聞のインド=カナディアン・ヴォイスに載った。
 
性選択は、圧倒的に中国やインドとかかわっている。しかし、それは豊かな国々にも広がっているかもしれない。カナダ医療協会ジャーナル(CMAJ)に4月16日に掲載されたある研究は、2002-07年にオンタリオ州で生まれた76.7万人の新生児を見、それをその母親の出身国とチェックした。
 
第一子では、性比率は105人の男児に対して100人の女児と普通だった。(男児の方が少し子供の病気に弱いので、この率は結婚年齢になれば同じ率になる。)第二子は、カナダ生まれの母親ではその比率はふつうだった。しかし、韓国生まれの母親は100人の女児に対して120人の男児を生んだ。そして、インド、フィリピン、それからほかの東アジアの母親ではその率は100人に対して110-111人だった。インドでのこの傾向への説明は、カップルは第一子はどちらの性でも歓迎するが、もしそれが娘ならば2番目を息子にする者もいるということだ。それは、第三子についてはよりよくあてはまる。オンタリオでは、インド生まれの母親は1,883人の男児と1,385人の女児を生んでおり、その率はかなり歪んだ136対100だ。
 
その研究は、議論を呼ぶものであることをはっきりと示した。ナショナル・ポスト紙のコラムニスト、ジョナサン・ケイは、(1988年以来中絶に対して何の法的制限もない)カナダで新しい中絶法を起草するよう揺さぶっても当然だと論ずる。CMAJの前の編集者は、医者は妊娠30週になるまで子供の性別をその親に教えるべきではないと論ずる。産婦人科協会はこの提案を拒絶した。
 
トロント大学のプラバット・ジャは、歪んだ性比率は、選択的中絶以外の要因によるものかもしれないと論ずる。息子を望む女性の移民率が高いといったことだ。その研究の主著者のジョエル・レイは、その研究は比率が歪んでいる理由を示していないと認めた。いいでしょう、2001-06の国勢調査は第三子についてさらにより大きな違いがあることを示した。インドや中国では性選択中絶は人道に対する罪だとみなされている。なぜカナダではそれに違った見方をすべきなのか?
 
 
発行日: 
2012-05-05
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