アル=カーイダがねぐらを支配するところで - 分割されたマリ

アル=カーイダとつながったイスラム主義戦士たちは、北西アフリカの一帯を支配する

エジプト、リビア、そしてチュニジアでの西側の外交職への攻撃は、北アフリカムスリム過激派にスポットライトを当てている。しかし、はるか南のサハラ砂漠では、アル=カーイダとつながりを持つ集団が前進している。民族の権利のために戦う反乱軍とともに動き、彼らはフランスほどの大きさの地域である北部マリを3月の終わりのたった3日で征服した。そして、過激派からの避難所が不安定なパキスタンやイエメンとは対照的に、ここでは彼らは完全に支配している。

伝説的な町トンブクトゥから外に広がる人口密度の低い土地は、暴力的なイスラム主義者が自由に新兵を訓練し、武器を運び、テロ攻撃を計画する広大な無法地帯になっている。それは、ベンガジのアメリカ領事館への最近の攻撃の後ろにいたと考えられるAnsar al-Shariaを含んだ、地中海からギニア湾にいたるあちこちで同盟者を持つイスラム・マグレブのアル=カーイダ(AQIM)の指揮下にある。

その北部マリ支部は自分の権力構造を立ち上げるのに忙しい。最初に征服を率いたトゥアレグ族反乱軍は、脇に追いやられている。二つの地元のアル=カーイダの前線は分かれた領地に切り出されている。トンブクトゥを支配するAnsar al-Dineは、機能する市民行政を作り出すのに失敗したが、より穏健で、地元の指導者たちと協力しようとしている。ガオの町を支配する西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)は、資金をAQIMから得る一方で、商業と犯罪の機会を見ている。ガオ議会議員のアブドゥ・アブドゥライェ・シディベは、「カネと銃を持っているのはAQIMだ」と語る。

その新しい支配者たちは、長期にわたって落ち着いている。バマコから450キロにある政府のもっとも北の駐屯地であるモプティの向こうに、シャーリア法の厳しいものが君臨している。泥棒は手足を切られている。北からの難民のハサン・アグ・ディアロは、タバコを吸ったとして彼の耳の先をイスラム主義者が切り取ったと語る。「飲酒をすれば、彼らは頭を切り取る。」

新事業があらわれている。彼らがのっとった時に金融制度が壊れた後で、イスラム主義者は、商人が南にある首都のバマコと新たなつながりを作るのを許した。タンバ・ドゥクレは乗客と現金を動かすトンブクトゥへのバスを運営する。彼は、2,000ドルを送るのに10ドルを課し、アメリカ企業のマネーグラムと提携している。事業家は、新たな状態がしばらく続くと考えている。イスラム主義者をすぐに追い出す望みは薄いように見えるのだ。

民主的に選ばれたバマコの中央政府は、北の乗っ取りを妨げる望みがない中起こった3月22日の軍事クーデターで転覆させられた。代わりにそれは加速させた。クーデターの指導者アマドゥ・サノゴは脇に追いやられているように見えるが、軍を改革するよう想定されている影響力のある機関を率いている。彼の仲間がいくつかの省庁とバマコから15キロ離れたカチの基地を支配している。武装人員輸送車と似合っていない制服を着た武器を持った男たちが、撓んだテントを警備している。

広く嫌われている前議長のディオンクンダ・トラオレが務める暫定大統領の下で、文民組織が名目上は責任に戻っている。5月に暴徒が彼の執務室に乱入し、彼に暴力をふるった。首相のチェイック・モディボ・ディアラは、より人気があるが、彼が1968-91年までマリを支配したムーサ・トラオレの義理の息子なので、依然として腐敗しているという意見を持つものもいる。バマコの報道機関は、彼を「火星人」と呼ぶことを好む。彼がかつてアメリカのNASAで惑星間計画について働いていた宇宙物理学者だからだ。二つのスマートフォン、マールボロ二箱、そしてブドウの入ったボウルの後ろで白いローブを着て座っている彼は、「私が政府を管理している。大臣たちは私の命令に従うのだ。」と語る。

バマコの混乱した政治だけがアル=カーイダを北から追い出すたった一つの障害物ではない。外国軍事支援が未決になっている。マリ人の中には、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の保護下での軍隊がやってくることを望むものもいる。しかし、対立する利益と軍事力の欠如はその考えを保留にしている。ECOWASの主要国ナイジェリアは、自国の治安に問題を抱えている。どのECOWASの加盟国も、大きな領域を取り戻す兵站も諜報も持っていない。

いずれにしても、マリ人は自分たちの間でどの種類の助けを必要としているかについて合意できない。軍の報道官は軍が外国人から装備を提供してほしいが軍隊ではないと語る。バマコの外交官は、外国軍はくるにしても今年ではないだろうと疑っている。ECOWASは国連に保証されなければ介入しそうもない。よく訓練された軍隊は、2,000-4,000人いると考えられているマリのアル=カーイダの兵士たちを追い出すことができるかもしれない。しかし、アメリカ海兵隊の分隊が現れると期待しているものは誰もいない。たとえそのアル=カーイダの一種が逃げ出したとしても、マリの貧弱な装備の軍隊は自分たちの解放された広大な土地を保持することができないと示すかもしれない。

だから、話はイスラム主義者との交渉の可能性に向いている。バマコの高官は、マリが世俗国家になるべきだと主張するが、彼らはいくつかの親善の仕草を送っている。彼らは宗教省を作っている。首相は影響力のあるイマームに会っている。使節が北に送られている。今のところ、アル=カーイダはその北の避難所を手放さないようにし始めているように見える。
 

発行日: 
2012-09-22
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