勝利の探求 - コンゴ民主共和国

鉱業はコンゴ最大の希望だが、最大の心配でもある

ある国の経済的潜在力と、その国民の繁栄との差は、しばしば湾のように広いが、コンゴ民主共和国ほどなのも珍しい。彼らの足元は、抽出されて正当な市場で販売されれば、世界中の精錬業者と金属店をいっぱいにするほどの鉱物で満たされているのに、何千人ものコンゴ人が政治的暴力、病気、そして貧困のために毎年死んでいる。

石油生産と同様に鉱業を増やすというのは、11月28日の次の選挙の立候補することを今月発表したジョセフ・カビラ大統領が宣言した狙いだ。彼は、このように、1年以上伏せてきた彼の意図を明らかにした。外国の観察者と彼の野党は、投票準備の粗雑さに不満を言う。その国は西ヨーロッパほどの大きさがあり、7億ドルの予算のうち40%は国連と他の外国組織によって提供されている。

大統領は彼の中傷者を無視する余裕がある。彼は、道路のない奥地の有権者に到達することのできる知名度と政党機構を持った唯一の候補だ。野党は、現在10人の候補者の間で分裂している。カビラ氏が勝つ可能性は非常に高い。そうだとしても、彼の変化を達成する能力は非常に限られている。国軍は、民兵集団の集合に毛が生えたようなもので、中央の司令に従わない。コンゴ人国家は紙の上で存在しているだけだ。

カビラ氏は、何百万もの命が失われた地域戦争の間の1997年に権力を握った彼の父のローラン・デジレの後を継いで、2001年にその職に就いた。カビラ氏は今、コンゴを、巨大な産業鉱業を背景に経済的原動力に変えたいと思っている。コンゴにはひとりで発展する技術も資本も無いので、成功は外国人投資家や政府を勝ち取ることにかかっている。

大統領は、有権者に覚えてもらうために、幾らかの進歩をしている。鉱物の豊富なカタンガ州は大規模な掘削所だとみなされている。しかし、金などの金属が点在する南北のキヴ州は混乱している。これは、彼の再選の見通しと、コンゴの回復の機会を傷つけうる。キヴは戦争が始まったところであり、古い悪魔が未だに潜んでいるところだ。

北部キヴの首都で、鉱業の中心であるゴマの埃っぽい道が、コンゴの病気を説明している。金属の特約業者が去年まで町の経済を支配していたが、今ではほとんど立入禁止になっている。鉱業に頼っていた修理店やバーは空っぽだ。ほとんどの役所もそうだ。鉱業税によって収入を得ていた地方政府は破産状態だ。給料は何ヶ月も満額で支払われていない。

去年、ゴマは悲劇的な衰退に悩まされた。周辺の何百もの鉱山が、95%もの産出を削減した。フムレのコルタン鉱山では、わずかなゴム長靴を履いた鉱夫が、去年は人がたくさんいた、赤土の峡谷に集まっている。電機部品に使われる金属であるコルタンの塊の買い手をもはや見つけられないので、多くの人が来るのをやめた。彼らは「アメリカの法」と呼ぶものを非難する。

2010年のドッド・フランクの銀行法の曖昧な条項は、アメリカに上場している会社にコンゴから購入した金属に正確な原産地を表示するよう義務付ける。その方の背後にある意図は良い。構成員が気ままにレイプや殺人をするコンゴの民兵やならず者の部隊は、鉱業や、鉱夫から強奪することによって資金を得ている。その方は、コンゴのコルタンを使っているアップルやモトローラのような大口の買い手に恥をかかせて、まともな供給者とだけ取引させようとする。しかし、その効果は彼らを恐れさせ、コンゴ全体から引き揚げさせた。

だから地元経済は崖から転げ落ちている。彼らが民兵に加わったという証拠は乏しいが、失業した鉱夫たちはそうなるよう予想されている。依然として、ドッド・フランクによって標的にされた民兵指導者や堕落した軍隊指導者はよくやっている。合法な取引業者とは違って、彼らは密輸ネットワークを持っており、国境をまたいで彼らに金属を売る。ブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダの役人は、共犯であるか、目をつぶっているかのどちらかだ。
多くのコンゴ人は、アメリカの議員と彼らに働きかける人権団体は状況を悪くしていると考えている。彼らは事実上の通商禁止と呼んでいるものを課すのを手伝っている、何人かのハリウッドスターに支援されたグループのイナフ・プロジェクトを非難する。

しかし、現状維持はほとんど不可能だ。南北のキヴ州には鉱業によって大きくなった12以上の武装集団がはびこっている。ゴマの国連事務所の構内にある地域の地図は、反乱の中の反乱を示している。「ここには安全はない。」と西側の援助関係者は、認める国連の1.9万の平和維持部隊はやる気がなく、消えたくてウズウズしている。カビラ氏は彼らを止めないだろう。

だから、コンゴの問題を解決するのに、外国企業の力を借りるのは、より重要だ。彼らはまた、隣国や国際機関からの援助も必要としている。合法の鉱夫と悪漢を区別するのは難しい。鉱山調査体制や取引業者の免許といった多様な新しい枠組みが試されている。しかし、道がほとんどなく、不正が猛威をふるい、民兵の攻撃の絶え間ない脅威にさらされている所で、どのようにしてこれを行うのか?

カビラ氏は、正しい国を建て始めることや、全ての民兵を解体し正しい軍隊を作ることに失敗してきた。彼の再選は、それが恐らく一つの安定の手段で在り続けるという限りにおいてのみ歓迎される。今後の多くで、2006年に彼が最初に選ばれてから少しだけ安全になっている。しかし、不穏な東部はほとんど改善していない。民兵指導者とならず者の軍司令官は、依然としてそこを支配している。大統領の最大の試練は、アップルやモトローラのような会社がコンゴの鉱物資源を再び買い始めるかどうかという事だ。もし買い始め無ければ、経済的潜在力と人々の悲劇との差は広がり続けるだろう。

発行日: 
2011-09-24
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