落ち着いて投票を行え - レソトでの選挙

 

レソトの選挙は異常に競争的だ。それは問題をもたらしかねない
 
5月26日のレソトでの選挙までほぼ1週間となり、騒がしい首都のマセルに普通の運動装備の兆しはない。ポスターも、政党の色で飾られた車も、政治的スローガンをがなり立てる拡声器も、この南アフリカに囲まれた山の王国がほぼ50年前の英国からの独立以来もっとも熱く戦われた選挙の最中だということを示すものは何もない。
 
これは、レソトの200万の住民であるソト人が関与していないことを意味しているのではない。しかし、ラジオと党集会は彼らの好んだ運動方法だ。その国の3つの主要政党のどれもが勝つことができた。接戦が人々を心配させた。レソトでの選挙は一般的に公正だと考えられるが、そのあとにしばしば暴力が起こる。1998年に新たに選ばれたレソト民主会議(LCD)の指導者パカリタ・モシシリは、レソトを含んだ15か国の地域クラブである南部アフリカ開発共同体に、数か月にわたる暴動、略奪、放火そして殺人を終わらせるために軍隊を送るよう頼まなければならなかった。多くが、それがまた起こるのでは、と恐れている。
 
ある点では、このエピソードは驚きだ。ソト人は、投票箱を合図にして暴力に訴えるという評判は持っていない。2/3以上が、メイズの小さな畑は別にして、牛、ヒツジ、ヤギの小さな群れの世話をして、土地のすねをかじっている。日中は暑く、夜を涼しく、空気は結晶する。山からの流れはその国の電気の90%を供給する。レソトの大人の識字率は85%で、アフリカで最も高い部類だ。それはまた、女性の取り扱いがその大陸でよい記録を持っているものの一つだということを自慢する。
 
だが、ほとんどのソト人にとって生活は厳しい。人口の半分以上が貧困線以下で生活している。3/4の家には電気がなく、1/3は水道や下水がない。ダイヤモンドと繊維以外に産業はない。多くが、賃金が1/3以上高く仕事をより簡単に見つけられる南アフリカへ去る。その経済はかなり彼らからの送金と南アフリカからの関税収入、そして西側の援助に頼っている。レソトはまた、世界で3番目に高いHIV/AIDS感染率を持っており、4人に1人の大人に影響している。
 
モシシリ氏は、その国を過去14年間支配してきた。多くが彼の時間は切れたと感じている。2か月少し前に、彼の好んだ後継者についてのいさかいの後で、彼は与党を立ち去り、ほとんどのLCDの国会議員とともに新しい議会党(CP)を立ち上げた。世論調査がなく、これは選挙の予測をより難しくしている。特に3つのフロントランナー、CP、LCDの残りそして(別のLCDの分離組である)全ソト人協議会が、かつての与党場外ランド議会党という同じ政治的家系から出ており、似たような政策を持っているからだ。
 
高位の人物の暗殺、政党支持者の間での衝突、そして謎の「殺し屋」の主張の中で選挙を前にして緊張が高まっている。路上での重い軍の存在は、人々の恐れを増している。治安部隊は、過去の選挙暴力に関与してきた。4月27日に、反アパルトヘイトの英雄でかつてレソトで司祭をしていたデスモンド・ツツ司教は、外人の教会指導者たちに加わり、すべての政党指導者に選挙結果を尊重するという合意の約束にサインするよう説得している。
 
ケニアで2008年の選挙の後に起こった民族間暴力を聴衆に思い出させ、彼は彼らに同じことをレソトに起こさせないよう懇願した。「ここに、一つの言語を持ったひとつの国民があります。あなたの言い訳はなんですか?」彼は尋ねる。人口の98%が定期的に教会に行くといわれる国で、世界で最も著名な聖職者からの請願はうまくいくかもしれない。
 
 
発行日: 
2012-05-19
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