自給しろ - ナイジェリアの農業

ナイジェリアがその農地を改良できさえすれば

「ほしいモノリストがあるならば、」東部ナイジェリアタラバ州の農民ルカ・アブグは語る。「私はトラクターがほしい。」「農業はゆっくりとした骨の折れる仕事で、私はしばしば労働者を雇わなければならない。自分が60歳くらいだと考えているアブグ氏は語る。農業は依然としてナイジェリアの最大の雇用主だが、そのほとんどは、単なる自給農家だ。農民は、古来の初歩的な方法と基本的な道具を使う。タラバのいくつかの場所で事態は変わっているが、あまりにゆっくりだ。その国の、最新で、ここ最近では最も精力的な農業・自然資源相アキンウンミ・アデシナは、速度を上げる決心をする。

ナイジェリアの政府は、大規模農業の潜在性について皆大きく話すが、その国は依然としてその緑の革命を待っている。国家統計局によれば、ナイジェリアの1.67億の人々のうち60%程度は農民だ。中央銀行は、今年の後半にすべての数字が「再計算」されれば下がりそうだが、農業はGDPの41%を占めているという。

ナイジェリアは自給できてしかるべきだが、そうすることに明らかに失敗している。それは、食料輸入に年約110億ドルを費やしており、それは世界最大のコメの輸入国だ。グッドラック・ジョナサン大統領は、4年以内に食料生産を2,000万トン上げ、2015年までにコメを輸入する必要をなくしたいと思っているという。しかし、その膨れ上がる人口を考えると、ナイジェリアが間もなく自給するのを見るのは難しい。国連は、その国が2050年までに4億人を超えうるという。

1970年代の石油の発見前には、ナイジェリアは世界最大のピーナッツとパーム油の輸出国だった。しかし、それ以来農業は無視され、収穫は停滞している。ナイジェリアの可耕地のうち半分以下しか現在使われていない。農地のたった10%しか「最適に」使われていない、とアデシナ氏は言う。例えば、美容用品やモイスチャークリームの中身に使われるシアの実は、年に20億の価値になりうるという人もいるけれども、地面で朽ちている。小麦の代替品としてキャッサヴァを促進することは、その国の食料代金をかさ上げしている小麦の輸入を減らしうる。アフリカに大きな利益を持つロンドンの多国籍飲料会社SABミラーは、それがモザンビークで開拓したキャッサヴァ製のビールの売り上げを拡大したいと思っている。そして、ナイジェリアは世界中のどの国よりも多くのキャッサヴァを生産しているのだ、と注記する。その農産物の90%近くは、それを育てた小自作農の一家によって消費されている。しかし、収入は依然としてとても低く、簡単に倍増させうる。

援助機関は、タラバの農民が機械的に加工できるより良い品種のキャッサヴァを育てるのを助けている。農民は、農地に投資しなおすことができる手許現金を受け取る。しかし、そのような計画は以前にも試されている。「(元大統領の)オバサンジョは、我々みんなにキャッサヴァを育てさせた。」タラバの農民のユスフ・ツンブジは語る。「そして我々は、最後にはそれを薪に使ったのだ。」

別の障害は、ナイジェリア人の70%は30歳以下だが、農業労働力は高齢化しているということだ。「私は自分の農地を3年間持っている。」別のタラバの男ミカ・サレーは、12歳の時に彼の父親が土地の一部を持って管理するよう彼に与えたのだと説明して、言う。「私は学校に行くのと同時に、毎日3時間かそこら畑で働く。」彼はにやっと笑って言う。「私は独立を楽しんでいる。」

しかし、政府は農業で経歴を積む見通しを持った若者を興奮させるのに失敗している。ほとんどは、素早く豊かになりたいと思って、急成長する町に向かうことを好む。「農業は、他に何もすることのない人々のための職業になっている。」ある援助関係者は言う。新しい貸付計画が2011年に始まったけれども、返済があまりに長くかかるので、銀行は依然として農民に金を貸すことを嫌う。訓練の機会は依然として少ない。しかし、アデシナ氏はまた、農民たちにより良い助言を提供するのに熱心だ。彼らのうち420万人程度は、最近全国データベースに登録した、と彼は語る。今年の終わりまでにその数は1,000万人まで増えてしかるべきだ、と彼は望んでいる。
 

農場から食卓までが遠すぎる

最大の障害は、ひどい社会資本かもしれない。崩れかけている道路とつぎはぎだらけの電気や水の供給だ。それが、なぜナイジェリアのトマトの45%が毎日台無しになっているのかの理由だ、とアデシナ氏は語る。

農業労働者のたっぷり半分を構成する女性は、しばしば結婚によって農業に入ることを強いられる。「植栽について議論することになると、男性は価格を値切る。」キャッサヴァ、ヤムいも、そしてメイズをその6人の子供たちとともに育てるタラバの40歳の未亡人、ヴィクトリア・ルーカスは語る。「彼らは私がそれを一人ではできないことを知っているのだ。」

アデシナ氏は、とりわけ政府を肥料の購入流通の仕事から脱出させることによって、農民を助けようとしている。ナイジェリア人は、インド人に比べ、1/10の肥料しか使っていない。それへの補助金は30年以上にわたって存在するが、官僚主義と普選が流通を邪魔し、生産を制限する。「我々は不正に補助金を出していたのだ。」アデシナ氏は語る。「農民に補助金を出していなかった。」

だから彼は、取引業者が肥料への支払い時にヴァウチャーを受け取るシステムを導入した。そして外国人は、価格を下げ、そしてそれ故に最後には収穫を増やすかもしれないことを望んで、現地の肥料会社に投資することを奨励されている。あるインド人所有の会社インドラマは、ナイジェリアに12億ドルの肥料工場を立ち上げる計画をしている。
 

発行日: 
2013-05-04
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