限界の呼びかけ - 金融とアメリカの貧者

アメリカの金融の主流の端での生活

金融産業が貧しい顧客の前に不適切な商品をぶらぶらさせることよりも悪いたった一つのことがあり、それは、彼らに金融サーヴィスをまったく供給しないことだ。12月に、連邦預金保険公社(FDIC)は、ほぼ12件に1件のアメリカの家計、または1,700万人程度の大人が、当座か貯蓄の口座を持っていないことを意味する「無銀行」であることを見つけた調査を発表した。その調査はまた、5件に1つのアメリカの家計が、銀行口座は持っているが、典型的には、短期小口ローン、小切手割引サーヴィス、ノンバンク資金、または質屋といった題対サーヴィスにも頼らなければならない「過小銀行」であることも見つけた。

すべての無銀行が貧しいわけでも、すべての貧しい人々が銀行口座を欠いているわけでもない。しかし、(FDICの調査では年間所得が1.5万ドル以下だと定義された)低所得家計の間での無銀行率は、全体の率の3倍以上だ。口座なしの貧しいアメリカ人の比率は、他の豊かな国と比べて特に悪い。

無銀行はふつう、その取引のすべてに現金を使う以外に代替策がない。小切手を入金する口座がなければ、彼らは小切手割引業者を使わなければならない。それは単に料金がかかることを意味するだけではない。巨額の現金を持ち運ぶことはまた、泥棒のリスクと害を増す。公共料金を支払うために、無銀行者は、料金を支払わなければならないノンバンク資金か、現金で公共料金を受け入れてくれる場所のどちらかが必要となる。

クレジットが必要なときは、無銀行者は短期小口ローンの貸し手に向かうか、もし車を持っていれば車を担保にした融資を受ける。短期小口融資者は、2012年に店頭で298億ドル、オンラインで143億ドルという大きな量が高い需要を示していると語る。批判者は、その量の多くが広い顧客層からではなく、もともとの債務返済のために追加の融資を受ける顧客からだと反論する。活動団体の金融サーヴィス革新センターによる研究は、平均的な短期小口の顧客が、年に11度の融資を受けていることを見つけた。年率金利は400%を超えうる。

立法者は、これにますますあいまいな見方をしている。18の州とコロンビア地区は、効率の小口融資を違法化している。生まれたばかりの消費者金融保護局(CFPB)は、その問題について公聴会を開き、連邦政府が短期小口貸付の規制を始めるかもしれないという予測を盛り上げている。

短期小口融資への取り締まりは、規制者がリテール銀行に低所得アメリカ人へのサーヴィス提供を難しくしていなかったら、より意味があっただろう。2010年7月のドッド=フランク法の一部として可決されたダービン修正は、商人が支払う手数料である、デビットカードへの交換料に上限を課した。その1年前、議会は、クレジットカードへの金利上乗せと遅延料金を減らすクレジットカード説明・責任・情報公開法を可決した。CFPBはまた、超過引出料も見ている。銀行の純利益率に食い込んでいる持続的な低金利に加え、銀行の経済学で、貧者は昔よりもはるかに魅力のないものになっている。

コンサルタント会社のオリヴァー・ワイマンのマイケル・ポウロスは語る。「危機前には、ほとんどすべての銀行口座が利益を上げていた。大口口座はスプレッドで金を稼ぎ、小口口座は付随料金で稼いでいたのだ。すべての口座から交換手数料で金を得ていた。このすべては厳しく抑制されたか完全に無くなってしまった。」オリヴァー・ワイマンは、今合衆国の銀行は消費者口座の37%で金を失っていると計算する。

低い純資産が彼らを銀行制度から除外していると懸念する人々にとって、望みへの2つの理由がある。一つ目は、貸し手と信用当局が、借り手候補者の信用力を決めるのにより広い範囲のデータを使い始めていることだ。無銀行者の多くは信用履歴を持っていない。しかし、家賃そして携帯電話や公共料金支払いは、貸し手により低いリスクの借り手を見つける方法を与える。

楽観主義の2つ目の理由は、前払いカードのますます競争的な市場だ。かつて単に現金の最重点可能の代理物だったこれらのカードの多くは、今、銀行口座とかなり同じ特徴を提供している。アメリカ最大だが明らかに大衆向けの小売業者ウォルマートと、明らかに上流のクレジットカード会社アメリカン・エクスプレスとの間の合同事業のブルーバードカードを見てみる。とりわけ、ブルーバードカードは、(スマートフォンで小切手の写真を撮ることのできるオプションを含んだ)直接預金能力と(親が子供に事前設定した支出上限付のカードを与えることができるように)無料サブアカウントを提供する。前払いカードは完全ではない。それらの料金は巨額で不透明になりうる。そしてそれらは限られた消費者保護しか提供しない。しかし、それらは便利で、アメリカの消費者金融の風景の中で成長部分だ。

前払いカードを使っている無銀行家計の割合は、2009年の12.2%から2011年には17.8%に上がった。メーケーター・アドヴァイザリー・グループは、アメリカ人がカードに充填する合計ドル金額が2006年の10倍以上の約3,900億ドルになると予想する2015年までに、前払いカード市場の複合年成長率は21%になると予想する。

銀行はまだついてきていないかもしれない。ミシガン大学のマイケル・バーは、大銀行は、例えば小切手ではなく電子支払いを提供するといった、前払いカードとデビットカードのどちらとも一緒に使える基本カードを提供し始めるべきだと提案する。デビットカードの超過引出対策と、紙の小切手をなくすことは、費用とリスクを減らすだろう。そのような口座は銀行にほんのささやかな収入をもたらすだけかもしれないが、それでもないよりはましだ。
 

発行日: 
2013-02-16
雑誌名: 
記事区分: 
主カテゴリー: 
キーワード: 
0
まだ投票はありません

コメント

コメントを追加