妄想的金融政策の提案

素人の思いつきで、妄想的な金融政策を提案してみたい。基本的に頭が足りないので、理屈に合わない部分は多々あろうかとは思うが、何らかの刺激になればと思い、書いてみる。

結論から書いてしまえば、無条件無利息国債の発行、最後の貸し手としての中央銀行のこの国債への保証、そして資産インフレ税の導入である。私は、現在のデフレの原因を、国内市場だけでは実現し得ないような高利率を国債が保証していることによって国債バブルが発生し、民間投資をクラウディングアウトしていることにあると考えている。それを解決するために上記の政策を提案するものである。

まず、無条件無利息国債とは、まさにそのとおり、相続税を免除するわけでも何でもなく、ただ、無条件に利子をつけない、額面のみの国債を発行することである。当然そんな国債に買い手が付くわけもなく、仕方がないので、中央銀行が最終的に額面で全額買い取ることを保証する。目減りするよりましだと思えば、民間が買ってもよいが、別に買うメリットはほとんどというか全くないだろう。必然的に民間資金は国債以外の資産に向かう。その帰結として資産バブルが発生するだろう。それを避けるために、公的な市場があるものについてはすべて資産インフレ税を導入する。具体的には、例えばある資産の過去1年の価格の移動平均をその資産の価格と決め、その価格からの上方乖離に付き累進的に資産インフレ税を課す。値上がりが激しければ激しいほど税率が高くなるため、ある程度のインフレ抑制効果が期待できる。その上で、額面価格のある資産、端的にいえば株式については、その清算価値を価格の下限とすることにより、株式市場を下支えし、また一方では通貨については当面資産インフレ税を課さないことにし、実質的に円安誘導する。

この政策により、どのような効果が期待できるのだろうか。まずはマクロ経済的には、第一に、中央銀行が国債を買い取ることにより、金融緩和効果がある。そして国債が無利子になることにより、リスクフリーレートが下がり、民間投資が活性化する。最後にインフレ税の効果により、ある程度の株価対策と円高対策になる。政府にとっては、実質的な政府紙幣の発行により、金融政策への発言力を確保することができる。そして無利子国債の発行により、金利負担を抑えることができる。最後にインフレ税の導入により、歳入の増大が期待できる。中央銀行にとっては、まず、金融緩和の責任を自分で負わずに政府に責任転嫁することができる。そして国債の買い取り額を暗黙的に示すことにより、実質的には金融政策の主導権を握り続けることができる。最後に、民間のリスク資産よりは信用力のある国債を買い取ることにより、バランスシートの毀損を防ぎながらその拡大を図ることができる。

素人の思いつきなので、実際には難しいことが多々あろうかとは思うが、少しでも話題になれば幸いである。

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