自殺点 - サッカー

二人の外国人スターが去り、中国サッカーを出発点に戻している

上海の新聞はそれをうまくまとめた。「我々は夢を見、それはかなった。今、我々は目覚めている。」問題の夢は地元のサッカーチームの上海申花にフランス人のニコラ・アネルカとコートジボワール人のディディエ・ドログバという二人の世界的サッカー選手の到着したことだった。今、ドログバ氏はたった6か月後に申花を去りトルコのガラタサライに向かい、アネルカ氏は1年を少し超えたところでイタリアのユヴェントスに加わっている。

多くの中国人にとって、彼らが短期間しか滞在しなかったことがその国のサッカーの問題のすべてを要約している。アネルカ氏は、ある中国の新聞が「414日間の茶番」と表現した期間中、しばしばそのあだ名「不機嫌」にふさわしい行動をした。彼がやって来て数か月以内に、上海申花は最初にそのコーチングスタッフを、それからマネージャーをくびにし、それからアネルカ氏に伺いを立てることなく新たな監督を連れてくるまで彼を選手兼監督に任命した。ドログバ氏がやって来てから状況は少し改善し、彼の11試合での8ゴールは申花の2部落ちを避ける役に立った。しかしそれからそのクラブの所有者でオンラインゲームの大物朱駿はほかの経営陣と仲たがいし、賃金未払いの報道と選手の練習ボイコットの中で、やめると脅した。

二人のスターが去ったことは、サッカー界の不正と繰り返される代表チームの失敗に長い間不満をためているその国でのさらなる反省を促している。多くの評論家は二人の外国人スターに同情を表した。東方早報(オリエンタル・モーニング・ポスト)は、「最初に賃金未払いで、それからクラブの内紛で抵当として使われたことに対して、彼らがどれほど怒りを感じたか想像がつく」と書いた。東方体育日報(オリエンタル・スポーツ・デイリー)の評論家は、昨シーズンにチェルシーのヨーロッパチャンピオンズリーグの優勝に貢献したドログバ氏のような選手が、「中国サッカーの三流の舞台」に属したことはなかった、と注記する。

高官は事態を大きく変えると約束するが、誰もそれに固唾をのんだりしていない。そのスポーツにおけるキャリア官僚と派手だが時に気まぐれな豊かな投資家の組み合わせが、継続する問題の秘訣だ。

中国で草の根サッカーを促進する組織を率いる英国人のローワン・シモンズは、過去3年間で中国サッカー協会に何の改善もみられないと語る。ドログバ氏とアネルカ氏がやってきた去年、「何か大きなことが起こりそう」だったと彼は語る。しかしもしクラブが大物を「宣伝の客寄せと肖像権」だけに注目して連れてくることを続けるのならば、新たな夜明けになりそうだったものは全く夜明けにならないだろう、と彼は語る。
 

発行日: 
2013-02-02
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