一木二鳥 - 日本の林業

日本での天然と人造の災害を緩和する提案

3月11日は、日本で1.85万人の命を奪った津波から2周年だ。よいニュースはわずかだ。ほぼ31.5万人の避難者が依然として仮設住宅に住んでおり、新しい家を必要としている。

違った種類の苦しみが、毎年この時期に約2,000万人(人口の1/6)にのしかかっており、苦悩でいっぱいではないけれども、小さな数字ではない。2月の終わりから5月まで、彼らはほとんどが杉が原因である花粉アレルギーに耐える。くしゃみ、目のかゆみ、そして巨額の医療費を伴うその悩みの種は、ふつう、しょうがない、と言って無視される。

しかし、家の再建の役にも立ちうる、アレルギーを緩和する方法が見つかるかもしれない。それは、日本の森林の約40%を占め今そのほとんどが非経済的だとして放棄されている、杉やほかの針葉樹の植林をまばらにすることを伴うだろう。その木材は、失われた村を回復し、美しくするのにつかわれうる。

杉は、破壊された町や村を再建するための素材として、戦後に日本中で植えられた。まっすぐで高い杉は建設に理想的だ。しかし、関税が下げられた後に、輸入材が杉の事業を成り立たなくした。

壮大な放棄された杉が高くなればなるほど、それらの排出する花粉は多くなる。役人は、多くが70代である所有者の中には、見返りがあまりに先なので、少ししか花粉を出さない新しいものを植えるための補助金を拒絶するものもいる。結果として、英字紙デイリーヨミウリのコラムニストケヴィン・ショートが言うように、「黄緑のスギ花粉の巨大な雲が、SF映画から出てきた無形の怪物のように都会に流れ落ちる。」

林野庁の大沼清仁は、彼のくしゃみをする妻子がしばしば彼に問題緩和のためにより多くをしてほしいと頼むと言うけれども、公的な圧力はしぼんでいる。一部には、杉がいつでも寺社仏閣のそばで育ち、また一部には国民的民間伝承のためだ。

大沼氏は、政府は森を切り払うことによって民間契約を無視することはできないという。しかし、巨額の公的支出は、津波後の再建のために向けられる。それらをまばらにするための動機づけを供給するのに十分な額を支払うのは可能かもしれない。しかし、これには、農林水産、厚生労働、そして経済産業の各省庁、建設会社、そして頑固な高齢者の間の調整が必要となり、その誰もお互い一緒に働くことを簡単だと思っていない。それは、悲しいことに、再建に時間がそんなにもかかっている主要な理由の一つなのだ。
 

発行日: 
2013-03-09
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