噴出油井 - インドネシアの石油とガス

規制者の醜聞は重要な部門に何の尽力もしない

ムスリムの聖なる月であるラマダンの終わりに、インドネシア人がお互いに許しを求めるのは伝統だ。先週までその国の石油とガスの規制者の議長だったルディ・ルビアンディニは、時節の慈悲を望んでいたに違いない。8月13日に、反不正委員会のKPKは、ルビアンディニ氏がシンガポールのエネルギー会社カーネル石油から40万ドルを着服するのをくいとめた後に彼を逮捕した。そのカネは70万ドル相当のわいろの2回目の支払いだといわれている。ルビアンディニ氏は贈り物を受け取ったことを認めているが、不正は否定しており、カーネル石油もそうだ。

別の醜聞は、その国の悩めるエネルギー産業が最も必要としないものだ。去年の11月、憲法裁判所は前の規制者を解散した。多くがこれをインドネシアでの経済国有化が徐々に進む証拠だとして解釈した。その裁判所は、その規制者を設立した2001年の石油ガス法が憲法に違反していると主張する嘆願者集団を支持した。これは、天然資源は「国家権力」のもとに残ると主張する。数日以内に、その規制者は、いまSKKミガスと呼ばれる新たな規制者を打ち立てた。

その前任者が独立の監視機関だった一方、SKKミガスはエネルギー省の下にある。それは、それをより不正に傾けるかもしれない、と政治的リスクコンサルタントのケヴィン・オルーケは語る。ラビアンディニ氏の逮捕の後、KPKはその省の最高官僚の事務所を探し、調査を広げる一部として別の20万ドルを押収した。エネルギー大臣のジェロ・ワチクは、スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領の民主党の上級メンバーだ。ワチク氏は彼の党によるいかなる関与を否定し、ルビアンディニ氏自身はカーネル石油からの資金はその大臣のためだということを意味しなかったと語っている。依然として、その醜聞が来年に予定されている選挙の前の党の財政についての疑問を提示している。

インドネシアの石油産業は、1990年代半ばから原油生産がほぼ半分になり、何十年間も衰退している。その国の証明された40億バレルの埋蔵は、2020年代半ばまでに吸い尽くされそうだ。1ダースの外国の石油探査会社が、過去5年間に新たな埋蔵の探査に20億ドル近くを費やしているが、多くは見つけていない。一方、インドネシアは、到達するのが難しい列島の東の海底の埋蔵を開発するための投資家を惹きつけるのに苦労している。

最新のもののような醜聞は、その産業を押し上げる役には立たないだろう。ユドヨノ氏は、規制者がルビアンディニ氏をその職に据えて8か月もたたない8月14日に停職にした。高官たちは英国ヴァージン諸島に登録された会社の子会社であるカーネル石油は、インドネシアでの石油探査にも生産にもかかわっていないと強調する。むしろ、それは、国有石油会社のペルタミナによって使われない石油製品の入札の免許を持つ40強の会社の一つだ。だが、これらの安心のための試みは、投資家にとっては十分ではないかもしれない。KPKが年にほぼ700億ドルの価値がある石油ガス事業を正しく調査するのは初めてだ。調査が続くにつれて、更なる暴露がありそうだ。
 

発行日: 
2013-08-24
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