もっとも熱い辺境 - アフリカ投資

急成長する大陸で金を働かせる戦略

ハイパーインフレの中で小売店を破産させないようにするとき、副業を持つことが役に立つ。「我々は、靴やカバンのためにわに革をエルメスやグッチに売る事業を持っている。」ジンバブエの首都ハラレが本拠の企業複合体インスコアーの社長ジョン・コウミデスは語る。ジンバブエの通貨が崩壊した2008年にその店が在庫不足に陥った時、この異国風の輸出品から稼がれた外貨はスパーの店舗を含んだその会社の他の部門の生命線だった。

インスコアーは生き残った。わに革事業を脱ぎ捨てていても、それはかさばった事業の混合のままだ。しかし、それはアフリカ消費者の新階級の出現から利益を得ようとする投資家の注意を惹いている。去年、その株式は50%上がった。その企業の大黒柱でほとんどの関心を興奮させている部分は、チキン・インやピザ・インを含んだブランドのファストフードだ。その代理店は、今ではナイジェリアを含んだいくつかの他のアフリカ諸国にある。

アフリカの資本市場は、過去3年にわたって5%以上というサブサハラ地域のGDP成長にひきつけられた投資家を伴って、熱い。ナイジェリアとケニアの主要市場は、去年50%以上上がった。過去10年にわたって、急成長する世界の上位10市場のうち6つを占めた。コンサルタント会社のマッキンゼーによれば、2020年までに、アフリカ家計の半分以上が、非必需品にそのいくらかを使うのに十分な所得を得るだろうという。さらに、アフリカ人口の半分以上は20歳以下だ。30年以内に、それは中国よりも大きな労働者年齢人口を持つ。

しかし、アフリカは貯蓄と資本が不足している。それは、母国で得ることのできるものよりも良い収益を求める先進国投資家にとって、第一歩を作り出す。地中海貿易に結び付いた北アフリカは、かなり良く発展しており、それを別の投資点として見ているものもいる。ほとんどのその隣国よりもゆっくりとした成長率とより成熟した消費者の金融産業を持った、その大陸最大の経済である南アフリカもそうだ。

興奮の真の源は、サブサハラアフリカの「辺境市場」だ。「これが風味があるところだ。」ヨハネスブルグのスタンリブのアフリカファンドを管理するターボ・二カロは語る。好みを求める小さな投資家は。ミューチャルファンド内の株や辺境市場の株式指数を機械的に追いかける上場投資信託の一つを選ぶかもしれない。

ファンドマネージャーは、立ち上がったわずか1年後の2009年にニュー・スターズ・アフリカ・ファンドの閉鎖を強いた流動性の問題を心にとめている。サブサハラアフリカの辺境市場で最大のナイジェリアの株式市場に上場されている200強の株式のうち、たぶん2ダースだけがミューチャルファンドマネージャーを本当に快適にさせるのに十分なほど流動的だ。ユニリーヴァやネスレのような長い間ナイジェリアにいる少数の大きな消費財会社は、現地に上場しており、外国人投資家に好まれている。現地のお気に入りなのは、塗料と不動産に利益を持つ食品会社のUACで、去年価値が倍になった。そのガラソーセージロールは人気のあるスナックで、それはインスコアーのファストフード代理店の現地の提携相手だ。

ビール会社は、アフリカの消費者に露出を得るほかのやり方だ。ナイジェリアの醸造会社は、ギネスにパンチが欠けていると考える人々へのスタウトである、スター・ラガーとレジェンド・エクストラを作っている。ナイロビに上場しディアジオによって半分所有されているイースト・アフリカン・ブリュワリーズも似たような魅力を持つ。その、ケニア、ウガンダ、タンザニアを合わせた市場は1.2億人以上の市場を持ち、1.67億人のナイジェリア市場にそれほど遜色がない。

ナイジェリアとケニアを越えることは、大きな「流動性の崖」だと、HSBCで辺境基金を運営するアンドリュー・ブルーデネルは語る。次に大きな取引所はジンバブエのものだ。かなり大きな株式でさえも、特定の日に売買するのは難しいかもしれない。インペリアル・レザーの石鹸の裏にあるマンチェスターが本拠の会社の支社であるPZクソンズ・ナイジェリアは、その株式の1日の平均取引高は22万ドルだとブルーデネル氏は注記する。しかし、時々持ち主を変える株式の大きな塊を取り除くと、その株式は1日に7.3万ドルかき混ざるだけだ。

流動的株式の不足を迂回する一つの方法は、その資産や稼ぎのほとんどがアフリカだがほかの所に上場している会社を買うことだ。ロンドンとトロントに上場している鉱山会社の中には、その資産のほとんどをアフリカに持っているものがある。そのような株式についての困難は、それらがアフリカの改善する経済についてのより広い物語に賭けているというよりもむしろ商品価格と地質学者チームの能力に賭けているということだ。

それが、ミューチャルファンドの中には、ほとんどを他のアフリカで稼いでいる南アフリカの携帯電話会社MTNのような株式を好むものがあることの理由だ。南アフリカ最大の雑貨店ショップライトは、南アフリカの本拠を越えて成長しており、数年で同じように辺境投資として算入資格を得るかもしれない。投資家希望者の懸念は、ミューチャルファンドが、高価なように見えても流動的な株式だけにこだわり、小売りチェーンのような地域的巨人に変わりうる小さな現地の事業を省略していることだ。
 

公開株式パイプライン

新鮮な株式の供給が先進国の買い手からの需要のペースにあわせられないかもしれないと恐れる投資家もいる。家族所有の事業は、株式を売って支配を割譲することにしばしば気が進まない。国最大の銀行と主要な醸造業者の大きな部分を売って離陸したルワンダの民営化運動は、推進力を失っている。

しかし、需要はふつう自身の供給を生み出す。「いつでもたくさんの資金がとても速く働くようにすることができるわけではない。」アフリカのルネサンス・キャピタルの社長クリフォード・サックスは語る。しかし、忍耐強い投資家は、株式の塊が突然売りに出る「流動性事件」から利益を得ることができる。トーゴの銀行エコバンクは去年、ナイジェリアの貸し手オーシャニック・バンクを買うために南アフリカの国家公務員年金基金PICから2.5億ドルを調達した。

さらに、流動的な株式は尊ばれるので、家族事業はより広い階級の投資家を惹きつけるために株式の塊を売るよう説得されるかもしれない。その過程の中で、それは残りの株式の価値も上げるだろう。価格はいつでも理由になる。ナイジェリアの消費者事業の所有者は、2009年の価格では上場することに適切に気が進まなかっただろう。しかし、もし株式の上昇が続けば、新規上場(IPO)のほとばしりが続いて当然だ。

新たな発行は3段階で起こりがちだ。銀行は上場する事業の中で最初のものだ。次に成長を維持するのにたくさんの資本支出が必要な通信会社、醸造会社、そしてセメント会社が来る。大きなナイジェリアの会社のダンゴート・セメントは、その株式の塊をロンドンに上場する計画を持っている。セメントの株式は、民間と開発銀行によって融資を受ける社会資本計画に小さな投資家が触れることのできる方法だ。潜在的上場の3層目には、ナイジェリアの消費者事業、ケニアの不動産会社、そして東アフリカでの最近の石油やガスの発見に関わる事業が含まれる。

アフリカの数少ないやや大きなIPOは、株式の普遍性を増すだろう。しかし、多くの人々は、成長する間に事業にこだわることのできるプライヴェート・エクイティに真の機会が横たわっていると考えている。
 

野蛮人よ、ようこそ

アフリカのプライヴェート・エクイティは、アメリカやヨーロッパの同じものとは違った形だ。典型的な先進国の取引は、株式所有者の収入を拡大するために負債を獲得し満載した成熟し不活発な企業を伴うかもしれない。アフリカでは、収益は、金融工学ではなく、収入の成長と効率性の獲得から来る、とアフリカに特化したプライヴェート・エクイティ会社のデヴェロップメント・パートナーズ・インターナショナルの社長ルナ・アラムは語る。資本と同様に専門性が供給される。1か国の企業はしばしば地域的なものに変わる。英国系スーダン人起業家モ・イブラヒムによってはじめられた携帯電話会社のセルテルは、そのようなプライヴェート・エクイティの成功物語の一つだ。セルテルは(今ではインドのバーティ・エアテルに所有されている)中東の携帯電話会社ザインに売られた。そのような取引の売上は、買うためのやや大きな株式に飢えている公開市場の投資家にとっては後悔のもとだ。

アフリカの株式市場が深まるにつれ、そして評価が上がるにつれ、プライヴェート・エクイティ会社はますます彼らの投資を実現するために公開市場を見る。11月に、英国のプライヴェート・エクイティ・ファンドのアクティスは、2005年にウガンダ政府から買った発電会社のウメメの株式を減らした。それは、流動性の高いウガンダとケニアという2つの市場への史上初の二重上場を通してこれをした。

アフリカの投資家は、安定した政治、法の支配、独立した中央銀行、そしてより厳しい会計ルールを持った公式で規制された経済に向かって進んでいるという大きな絵の物語を買っている。その見通しはかつてよりも明るくなっている。将来の進歩が一直線であると保証できるものは誰もいない。しかし、先進国の大部分での困難を考えると、失うものよりも多く得るものがある、と多くが感じている。
 

発行日: 
2013-04-06
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