戦争ではなく、法を作る - 海洋紛争

海洋境界についてのけんかをいかにして解決するか

よちよち歩きの子供がバスタブの中のゴムのアヒルとけんかするように、国々が再び彼らの間にある海上の島々の支配についてのけんかをしている。最新のけんかは日本と中国の間で無人の列島を巡って膨らんでいる。もし所有権が変わるのならば、それは国々の間での新しい海洋国境を作り出すだろう。

海洋紛争は、すぐには無くなりそうもない。半分以上の世界の海の国境(国々が出会う想像上の線)は引かれていないままだ。幸運なことに、すべての紛争が最後に民族主義者の感情やさらに悪いものの引き金を引いているわけではない。むしろ、間を埋めるためのゆっくりとした争いが続いており、高給の弁護士が古い地図について議論し、条約を分析し、取引を徹底的に検証している。

かつては岸からの大砲の射程で定義された沿岸水域についての主権は1982年以来国連の海洋法に関する国連条約(UNCLOS)によって指針が与えられている。署名したものは、その海岸から12カイリ(22キロ)まで「領海」として主張でき、その中では彼らは法を施行できるが、国際海運に干渉してはならない。

領海を超えて、沿岸諸国が資源への単一の権利を有する200マイルの「排他的経済水域(EEZ)」がある。二つのEEZが衝突するとき、UNCLOSは両岸からの中間線を求め、分け合う湾や海峡を中間で分ける。その理論は単純なように聞こえるが、実践は複雑だ。島、岩、歴史的主権、そして天然資源が線を曲げうる。

5月にハーグにある国際司法裁判所(ICJ)は、カリブ海の一部についてのコロンビアとニカラグアの間の訴訟を審議し始めた。コロンビアはその地域が1928年の条約によって与えられたと主張する。ニカラグアは、それが彼らのためにアメリカの占領者によって署名されたので、無効だという。その訴訟は、部分的には、もし法廷によって「島」だと定義されればコロンビア領になるクインタスエーニョと名付けられた小さな砂州に基づいている。

バングラデシュは、ベンガル湾の石油の豊富な地域についてインドを裁判所に連れてきている。そのくぼんだ沿岸から海に向かって線を引くのは不公平だろうと主張して、バングラデシュは海中の地理と砂州を計算に入れた「微妙な」境界を望む。インドは、陸上国境からの直線を好んで同意しない。これは、バングラデシュの石油の主張のいくらかを妨害するかもしれないが、それは探査の次の段階を打ち立てるだろう。

UNCLOSがそのような強烈な議論を許していることが最大の強みだ、とキングスカレッジロンドンの国境専門家リチャード・ショーフィールドは語る。それは幾何学へのドグマ的な固着よりも公平さや歴史的な事実を強調するので、その会議はたぶん紛争を妨げている。かつて大国によってひかれた海の線は、今、論理的議論に従う。

しかしながら、時に政府はその過程をゲームにしようとする。ICJとのバーレーンに対する長きにわたる訴訟の中で、カタールは周りの海についての地元の主権を示す81枚の歴史的地図を作り出し、精巧な偽物だと判明した。

誰もがその仕組みについて幸せなわけではない。ICJ、国際刑事裁判所、国際海洋法裁判所という海洋境界を裁定する主要な裁判所の中で、ICJだけがその決定を施行できる(日本が中国に対して現在のけんかを中国とそうすることを拒絶している事前提出を、両者がしなければならない。)そしてもし紛争が重なる主張を伴うのならば、熱く議論になっている場所である南シナ海での事例のように外交が優位を占める。

だが、大多数の紛争にもかかわらず、その裁判所は公平な結果を提供できる。それはその仕事を終えるのに何十年もかかるかもしれないが、代替案よりも長く待つ方がましだ。ある国際的弁護士の言葉では、裁判所に行くことはいつでも戦争になるより安い。
 

発行日: 
2012-08-25
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