ナイジェリアとボコ・ハラム – アフリカの黒い旗

政府が悪政と不正の蔓延に取組みさえすれば、ジハーディスト集団を打ち破ることができるだろう

ボコ・ハラムはアフリカのイスラム国(IS)になっているのか?その残忍さと領域を持つことへの野望で、それは確かにイラクとシリアのジハーディストに似ている。ボコ・ハラムは、貧困に苦しむナイジェリア北東部でベルギーと同じくらいの大きさの「カリフ国」を築いている。そして、ISのように、それは植民地解放後の国境線を越えて聖戦を輸出している。

ラディカルだがほとんどが政治的な活動として2002年に始まったそれは、特に2009年の強硬な取り締まり以来、年々暴力的になるジハーディストの反乱に変わった。2014年4月に、それはチボクの町から276人の少女を誘拐した。脱出した子もおり、亡くなった子もいるが、多くは奴隷として売られるか、戦士たちと「結婚」することを強いられた。今、その反乱は他の国に広がっている。1週間前、80人のカメルーン人が誘拐された。チャドはカメルーンを助けるために軍隊を送っている。ニジェールとベナンもまた脅かされている。

世界がパリで17人が殺されたジハーディストテロに怒ったのと同じ週に、ナイジェリアの町バガとその周辺で2,000人もの人々が殺されたというニュースにはほとんど注意が払われなかった。西側の記者の二重基準を非難する人々もいるが、その非難は本当の怒りの相手を見逃している。ナイジェリア自身の指導者が故意にその国内での大虐殺を無視しているのだ。グッドラック・ジョナサン大統領はシャルリー・エブドの攻撃に対しては素早く非難したが、バガでのむちゃくちゃな破壊について話すのに二週間近くかかった。

今のところ1.6万人程度を殺し、約100万人を立ち退かさせた、その5年にわたる反乱について問われたとき、ジョンソン氏は、ボコ・ハラムは国際的な問題の一部だと語り、ナイジェリアは単独ではそれに取り組むことができない、と示唆した。ボコ・ハラムは、なによりもまず、今では近隣諸国も不安定化の危険にさらしている、ナイジェリアの壊れて略奪的な政治の産物だ。

2月14日に行われるとみられている選挙すらも、ジョナサン氏を後押しできないでいる。皮肉なことに、ボコ・ハラムの成功は、彼の再選をよりありそうなものにしている。その大統領の政治基盤は、北の反乱には困らされていないキリスト教徒が主体の南部にあり、そこは経済的好況を楽しんでいる。彼の主要ならいヴァルであるタフな北部出身元将軍のムハンマド・バハリが勝つ可能性は、ボコ・ハラムが多くの彼の潜在的な支持者を立ち退かせたことにより、打撃を受けている。

 

運の悪いナイジェリア

脅威に対処するより強調したやり方が現れているかもしれないという曖昧な兆候がある。今週、国連安全保障理事会は、その地域の国々に、イスラム主義者たちに対してその努力を一緒にするよう促した。1日後、西アフリカ諸国からの高官たちがニジェールに集まり、多国間タスクフォースを作り出すことを議論した。そのような動きは勇気づけるものだが、ナイジェリアが自分の問題に直面する準備をしなければ、合同軍は効果的ではないだろう。

決心を固めたナイジェリア政府ができることはたくさんある。まず、その国はより資源を与えられて遵法精神のある治安部隊が必要だ。ナイジェリアは年間60億ドルを防衛と治安に使っているが、兵士たちはしばしば暴動を起こしたり脱走したりする。それはいくらかは上級官が装備のための金をくすねたり、下士官の給与をネコババしたりするためだ。多くの市民は、規律のない軍隊や警察をほぼボコハラムと同じくらい恐れている。制度的な不正と悪政は、より貧しい北の連邦石油収入における取り分を奪い、その開発を停滞させることにより、イスラム過激派と民族の好戦性をそれぞれのやり方であおっている。もしジョナサン氏か彼の後継者が反乱屠蘇の原因に対処し始めなければ、その政府は国を統治できないとよくわかるかもしれない。

 

発行日: 
2015-01-24
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