攻撃される町 - ナイジェリア北部の反乱

ナイジェリア国民はイスラム民兵と政府軍の両方を恐れる

4年にわたるイスラム主義反乱の真ん中にある町のマイドゥグリの街路で、兵士たちが砂袋からできた壕に暑さにうだりながら座っている。彼らの周りで、ガチャガチャなる自転車に乗った少年たちが、遠い昔は繁栄するイスラムの貿易センターだったその町をゆっくりと埋めているサハラから吹き付ける砂を刻む。それは今、文字通りでも比喩的でも、砂漠化に直面している。

今月、ナイジェリア軍は、その宗教的に混ざり合った国にイスラム国家を作り出す運動が過去4年間でおよそ3,000人の死につながっているテロ集団のボコ・ハラムを破壊するための、これまでで最も決然とした努力を始めた。マイドゥグリのそばの町で、ここ2週間で数百人の死者を残した攻撃の後の5月14日に、グッドラック・ジョナサン大統領はボコ・ハラムがその拠点を築いている、(その首都がマイドゥグリである)ボルノ、ヨベ、そしてアダマワの三つの州に緊急事態を宣言した。ジョナサン氏は、彼の軍隊が北東部の一部の支配を失ったと認めている。何千もの追加の軍隊が、今ボコ・ハラムの戦士たちをその隠れ家から追い出そうとしている。ヘリコプターがキャンプや武器貯蔵庫を破壊している。そのグループの通信を混乱させる努力として、電話線が切られている。ボコ・ハラムに同情的だと考えられた地区は、24時間の厳戒態勢下に置かれた。

1週間に及ぶ戦いの後で、ジョナサン氏は彼の軍隊が突破したと語った。「反乱軍は以前は安全だった隠れ家やキャンプから撃退され、一方多くが捕らえられ影響を受けた州の活動は完全に止まっている。」その大統領は声明の中で主張する。彼は恩赦を提案し、反乱軍に武器を捨てるよう促している。国防大臣は、それが、ボコ・ハラムの主要な要求の一つであるすべての女性拘束者を含んだ、何人かの容疑者を解放するだろう、と語った。この飴と鞭が、その国の他の部分でのその大統領の承認率を押し上げている。

しかし、それはまだ、そのグループが創設されたマイドゥグリでは絵になっていない。その住民は、その作戦が反乱を完全に終わらせることに失敗し、最強硬派が復讐を追究するままにするのでは、と恐れている。過去に、その民兵は再浮上するためだけに単に砂漠に消えている。「軍が彼らをやっつけたように見えるといつでも、ボコ・ハラムは再結集し、より強くなって戻ってくる。」その反乱を長く追いかけている現地の記者ステラ・オニェブチは語る。「いまわれわれが持っているこの静けさは、短命かもしれない。」

ものを運ぶトラックがその州に入ることを妨げられて以来、主産品価格は跳ね上がっている。緑の木の下で、頭の上で卵をのせた皿のバランスをとっている女性商人は、1日で価格が倍になったという顧客と議論している。「我々は戒厳令に気づかず、準備していなかった。」あるウェイトレスは言う。戒厳令は、1日中から日中だけに減らされている。「しかし、店は依然としてしまっている。」と彼女は言う。「人々はとても怖れている。」営業員たちは木の下で眠る。「私は売りたいが、売るべき人がいないんだ。」わびしい道端で燃料を売るアミナ・ハルナは語る。「私はなぜ軍隊がこれをしているのか理解する。彼らはそれが占領している限りは続けると言うが、それはどれだけかかるのか?それがそれだけの価値があると、どうやったらわかるのか?」

少なくとも2,000人の住民が、その生活を恐れて隣のニジェールへ、そして更に多くがカメルーンへ逃れている。軍は、民兵と市民の区別をつけるのが蒸すかしいと解っている。アメリカの国務大臣ジョン・ケリーは、軍隊による「全体の人権侵害」の「信頼できる申し立て」について話している。「私のいとこは2年前にとらえられ、ギワ・バラックに連れて行かれた」マイドゥグリの悪名高い拘束センターを参照して、大工のムスタファ・モハメドは言う。「彼が生きているかどうかは疑わしい。彼のために言えば、そうでないことを望む。」

重装備の軍事戦術と政治的腐敗は、民兵へのいくらかの同情を生み出している。「ボコ・ハラムは、彼らの水準で生活し、彼らのように苦しんでいる人々の一部を代表している。」ボコ・ハラムの繁殖地と考えられる迷路上のスラム街シェヒリ北に住むモハメド氏は語る。「人々が不満を持つとき、彼らは悪い奴らに加わろうと思うかもしれない。」彼は語る。「子供たちはスパイをしている。」オニェブチ女史は語る。「ボコ・ハラムは彼らに電話を買ってやっている。」その集団は、幾分かは強制的な徴兵のおかげで成長している。彼らが牢獄から解放した囚人たちは、イスラム主義のイデオロギーを好むと好まざるとにかかわらず、彼らに加わっている。

だから、北東部の人々は、時に情報を流したと疑われる人々を殺したボコ・ハラムのメンバーを捕らえるために、軍隊に大きく肩入れすることに気が進まない。ジョナサン氏は、彼の頑丈な軍事作戦と、対話を開き、職を作り出し、恐れと不信が渦巻いているマイドゥグリのような被害を受けた町を再建することのバランスをとらなければならない。「女性たちが集会に行くと、我々はもはや話さない。」アミナは語る。「あなたは誰と話しているかわからず、またはもし何かを言えばそれが間違ってとられるだろう。私は誰も信じない。」空っぽの木製の露天を指さして、果物の売り子のシェフは、店主がしばしば警察に物売ったので、ボコ・ハラムが彼をさらったのだという。「誰が見ているかわからない。」彼は神経質に道を見ながら語る。
 

発行日: 
2013-05-25
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