アジサシの限界 - 鳥類学

メイン州の沖合で小さな悲劇が起きている

彼らは、他のどの鳥よりも多い年に5.5万マイルを飛行に費やす。30年の寿命で、それは一つか2つの卵を産むためだけに、月への3往復の旅行に等しい距離を飛ぶのだ。しかし、北極アジサシが大変なのはそれだけではない。近年、メイン州の沖合の産卵場で、その数は40%以上減っている。同じような減少はオランダやアイスランドでも報告されている。

過去30年にわたって、メイン沿海諸島国立野生動物保護のリンダ・ウェルチのような研究者は、肉食のカモメによって乗っ取られた島々の在地の海鳥の数を増やそうとしている。北極アジサシは、約5年前まで増えていた。それから、彼らは減少し始め、2008年に4,224組だったものが2012年には2,467組になった。食料の欠如が理由のようだ。その鳥は、ニシンやほかの小さな魚を探し回り、商業漁船との競争に直面するかもしれない。一方、気候変動は、魚がより冷たいほかの水域に泳いでゆく原因となっているかもしれない。研究者の中には、変化する気候が、その鳥の冬の目的地、南極での食物連鎖を乱しているかもしれず、彼らがメインで産卵するのにあまりに弱くしている。

魚の不足は、かつてはメイン湾で最大のアジサシの産卵場だったマキアス・シール島の巣を、2006年ごろから3,500羽の北極アジサシと普通のアジサシに放棄させるよう促した。去年、その避難所の50強の島々のうち、たった4つでしか彼らは卵を産まなかった。ひなにやるためのニシンやたらがいなければ、絶望したアジサシはより大きなマナガツオに頼るかもしれない。「彼らはそれらを飲み下すことができないので、周りに20匹のマナガツオがいながらひなたちはゆっくりと飢え死にする。」ウェルチ女史は語る。

他の大西洋ツノメドリやオオハシウミガラスのようなほかの回遊性の海鳥も、似たような問題に直面している。多くが飢え死にし、フロリダからメインに至る岸から押し流されている。アジサシによって食べられる魚はまたマダラやツナのような人々にとって重要な種も維持するので、それらは、悲しいにしても、海の健康の有益な指標だ。徐々に、アジサシの困難は食物連鎖に波紋を広げそうだ。
 

発行日: 
2013-08-31
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