地域は外国との提携に信頼を置いている - 中東欧のアウトソーシング

トップ企業は新たに設立された経済的成功の戦利品を分け合う準備をしている

BPが2009年に中欧に事業サーヴィスセンターを立ち上げはじめた時、その英国に本社を持つエネルギー会社はハンガリーを選ぶ前に半ダースの国を調査した。

「我々がサーヴィスセンターを作り出すとき、費用節減を第一とはしておらず、価値を作り出すことを優先している。」BPのヨーロッパ事業サーヴィスセンター長のフィリップ・ウェランは先月のブダペストでの事業セミナーで語った。

「我々にとって、それはすべて、人々の能力、市場に価値を置く技能、産業の安全、経済、そして社会資本についてなのだ。それは政府の支援についてなのだ。」

彼は競争が厳しかったことを認める。「たくさんのほかの国がとてもこれに長けている。同じようにBPがサーヴィスセンターを立ち上げたクラクフは素晴らしい場所だ。しかし、我々がすべてのパラメーターを満たしたとき、ただハンガリーが一番合っていると感じたんだ。」彼は語る。

3年がたち、ウェラン氏は今後12か月でブダペストでの職員数を現在の850人から1,000人を超えるまで増やすことを予想して最近事務所を借り増した。

BPは、英国のディアジオ、ヴォーダフォン、そしてBT、インドのTCS(タタ・コンサルタンシー・サーヴィス)、そしてもっとも最近には合衆国に拠点を置く車レンタル会社のエイヴィスを含んだ、積極的な最初の経験の後でハンガリーでのシェアードサーヴィスセンター〈SSC〉の運営を拡大している70ほどの会社のたった一つだ。

教育を受けた、価格競争力があり、しばしば多言語を操る労働力のプールに加えて現代的な事務所空間の急速な拡大に促されたこの投資の上昇は、世紀が変わった直後に合衆国のアルミニウム会社アルコアがその最初の営業を始めてから、ハンガリーで3.5万から4万の仕事を作り出したと推計される。

IBMやゲンパックといったいくつかの会社は、ほかの会社に任せる純粋なビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を維持しており、一方SSCはBPのブダペストの部門のような特別な会社に一般的にささげられたり「囚われた」りした。

オルバーン・ヴィクトルの到来が先触れした2010年の選挙以来、新参者の奔流が失速している。彼の右派フィデス政権は、明白に財政赤字を抑制するように設計されたけれども、混乱をもたらし国内事業を優遇していると広くみなされた非正統的な経済政策の実行に素早く着手した。

「不幸なことに、ハンガリーには消極的な認識がある。」その地域中でのアウトソーシングの助言に責任を持つブダペストのKPMGのパートナーであるマーク・ボウナスは語る。

「以前は、ブダペストはいつも(新たなサーヴィスセンターを置こうとしている会社の)選択リストに入っていた一方で、今ではそれを含めるのはより難しくなっている。そしてそれは単に政治的認識ではなく、人々はそれが効果だと考える傾向にある。」

皮肉なのは、オルバーン政府によってはじめられた、しばしば批判される税の変化が多くの場合SSCの部門でよく稼ぐ人々に好まれ、一方ハンガリーの経済的困難はフォリントのほとんどの世界の通貨に対する切り下げにつながっている。

「給与費用は、特にユーロやドルに換算すると、過去2年間でブダペストでは下がっている。事実は、ここの状況は、多くの人々が想像するよりも良いのだ。」ボウナス氏は語る。

しかし、アウトソーシングの場所を探している会社がハンガリーを迂回しているかもしれない一方で、彼らは確かにその地域を無視しておらず、チェコ共和国、スロヴァキア、バルト諸国、そして特にポーランドは、過去10年間で多数の外資系サーヴィスセンターを惹きつけている。

専門サーヴィス会社のPwCのコンサルティングマネージャーのアンナ・ウォジトは、特に地方都市での成長に助けられて、その部門は来年の終わりまでにポーランドで10万の職を持つと推計する。

「SSC-BPO部門は、既存の会社の拡大と新参者の参入の両方でポーランドで継続的に成長している。例えば、今年、シェルとハイネケンがクラクフに、ドルビーとニューヨーク・メロン銀行がヴロツワフに、そしてバイエルとメトサグループが三連都市(グダニスク湾の3都市)に、といった具合に新規参入している。」ウォジト女史は語る。

ルーマニア、ブルガリア、そしてもっとも最近にはセルビアが競争に入ってきており、それぞれがその中央ヨーロッパのライヴァルたちと似たような労働力の技能を主張するが、より一層競争力のある運営費用を持つ。

ブカレストのKPMGのアドヴァイザリー部長クリスティアン・ストイカは語る。「ルーマニアは、R&Dセンターを含んだ40の新しい計画と1.1万の新規雇用の創出で、過去4年間でジョーンズ・ラング・ラサールのトップ10のショアリングロケーションで9位につけている。

そのような競争に直面して、ハンガリーはうまく新規参入を惹きつけることができるのか?

確かに1人のコンサルタントは「重要な合衆国の会社」が、来年の新たな発展の発表に近づいていると自信を持っている。一方、BPのウェラン氏はマジャールの角への断固とした支持を維持する。

「ハンガリー人がそれほど悲観的なことを言うたびに10セントをもらっていたらどうなっていたことか?それは真実ではないのだ。」彼は語る。

「われわれは、人々の姿勢もまた正しいだろうと自信を持っているのでここにおり、そして今のところそれに対して何の不満も持っていない。」
 

発行日: 
2012-11-09
雑誌名: 
記事区分: 
主地域: 
主カテゴリー: 
キーワード: 
0
まだ投票はありません

コメント

コメントを追加