踏み車に乗れ - 健康促進のための素晴らしい考え

 

ある南アフリカの会社は健康増進のためのいくつかの素晴らしい考えを持っている
 
保健専門家が直面するもっとも困難な問題は、健康増進と病気の治療との間の正しいバランスをどのように見つけるかという事だ。繰り返し指摘されるように、予防は治療よりも良く、安くもある。しかし、この有益な決まり文句に反対の立場をとる力は手強い。この病気は直ちに治療を要する。医療専門家は、栄養士よりも外科に価値を置く。そして我々の大多数は、強欲で近視眼的だ。節制の報酬がそれほど後からやってくるのに、なぜマーズバーでの刹那的な喜びや、コンドームなしのセックスの満足を差し控えるのだ?
 
これが、保険のインフレを抑えるのがとても難しい一つの理由だ。2010年以来、アメリカの保険プレミアムは、9%急増した。新興経済でも、より大きな繁栄とは、人々がより多く食べ、野外で汗をかくかわりに机の後ろに座ることを意味する。だからこれらの国々はますます心臓病や糖尿病といった豊かな人々の病気にかかるようになっている。世界保健機関は、そのような非感染性の病気の発生は今後10年間で17%上がると予測している。
 
政策立案者の中には、新しい道具を追求しているものもいる。行動経済学だ。行動経済学者は人々にクリームパイをやめてかわりにりんごを噛むよう「説得する」方法を綿密に計画している。「説得:健康・富・幸福についての決定を改善する」の共著者のキャス・サンスティーンは、バラク・オバマのホワイトハウスで働く。英国首相のデヴィッド・キャメロンはダウニングストリートで「説得部隊」を設立した。オバマ氏の保健法は雇用主に健康管理計画を提供するよう奨励する。
 
同時に、技術は人々が自分自身の面倒を見ることを簡単にしている。監視装置は安価で使いやすくなっている。フィリップスは鼓動と呼吸の率を測るためにiPad2のカメラを使うアプリを開発している。あなたは、マイクロソフトのヘルスヴォールトのようなプログラムを使って自分の健康記録を最新のものにしていくことができる。あなたはまた、ソーシャルメディアを使って自分自身を辱めてシェイプアップすることができる。体重を落とすという決意を公開し、失敗したときに罰金を払うことに同意すれば、それほどより効果的になるか、という事は注目すべきことだ。
 
アメリカは説得を採用し始めている。大手健康保険会社の中には、何らかの誘因を導入しているものもある。多くは生命徴候を調べ、血圧の低下や脂肪の減少といった目標を達成した人々に報酬を与える。この基本的公式に興味深い付加機能をつけるものもある。エトナは家で使えるジム用品や医療機器に割引を提供する。アンセムは健康指導員との電子メールでのやり取りを提供する。ソニックブームはハイテクと仲間の圧力を統合したものを使う。メンバーはその靴につけた小さな装置で生命徴候を見ることができ、ウェイトウォリアーズのようなグループに参加することができる。新しいタイプの保健企業は、会社が誘因制度を設計するのを助ける。その例としては、どちらもアメリカに拠点を置くインセントワンとアンダーソン・パフォーマンス・インプルーヴメントがある。
 
おそらく、驚くべきことに、もっとも興味深い誘因が新興経済の南アフリカで開発されている。ヨハネスブルグに拠点を置くディスカヴァリーグループは「エア・マイル」モデルを保健に適用したヴァイタリティと呼ばれるプログラムを生み出した。運動、健康食品の購入、または何らかの目標を達成したら、ポイントを得ることができる。ポイントを累積するに連れて、青から黒まで様々なレヴェルに出世することができる。(みんなに進歩する機会を与えるために、報酬は健康状態の出発点によって調整される。)そして割引プレミアムから異国の休暇に至るまで短期・長期の混じった報酬を与えられる。
 
ディスカヴァリーは人の「生命力レヴェル」につながった報酬を提供するたくさんの会社と提携している。南アフリカの日用品チェーンのピックンペイは1万の「健康食品」に25%までの割引を提供する。クルラのような飛行機会社は割引航空券を提供する。ディスカヴァリーは人々の会員証を読み取ることによって、彼らが入会しただけではなく実際にジムにいったのだと評価することができる。プログラムに参加することは、プログラムに参加することは、報酬以上に割があうという固い証拠があるとそれはいう。積極的な参加者は病気になりにくいようで、もしなったとしても彼らの病院生活はより短い。
 
このモデルにより、ディスカヴァリーは1992年に「一人の男と一つの机」だったのが、5,000人を雇う南アフリカ最大の保健会社になった。その会社は今、新しい市場に参入している。それは、アメリカの健康保険会社のフマナと英国の会社のプルデンシャルと提携した。それはまた、中国の大手民間健康保険会社の一つピン・アン・ヘルスの20%の株式を取得した。このモデルは、健康につながった割引を提供するクレジットカードから安全運転をする人々に安いガソリンを提供する車両保険会社(荒い加速や鋭いコーナリングといった攻撃的運転を監視する遠隔計測装置が車に搭載される)まで、他の産業に広がっている。
 
 
 
医療の必要性
 
ディスカヴァリーの物語はまた、どれほど早く新しい考えが新興市場から流れだし始めたかという事を思い出させる。過去20年でインド企業は情報加工の専門家になり、中国企業は質素な生活の名人になった。ディスカヴァリーは、西洋が先導する保健や他の洗練されたサーヴィスに挑戦する、別の波の先駆けとなるかもしれない。ディスカヴァリーの創業者で社長のエイドリアン・ゴアは、南アフリカには治療をもたらす医者があまりに少なかったためにその会社は予防に集中せざるを得なかったと語る。そこでは民間の保険に入っていても、一つの全科医療を1,000人でわけあっている。
 
ディスカヴァリーの物語はまた、新興市場への課題を提供する。どのように彼らと同じ革新の精神をその育っている福祉国家に適用できるのか?それらは多かれ少なかれ初期の段階から作られているので、彼らは公的制度、民間制度、そしてその混じったもので実験できる。新興市場の政府は、人々を敏感な行動に仕向けるのに賢明な誘因を使っているディスカヴァリーや他の会社から学ぶことができる。その国民は、それにより健康になり、彼らの予算もまたそうなるだろう。
 
 
発行日: 
2011-10-08
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