彼らに燃料を持たせろ - ナイジェリアの抵抗

 

大統領は怖じ気づき、議論のある補助金に戻っている
 
ナイジェリアほど公金を気ままに浪費している国はない。おそらく貧しい人々を助けるために、政府は燃料を国際市場で買った値段の半値で売っている。最大の受益者は、違法だが罪に問われずに補助を受けた燃料を定価で隣国に売り、毎年国庫に80億ドルの穴を空ける地元の卸売業者だ。これはすべて、きちんとした精製所を持っていないので85%のその燃料を輸入しなければならない、アフリカ最大の産油国での出来事だ。
 
石油補助金の廃止は賢明で公的な支持を受ける価値があるように見えるだろう。節約分は新しい道路や病院、学校に使うことができる。燃料マフィアをつぶすことは汚職に対する戦いにも役立つだろう。多くの高官が燃料販売業者によって買収されている。首謀者たちは、友好的な高官を権力につけ続けるために、利益で選挙を操作する。
 
だから、グッドラック・ジョナサン大統領が1月1日に燃料補助金を辞めたのは勇敢な動きだった。おそらく彼が説明したよりも勇敢だった。多くのナイジェリア人が即座に反乱に立ち上がった。長期的には彼らはより多く得るにもかかわらずだ。全国的な反抗の中で10人が亡くなり、何百人ものけが人が出た。軍隊が道に呼び出された。ゼネラルストライキが経済を麻痺させた。石油労働者は油田をそして政府の現金収入を閉鎖するよう脅された。
 
普通のナイジェリア人への補助金削減の影響は、確かに厳しい。ほとんどは車や発電機を持っていない。事業はすぐに高くなった燃料価格を転嫁した。バス代や食料価格は、運輸費用の増加を受けてほぼ2倍になった。多くの抵抗者は、節約分が約束通り新しい社会資本に再投資されるかと言うことについての疑いを口にした。政府の無駄遣いの記録を考えれば、彼らの懐疑は理解できる。最終的に反対者が打ち勝った。
 
2週間を少し超えたあとに、大統領は部分的に考えを変えた。彼は、リッターあたりの燃料価格を140ナイラ(0.86ドル)から97ナイラに下げる新たな補助金を発表した。しかし、彼はそれは一時的なものだと主張する。彼は石油部門の規制緩和を続けることを誓った。
 
労働組合はストライキを中断した。抵抗者たちは当面家に帰った。大統領はしばらく時間を稼ぎ、まだ燃料マフィアとの戦いに勝つかも知れない。反不正調査官は新たな手入れを行った。2期目に入って1年たたないうちに、ジョナサン氏が経済回復をせき立て、一連の改革を成し遂げる望みはかすんでいる。
 
国民に高い価格への補償をする方法を見つけることなしに、彼はムダな補助金を完全に削減することは決してできないだろう。彼は節約された資金を投資するという主張に信頼性を持たせるために官僚制をより効率的にする必要がある。もしくは、彼は、金を盗まれることなく直接送金できるように、すべてのナイジェリア人に銀行口座を与えなければならない。どちらも前途遼遠だ。
 
 
発行日: 
2012-01-21
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