高く、暗く、安定している - 心理学

 

不安定な家具は、感情的な安定への欲求につながる
 
明白に、ある人の決定は環境によって決定される。しかしながら、どれほど近くそれらが決定されるかは、つい最近になって明らかになった。過去数年間にわたって行われた実験は、パーティーでだれかに冷たい飲み物を与えることはその人が仲間のゲストから冷遇されていると信じさせるようになり、温かい飲み物を手渡すことは、人々にほかから温情を得ているという感覚を与え、そして最も驚くべきことに、潜在的な有権者をわずかに左に傾いた椅子に座らせることは、政治的スペクトルの中で左につながる政策により賛成するようにさせるのだ。
 
これらの研究の最新のものはまた、家具の影響について見ている。それは、椅子と机の安定性といった些細なことが、認識と欲求に影響を持つことを示唆する。
 
その研究は、カナダのウォータールー大学の、デヴィッド・キル、アマンダ・フォレスト、そしてジョアンヌ・ウッドによって行われ、心理科学誌に間もなく発表される。キル氏とその協力者たちは、そのヴォランティア(どの異性とも付き合っていない47人の学部生)の半分に、割り当てられた仕事をする間に、少し不安定な机の隣にある少し不安定な椅子に座るよう頼んだ。他の人々は、物理的には全く同じように見えるが、不安定ではない椅子に座るよう言われた。
 
一度椅子に座ると、参加者は4つの有名人カップルの関係の安定性を判断するように言われた。バラクとミシェル・オバマ、デヴィッドとヴィクトリア・ベッカム、ジェイZとビヨンセ、そしてジョニー・デップとヴァネッサ・パラディだ。彼らは、今後5年間でそのカップルが別れるかどうかを1から7の間でどこに当たると考えるかという格付けをすることによってそれを行った。1が「まったく別れそうにない」で7が「とても別れそうだ」を意味した。
 
これをした後に、彼らは潜在的な恋愛相手の様々な特徴への好みを格付けるよう頼まれた。提示された特徴の中には、パイロット研究で人々が心理的な安定性(信頼出来たり頼ったりできるというもの)の感覚に結び付いたものもあった。心理的な不安定性(たとえば無意識のとか冒険的な、といったもの)と結びついたものもあり、不安定性や安定性とは実際に何の関係もない(愛するとか面白いとかいったもの)ものもあった。参加者はそのさまざまな特徴を、別の1から7の範囲の、1が「まったく望ましくない」で、7が「とても望ましい」で格付けした。
 
その結果は、冷たい飲み物が社会的状況が冷たくなっているという認識につながったように、肉体的安定性の感情をいじくりまわすことは、社会的不安定性の認識につながるということを明らかにした。不安定な机で不安定な椅子に座った参加者は、有名人カップルの平均安定点を3.2とし、一方で不安定な家具に座った人々は2.5点を与えた。
 
けれども、とても面白いのは、不安定な椅子に座った人々は、ほかの人々の関係が不安定だとみるだけではなく、彼ら自身の関係の安定性にもより高い価値をつけたといったのだ。彼らは潜在的な恋愛相手の安定性を促進する特徴に5.0の平均的欲求特典を与え、一方で机やいすが安定した人々は同じ特徴に4.5を与えた。その違いはそれほど大きくはないが、統計的には有意だ。ほんの小さな環境的な不安定性も、しがみつくべき感情的な岩への欲求を促進しそうだ。
 
 
発行日: 
2012-07-14
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