永遠の敵である友人 - ルワンダの外交

 

フランスとルワンダはお互いの強い嫌悪を克服するのに苦労している
 
3年前、ルワンダ大統領のポール・カガメによって立ち上げられた調査委員会は、フランスを「1994年の大量虐殺の準備と実行に積極的な役割を果たした」として非難した。9月12日に敵対色を薄めたカガメ氏は、つながりを修復しようとする継続的な努力の一環としてパリでニコラ・サルコジ大統領と会った。盛り上がる和解機運を反映して言葉は注意深く選ばれたが、その訪問は多くのなかなか消えない敵意を隠すことは出来なかった。
 
それは、かつては固かったつながりを修復しようとする最初の試みではなかった。去年のルワンダへの旅の中で、サルコジ氏はGisozi大量虐殺記念館を訪れ、フランスが「重大な判断間違い」をし、かつての(フランス語を話す)ルワンダ政府の大量虐殺の意図について「ある種の盲目」を示したことを認めた。彼に関する限り、英語を話すカガメ氏は、フランスとの「新しい関係」について話した。ルワンダは、カガメ氏のツチ族の反乱軍が、ほとんどがツチ族であった80万人のルワンダ人が大虐殺された事件の引き金を引いたフツ族の前大統領を乗せた飛行機を撃ち落としたことを、あるフランス人判事が非難したあとの2006年に外交関係を絶った。しかし、彼のパリ訪問の間は、ほとんどの話は未来についてだった。カガメ氏はもはやフランスからの公式な謝罪を求めないかもしれないとすら語った。「それは、今私が探しているものではない。」
 
カガメ氏は実用的になっている。ルワンダは、その印象的な経済成長を維持するために投資家を必要としている。来年の成長率予測は7%を示している。それは、アフリカでもっとも不正の少ない国の一つだと、英国に拠点を置く反不正団体のトランスパレンシー・インターナショナルは言う。より批判される彼の権威主義的兆候と、国内での政治的協力者を失っていることに気づいて、カガメ氏はより多くの海外からの支持が欲しいくらいだ。たしかに中国がサブサハラアフリカへの主導的な輸出者としてフランスにとって替わっており、かつてのようにアフリカで大国ではないかもしれないが、それでもまだフランスは重要だ。地域的なつながりを蘇らせることに熱心なサルコジ氏は、ルワンダの首都のカガリに文化センターを作るようけしかけている。1年前、フランスのリセがそこで再開した。フランス人アフリカ専門家のアントワーヌ・グラセは、カガメ氏が「明日の偉大なアフリカの指導者になりたいと思っており、フランスがその大陸でまだ影響力を持っていることを知っている。」と語る。
 
カガメ氏はついに歴史的なページをめくるのだろうか?彼はまだ「フランスにとても気乗りがしない。」とパリで彼を見かけたひとりが言う。ルワンダはフランスを、亡命した大量虐殺者をかくまったとして非難してきた。しかし、サルコジ氏のように、彼は、少なくとも今のところは、未来の利益を最初に置く準備ができているように見える。
 
フランスの支配階級はそうではない。フランス上院議長はカガメ氏に会うには「忙しすぎた」。下院議長は、1994年に同じ職にありカガメ氏の手を握らなかったことで知られている外務大臣のアラン・ジュペと同じように、都合よく外国にいた。
 
 
発行日: 
2011-09-17
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