狂気? - 睡眠と月相

満月の時には人々は夜簡単に眠れない

それは、ある晩にパブで何杯かのビールを飲んで思いついた考えのように聞こえる。そして、関わった人々が自由に認めるには、それはまさにその通りだったのだ。クリスティアン・カヨヘンとその同僚がカレント・バイオロジー誌でその問題について論文の中で述べるように、「我々は、満月のある晩に、地元のバーで一杯飲んだ後にそれを思いついたのだ。」

「それ」は、満月がひとの行動に、一般的に悪い方向で、影響するという、持続するが証明されない考えを試す方法だった。科学以前の時代では、これは「moonstruck」や「lunatic」というような言葉で表現された。そしてそれは、満月の時には眠らずに代わりに狼に変わる狼男の形で、より不吉な兆候を見つけた。いまオオカミ人間を信じる人はほとんどいないけれども、現代の思想家の中には依然として月相が睡眠傾向に影響すると考えるものもおり、その特定の月光の夜に、カヨヘン博士と彼の仲間がすでに理解するために必要なデータを持っていると認識した。

これらのデータは、彼らが働いているバーゼル大学の時間生物学センターで彼らが10年前に行った体内時計と睡眠傾向についての研究から来た。2000-03年の間に、彼らは33人のヴォランティアの睡眠傾向についての日々の体内時計の影響を見た。彼らの使った手順は、完璧だった。ヴォランティアは、何日間か1度に日光(そしてそれ故に月光からも)遮断され、だから彼らの睡眠傾向は満月のもたらす光によって影響され得なかった。そして、それはまた、究極的な二重目隠し実験だった。参加者も組織者も、その実験が行われた時満月の影響を見ることを意図していなかったので、それを知っていることによる偏りがおそらくなかった。

数日間数字をかみ砕くことで、カヨヘン博士とそのチームは、探しているものを見つけた。そしてその答えは、「イエス」で、月の位相は、関わった人間が月を見ることができなかった時でさえも、人間の睡眠傾向に影響するのだ。脳波検査は、ヴォランティアが満月の周辺で平均して20分少なくしか眠らなかったことを示した。それはまた、眠りに落ちるまで5分長くかかり、(どれだけ深く彼らが眠っているかを測る)彼らのデルタ波はほかの時よりも30%低く、睡眠関連のホルモンであるメラトニンの水準は減り、そして彼らは主観的に普通の時ほど眠れなかったと報告した。これはどれも、女性のヴォランティアでのその生理周期とは、つながってもいなかった。

どの占星術師もこの結果がうぬぼれだといわないように、カヨヘン博士は彼の見つけたものが、たとえば干満の効果のようなものを通して月によって直接影響を受けたとは信じなかった。彼の発見したものについて彼が考えたのは、体の時計への追加の手だ。その実験がもともと研究したよく知られた内在性の日々の循環以外に、天体に関わるものからの長期にわたる光の無意識の観察によって、(日々のものが太陽に対応するように)月にのせられた内在性の月間循環もある。

月の循環は、他の種にも存在するので、これは以前そうだったように、狂った考えではない。しかし、研究されてきたこれらの種は、干満が重要だとして知られる海のイグアナのような動物だ。深く染み込んだ月のカレンダー(またはかつてそうだったもの)を、人間がどのように利用するのかはまだ決められていないままだ。たぶん、月の輝く夜に軽く眠るのは捕食者に対する防衛機構だ。例えば狼からの。
 

発行日: 
2013-07-27
雑誌名: 
記事区分: 
主地域: 
主カテゴリー: 
キーワード: 
0
まだ投票はありません

コメント

コメントを追加