異なった衣類から切り出す - インドの社会起業家

慢性的な女性の医療問題を解決して事業を打ち立てる

ラタン・ジャダヴは、30代の恥ずかしがり屋の痩せた女性だが、西インドのマハラシュトラ州の田舎であるオスマナバードで農業をしている。彼女の小さな泥の家は、台所の窓敷居に10代の娘の化粧品がきちんと並べられる一方で、親類から借金をして買ったコンピューターといった現代的な利便性を誇りにしている。しかし、個人的な衛生ということになると、どちらの女性も(結婚式のような特別な場合は例外かもしれないが)ブランド物の生理用品よりも綿の布きれを好む。手作りの代替品が仕事をするのに「なぜ買わなきゃいけないの?」とその母親は訊ねる。

ジャダヴ女史は、布きれ、乾いた葉、麦わら、または新聞紙を好んで生理用品を避ける3億人の生理中のインド人女性の一人だ。調査会社のACニールセンは、インド人女性の70%が生理用品を買う余裕がないという。ふつう男性によって経営される薬品店でそれを求めることを嫌って、支払うことができる多くの人々もそれを買わない。

これは深刻な帰結を持つ。思春期の少女たちは年に50日も欠席する。23%程度は完全に脱落する。働く女性は日当を失う。この問題を解決することから得られる社会的経済的利益は潜在的にとても大きいので、そうすることは多くの発展途上国でいま社会起業家たちの焦点だ。(インドはこの点では決して独特ではないのだ。)その中には、デリーの新興企業アーカー・イノヴェーションズのジェイディープ・マンダルとソムボディ・ゴーシュが含まれる。

彼らは、バナナの皮、竹、そしてホテイアオイの果肉のような農業廃棄物の原材料を使って低価格の生理用ナプキンを生産する機械を開発している。それぞれの機械は、毎日1,600-2,000枚生産でき、大衆市場で売られるブランド製品よりも40%安く売られる。

現在の女性にやさしくない流通制度を避けるために、アーカーは女性グループに1回25万ルピー(4,000ドル)でその機械を売ることを狙っている。完成品は、太陽光ランプ、ストーヴ、そしてサリーを売る村の女性販売員によって戸別販売で売られる。それはまた、女性の経営する雑貨店や美容室でも流通するだろう。アーカーは原材料や機械を売ることによって利益を得たいと思っている。

これは決して新しい考えではない。別のインド人起業家アルナカラム・ムルガナンタムは、低費用ナプキン製造の開拓者だ。タミル・ナードゥの非営利組織ガンディグラムはマドラスのインド技術大学の技術者と提携して似たような技術を開発している。NGOのGoonjは、捨てられた古い衣類を塗って殺菌し、生理用品にする。多くの新興企業が古いニットウェアからの綿繊維を加工してナプキンにする。ムルガナンタム氏は、その国がたくさんの地元ブランドであふれていると説明する。

しかし、普通ではないことに、アーカーの製品は、「西側世界の標準に合い、すべての世界的ブランドと競合できる」と、女性の職創出に焦点を当てたオランダのコンサルタント会社女性の翼のロナルド・ファン・ヘット・ホフは語る。ビハール、ニシベンガル、マハラシュトラ、そしてタミル・ナードゥという4つの州で生理用品市場を研究した後で、そのオランダの組織はアーカーが成長するのを助けることを決めた。

アーカーの創業者たちは、大きな機会を見ている。その挑戦にもかかわらず、135億ルピーのインドの生理用品市場は急成長している。プロクター&ギャンブルのような世界的な大手を含んだ既存企業は、依然として女性のたった25%しか彼らの製品を使っていないけれども、町や都市で影響力を持っている。田舎では、その割合はさらに低い。仲介業者を迂回し、既存の田舎の小売網を使うことによって、その創業者たちは今後5年間で600万の顧客を得、1.1万人の女性を直接雇用できると信じている。

しかし、多くの似たような事業が、標準化の欠如から不適切な女性販売員に至るまで幅広い問題のせいで失敗している。アーカーは、製造と流通に責任を持つだろうオスマナバードのNGOスワイヤム・シクシャン・プライヨグと提携関係を作っている。それはまた、地元の医者や医療労働者にワークショップや月次の村の集会でそのナプキンを推すことを頼むことによって、意識も高めるだろう。始まりは、約2万人の女性に届けることを狙って、オスマナバードで来月行われるだろう。これはそのナプキンがインドの後背地で真に訴えるかを明らかにするかもしれない。「確かにするだろう。」地元の女性販売員集団の指導者デヴカニャ・ジャグダルは語る。「そして、ラタン・ジャダヴは私の最初の顧客になるだろう。」
 

発行日: 
2013-09-14
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