南からのよい知らせ - ラテンアメリカの社会発展

 

より少ない貧困、そしてより少ない不平等
 
貧困はそれを克服したと考えている場所であるヨーロッパやアメリカで増えているかも知れないが、ラテンアメリカではそれは減り続けている。今週発表された年間統計で、国連のラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)は、その地域の人口の30.4%がその国の貧困線以下で生活していると計算する。これは安定的な低下を維持しているだけでなく(ピークだった1990年の48.4%から)、1970年代に多かれ少なかれ信頼できる統計が集められ初めて以来、そしておそらく歴史上で一番低い数字だ。
 
なるほど、人口成長のために、絶対数では貧困は減ってはいない。2011年に1.74億人で、2002年の2.25億人からは減っているが、1980年の1.36億人からは増えている。しかし、ECLACは別の研究者たちによって発見された別の積極的な傾向もまた確認する。ラテンアメリカは世界で最も不平等な場所のままだが、その地域の所得の不平等もまた減り始めている。データのある18の国のうち、2002年から2008年の間にドミニカ共和国と(特に)グアテマラだけが不平等が拡大した。2008年以降では、ドミニカ、エクアドル、パラグアイだけでそれが拡大した。
 
この社会発展の裏に二つの事柄が横たわっている。最大のものは、その地域での近年の強い経済実績だ。ラテンアメリカのGDPは去年5.9%成長し、ほとんどの予想者が今年その数字が4.5%程度になると予想している。この強い回復は、2008年のこの地域での景気後退がほんの軽い変化しかもたらさなかったことを意味する。不平等の減少の大部分はより高い賃金のためだ。それはひいては、幾分かは若いラテンアメリカ人がその親よりもよい教育を受けることになるという機能を果たしている。所得不平等の減少の二番目の要素は特に貧者への現金移転計画と言ったよりよい目標を掲げた社会政策のためだ。
 
しかし、進歩を続けることは難しくなっている。他での困難は、ラテンアメリカが来年3.5%以上成長するのは幸運だろうということを意味する。より高い食料価格は、2010年にメキシコとホンジュラスで貧困が上がったことを意味した。そして、その地域の、基本的な食料への必要を満たすことのできない所得という極端な貧困は、頑強に13%あたりにくっついている。(ブラジルやコロンビアと言ったいくつかの政府は最貧困層を目標とした計画を明らかにした。)ECLACはまた、より大きな所得不平等に作用するいくつかの要素を強調する。一つは、より貧しく教育を受けていない女性ほど金持ちの女性よりも多くの子供を持っており子供の世話をしないことだ。もう一つは、産出が不均衡にわずかな大企業に集中していることだ。
 
多くの人は、貧困と不平等のさらなる低下のためには、教育を改善しインフォーマル経済を縮小し続ける必要があると言うだろう。進歩を祝っているときでさえも、ラテンアメリカの政治家たちはそれをさらなる行動のための動機にしなければならない。
 
 
発行日: 
2011-12-03
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