サンテックの日没 - 太陽光発電

困難を抱えた事業の厄介な破産

大きな中国の太陽光発電パネルメーカーのサンテックの破産は、地球規模の太陽光発電産業の合併のラウンドに火をつけるのだろうか?初期の兆候はあいまいだ。魅力的で技術をよく知った創業者施正栄(Shi Zhengrong)の下で、サンテックは開拓者だった。それは、2005年に上場した最初の中国の太陽光発電会社だった。公的信用と補助金に支えられ、それは簡単に量において世界最大の太陽光パネル業者になった。

今、サンテックは、太陽光崇拝者の間で禁句になっている。3月15日に、それは5.41億ドル相当の転換社債の支払いができなかった。3月18日に、その会社に債権を持っている地元銀行が忍耐を切らし、それを訴えた。すぐ後に、地元裁判所はそれが破産したと宣言し、債務の再構築を始めるよう命じた。

サンテックは、その群れの先を走っていたので、よろめいた。調査会社ブルームバーグ・ニュー・エネルギー・ファイナンス(BNEF)のジェニー・チェースは、太陽光技術はとても速く進歩しているので、それは「後発者利益」を作り出している、と論ずる。彼女は、新しい光電池(PV)製造工場は5年以内に時代遅れになると計算する。

成り上がり者の更なる利点は、太陽光パネルにとって最も重要な原材料である、世界的シリコン価格の崩壊を利用できることだ。サンテックのような古い企業は、2008年のkgあたり400ドルかそれ以上と言った額を支払う以外に選択肢がない。多くが長期的な固定価格契約を結んだからだ。最近その価格がたった16ドル/kgに触れた時、それらは、日焼けした背中のように痛んだ。

太陽光キットはより安く、そしてより効率的になり続けている。だから、ジンコやハレオンと言ったサンテックのより若いライヴァルは、より安い費用を報告する。彼らはまた、それほど大きく債務を抱えていないようだ。理論的には、利益が出ず時代遅れの資産を抱えた企業が失敗するにつれ、より引き締まったものが栄えて当然だ。しかし、そのような合併はまだ起こっていない。

地球規模の太陽光パネルの供給過剰は、今巨大だ。製造業者は60GWの結晶シリコン設備能力を持っているが、今年の需要は、たった37GWだと予想されている。BNEFは、中国と日本でのしっかりとした需要があっても、地球規模のPV需要は2015年にたった52GWに達するだけだと予測する。

サンテックの破産に引き続いて、ドイツの自動車部品大手ロバート・ボッシュは、太陽光製造事業から引き揚げるだろうと発表した。25億ドル以上をこの部門に沈めているにもかかわらず、それは利益への道を描けないとその会社は言った。中国以外では、より多くの破産と撤退がありそうだ。

中国での合理化もまた期限切れだ。中国の太陽光会社の負債資本比率は、世界や台湾の一般的なライヴァルが50%に近いのに比べて、ほぼ80%だ。何百もの中国の太陽光会社のほぼすべてがカネを失っている。悲しいことに、もし最近のニュースが指針となるならば、なんの片付けも地平に現れていない。

サンテックが破産を宣言した直前に、国有事業の国総発展集団の元経営者の周偉平(Zhou Weiping)が、その総裁に任命された。それは、サンテックのある無錫の地元政府がそれが破産することを許さないだろうことを示唆する。中国が生けるしかばねを墓場送りにしたがらないことは、太陽光産業を何年にもわたって傷つけうる。太陽光は吸血鬼を殺すかもしれないが、ゾンビはそうではないかもしれない。
 

発行日: 
2013-03-30
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