アフリカへの入り口? - 南アフリカ

南アフリカの事業の卓越は変わっている

南アフリカは去年、ブラジル、ロシア、インド、中国からなる堂々たるBRICSクラブにSの字を足すことになる誘導を行った。しかし、それはその国を含むことを正当化するのに苦労している。加盟国中最小の経済(インド)の1/4と最小の人口(ロシア)の1/3以下しか持たないその国がそれを主張する主要な資格は「アフリカへの入り口」だ。その大陸の経済は世界で2番目に早く成長しており、人口は10億人強(中国やインドからそれほど離れていない)で、その全体としてのGDPはほぼ2兆ドルでロシアやインドのものよりも大きい。それでも、南アフリカはまさにそれが主張するような疑いなくアフリカで最も強力で洗練された経済なのだろうか?

それは、本当にかつてはより不安定なアフリカ諸国を北に切り開くのに慎重な投資家にとって、出発地としての役割を果たした。しかし、過去数十年の間に、その大陸は全体としてより平和的に、民主的に、そして安定的になっている。結果として投資は流れ込み、そしてしばしば南アフリカを迂回している。2倍の速さで経済成長しているアフリカ諸国の中には、投資家にとってのその大陸の明らかな第一歩というその主張に挑戦しているものもある。

南アフリカの5,000万人に対して1.58億人程度の人口を持つナイジェリアの経済は、過去8年間ほぼ7%の率で年間成長しており、2016年には(8,200万人の)エジプトを追い越してアフリカ最大にすらなるかもしれない。同時に、ガーナやケニアなども外国多国籍企業のアフリカ本社を誘致するのに南アフリカと競争している。例えば、ゼネラル・エレクトリックは、ネスレ、コカ・コーラ、そしてハイネケンのような会社をまねして、最近ケニアの首都ナイロビをサブサハラの中心に選んだ。

かつてはアフリカでほとんどすべてのことについて先頭を走っていた南アフリカは、対戦表を滑り落ちている。1995年にそれはサブサハラアフリカのGDPのほとんど半分を占めていた。今ではそれは1/3以下だ。その経済は2009年までの4年間にしっかりとした年間5%成長を記録していたが、それ以来せいぜい3%となり、アフリカで最も成長の遅い国の一つになっている。その税金は高く、教育は貧弱で、実質賃金の急速な伸びはほぼすべての部門で生産性を凌駕している。外国投資は減少している。

10年前にBRICという言葉を作ったジム・オニールは、大きな潜在力を持った急成長する新興市場の一群を参照して、南アフリカは次のもっとも見通しのある発展途上国のいかだであるN11にすら値しないと語る。南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)が約12年前に初めてインフレ目標を導入した時、彼は南アフリカに対して強気だった、と彼は認める。しかし、今はそうではない。その国は焦点を失い、もはやその大陸の超大国だと考えることはできない、といまではゴールドマン・サックス資産管理を率いるオニール氏は語る。

その国の主要な経営者団体であるビジネス・ユニティ南アフリカは、南アフリカがケニアやナイジェリアなどから遅れをとっていると心配する。もしエジプトが政治的に落ち着けば、それはさらに別の磁石となりうる。過去5年にわたって、世界でもっとも豊かな鉱床を持った南アフリカは、カナダのフレーザー研究所による鉱業投資魅力の年次調査で17ランクを下げ、93の国や州の中で53位になった。ANCの国有化政策についての不確実性に幾分か責任がある。

しかし、南アフリカの衰退は相対的なものにすぎない。その大陸で5番目に大きな人口にもかかわらず、購買力平価で1.1万ドル以上の一人あたりのGDPは中国やインドよりも大きく、アフリカの平均の4倍以上で、それは依然として簡単にアフリカ最大の経済を持っている。その社会資本はアフリカではるかに最良だ。それはその大陸の鉄道網の80%を持っており、その地域最大の株式市場の本国だ。それはまた、どのアフリカの国と比べても、人口比で最大の中産階級を持っている。

スイスの世界経済フォーラムの世界競争力調査で、南アフリカはサブサハラアフリカで最上位に、そして世界142か国で50位になっている。世界銀行の「事業のしやすさ」表でそれは183のうち35位になり、(モーリシャスに次いで)アフリカで2番目だ。その監査水準と証券取引規制の健全性では、それは誰にも劣らない。スイスの銀行UBSによる44の新興諸国のコーポレート・ガヴァナンスの調査で、それは韓国に次ぐ2位になった。しかし、それは、労働市場の硬直性、技能の不足、そしてとりわけ汚職が急激に増えているという認識でひどい点を取っている。南アフリカはある程度ロシア型の寡頭制を作り始めているとUBSは語る。それは投資家を妨げかねない。

5月に出版された2回目の「アフリカ魅力調査」でロンドンの専門サーヴィス会社のアーンスト&ヤングは、2003-11年の間の外国直接投資(FDI)の流入で南アフリカをアフリカの中で4位に位置付けた。しかし、FDI計画の数で測ると、南アフリカは依然としてたやすく主導的な投資の目的地だ。アーンスト&ヤングは、南アフリカへ今後10年間、年間で平均約100億ドルのFDIが流入し、12.5万の職を作り出すと予想する。一方でナイジェリアは年間230億ドルを得ることが予測されるが、新たな職は9.5万にとどまるという。

別の専門サーヴィス会社のKPMGは、アフリカへの入り口という全体的な考えは時代遅れだと考えている。アフリカ市場への参入は、今ではより発展の性質によるようになっていると、最近の報告でそれは言う。結果として、今では「明らかに」南アフリカを含んでいくつかの入り口があるが、エジプト、ケニア、モーリシャス、そしてナイジェリアなどが「劣らぬ機会を代表している」。南アフリカは、去年ウォルマートが南アフリカの小売りのマスマートを20億ドルで買収したように、依然としていくつかの大きな投資を魅了している。しかし、明白に、それはその勝利を見守らなければならない。
 

発行日: 
2012-06-02
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