大陸政策は違った方向に引き入れられた - 南アフリカの外交

プレトリアは幾つかのありそうもない運動を擁護しており、ほかの地域国家と犬猿の仲になっている

自由、民主主義、そして人権をその外交政策の中心に置いたネルソン・マンデラの下で始まった国にだけれども、南アフリカは最近幾つかのありそうもない運動を擁護している。

分断されたアフリカ連合で、ジェイコブ・ズマ大統領は、去年コートジボワールで血なまぐさい選挙後の行き詰まりを終わらせるよう妥協を探って、ローラン・バグボを支持する陣営を率いた。

今国際刑事裁判所で人道に対する罪によって審理を待っているバグボ氏は、彼がフランスに率いられた新植民地主義の陰謀の犠牲者だとプレトリアを説得した。

しかし、南アフリカの位置は、国連に認められた結果によれば、投票で選ばれた(現大統領の)アラサン・ワタラとそれを対立させた。

ほかの地域大国の裏庭をもてあそんで大陸のタブーを踏みつけているそれはまた、プレトリアをナイジェリアや西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と犬猿の仲にしている。

リビアのこととなると、南アフリカの位置はさらに混乱していた。

国連安全保障理事会の非常任理事国の地位から、最後にはムアンマル・カダフィ大佐の転覆にアリバイを提供した、民間人を守るための「すべての必要な手段」を認める決議1973号に投票した。

しかし、プレトリアは大佐に対する反乱に反対し続け、代わりに最後には彼の体制を粉々にした暴力への終わりを仲裁する運の尽きた使命を指導した。南アフリカは、安保理の非常任理事国とG20のただ一つのアフリカの国の両方の立場から、世界舞台でのアフリカの開発運動の主導的な提唱者だった。

それはまた、AUの議論の中心からめったに離れることのないアフリカの平和維持計画の主要な寄与者の一つである。にもかかわらず、南アフリカの議題のより高貴な側面は、時に大陸の現実政治の荒々しさと混乱の中に落ちこぼれる。

「アフリカはとても分断されているので、南アフリカは戦略的競争と協力の間で管理しなければならない。いつでも協力の機会があるが、競争と紛争のための機会もまたある。南アフリカ自身は、その緊張をうまく管理しているようには見えない。」政治評論家のオーブレー・マツィキは語り、彼の国はしばしば「異なった多面的な文脈によって異なった方向に引っ張られる。」と付け加える。

西側諸国は、しばしばプレトリアにアフリカでの彼らの政策専攻と足並みをそろえるよう期待している。しかし、南アフリカの南側との提携であるIBSA(インド、ブラジル、南アフリカ)フォーラムへの加盟とより最近のBRICSとの連携は、しばしばそれを他の方向に引っ張る。

それ故に、それはリビアについて、西側やアフリカの多くのどちらかよりもむしろ、中国やロシアとより調子を合わせているように最後には見えるのだ。

「我々はAUと調和した位置をとらなければならないが、BRICSやIBSAともそうしなければならない。リビアとの関係でみたように、それは矛盾する。」マツィキ氏は語る。

ズマ氏の下でも時代は変わった。片方で、彼は、彼の前にターボ・ムベキやネルソン・マンデラがやっていたよりも、ほかのアフリカの元首、議員やほかの仲間とより気安くやっているように見える。ゆえに、南アフリカの近隣国アンゴラとの関係は、長期にわたる独裁を敷くエドゥアルド・ドス・サントスと仲良くやるズマ氏の下で、著しく改善している。

南アフリカは、一方、ジンバブエのロバート・ムガベにはより厳しい線をとっている。しかし、幾分かはリビアやコートジボワールについてのナイジェリアとのけんかの結果として、ムベキ氏と前大統領オルシェグン・オバサンジョの下でアフリカに世界的舞台での脊椎を与えたアブジャ・プレトリア枢軸はむしろ壊れた。

南アフリカがガボンの外交官で元AU委員会議長のジャン・ピンを追放しようとした今年の情け容赦のないやり方もまた、その大陸の一部での南アフリカの評判に傷をつけた。

二回目の投票で、南部アフリカ開発共同体の候補者ンコサザナ・ドラミニ=ズマは勝って、今AU議長になっている。

元南アフリカの外務大臣でズマ氏の元妻でもある彼女は、和解調停者としての強い記録を持ち、そして行政にもすぐれ、彼女がAUを組織として改革する助けになるといういくらかの望みがある。しかしながら、彼女のその職に就いたやり方についての長引く憤慨がある。

「我々は本当に、カダフィの死去で我々が他国をいじめようとしている国々に対応したと考えた。それは本当に問題だ。南アフリカはのっとって別のカダフィになりたいと思っているのだ。」あるアフリカ元首は本誌に語り、それはそのもとリビアの指導者がAUを支配しようと試みたことを反映している。

「誰もアフリカの舞台での南アフリカの重みを否定できないので、南アフリカは重みをもつためにその職を必要としない。」

より小さな国の敏感さは南アフリカへのジレンマの一部であり、それが、ナイジェリアがとりわけ分かち合っている野望であるアフリカ代表としての安保理常任理事国へ向けて運動しているので残るだろう。

「南アフリカはいつも、いつ後ろ足から、そしていつ前足から指導するのかを注意深く計算する必要がある。」マツィキ氏は語る。
 

発行日: 
2012-11-06
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