より危険な方向への安定したあゆみ - 南アフリカの通信

外国に乗り出す携帯電話会社

ヨハネスブルグ証券取引所に上場するMTNが2001年にナイジェリアでの営業を立ち上げていると発表した時、南アフリカのアナリストの中には仰天するものもいた。

母国市場で強くて急成長する事業を持つ通信事業者が、多くの人によって世界で最もリスクの高い投資先の一つだと認められているところへ、なぜ乗り出すのだろう?

10年がたち、MTNはこれらの初期の懐疑がひどく間違っていることを証明している。

現在、MTNナイジェリアは、4,300万人以上の顧客を持ち、はるかにその携帯電話グループの最も利益の上がる営業子会社だ。それは、2012年6月終わりまでの利子・税・減価償却・資産償却を引く前の利益率が60.5%だ。

それは、その南アフリカでの利益率35.4%のほぼ倍だ。

ナイジェリアは、今では英国のヴォーダフォンの子会社である南アフリカのライヴァル、ヴォーダコムの、恒久的な二番手だとかつては考えられていたMTNを、それがただ一か所上場しているJSEで最も価値のある会社に変えるのを助けた。9月の終わりに1.82億人の顧客を持つMTNは、国際通信連合のデータによると、世界で9番目に大きな携帯電話グループだ。(ヴォーダコムは6月の終わりに5,000万人の顧客を持っていた。)

しかし、それは、アフリカと中東のさらに20の市場へ向けて北に拡大しているMTNが、困難なくやっていることを意味しない。

ほとんどがわざわざ避けたがるだろう領域に、無鉄砲に入り込むことを恐れないグループだと賞賛するために、イラン、シリア、アフガニスタン、イエメン、スーダンといったそれが営業している市場のいくつかを、ただ見なければならない

それが営業している市場の多くでの変動性と特有の不正にもかかわらず、MTNはほとんど完璧な評判を維持することができている。

しかしながら、つい最近、ライヴァルのタークセルによっておこされた訴訟がこれに挑戦している。

3月に、イスタンブールに本社のあるタークセルは、その南アフリカのライヴァルが、イランセルの49%を保有しているイランでの営業免許を確保するために政府高官を買収したと告発して、42億ドルの民事訴訟をアメリカの裁判所で起こした。

それはまた、MTNが南アフリカとイランとの間の武器取引を促進するのを助けたとも告発している。MTNはその訴訟に反論しており、合衆国裁判所はその手続きを保留しており、一方裁判問題は決定された。

その申し立てはMTNが、詳細な調査を主導するために、尊敬される引退した英国の上級裁判官のレオナード・ホフマンに率いられた内部委員会を立ち上げるよう促した。

その委員会は、2012年の終わりまでにその調査を終わるよう期待された。しかしながら、そのグループは精力的にタークセルの主張を否定し続けている。

2011年に退職するまでMTNを10年間率い、イランでの調査を監督した、元グループ会長で社長だったプトゥマ・ンレコは、最近その申し立てを「失望すべき競争相手」と「不満を持った従業員」の産物だと呼んだ。

ヴォーダコムもまた、MTNがイランで直面しているものほどの規模ではないにしても、最近困難に直面している。

ヴォーダコムはアフリカでの機会拡大の追求にそれほど積極的ではないが、特にタンザニアでのその投資は、依然としてはるかに最大の市場である南アフリカでの成長が減速しているのにつれて実を結び始めている。

ヴォーダコムの国際事業は、6月の終わりにグループのサーヴィス収入の21%に貢献しており、2年前の15%から上がっている。6月までの3か月間で、ヴォーダコムのこれらの事業からのサーヴィス収入は、1年前の年間成長の23%に対して、前年比で47%増えた。

ヴォーダコムのコンゴ民主共和国〈DRC〉部門すらも、長引く国際裁定の主題である地元の株主とのとげとげした議論にもかかわらず、顧客の数が47%増え、6月までの12か月間で印象的な成長を示している。

「2年ほど前まで、我々の(非南アフリカの)事業は、少し苦労しているポートフォリオだった。」ヴォーダコムの国際営業総責任者のヨハン・デネリンドは語る。

「我々はまた、自分たちの運営モデルとも苦闘している。いかにして南アフリカからアフリカで運営するのか?過去には、我々は南アフリカから(残りの)アフリカを動かそうとし、それは完璧な解決ではなかった。」

デネリンド氏は、ヴォーダコムが、現地で地元の人と外国人のより良い組み合わせを作り出し、そのやり方を変えており、新たな料金体系を作り出し、ネットワークインフラにより大きく投資していると語る。

その大陸の他の所で営業することは、その大陸で最も発展した社会資本を持っている南アフリカでの営業とは違ったやり方を必要とする、と彼は語る。

「同じ種類のネットワークは作ることができず、同じ種類の組織構造を打ち立てることもできない。社会資本は本当に挑戦だ。電線網はほとんど存在せず、巨大で営業の難しい国もある。例えば、DRCは南アフリカの2倍の大きさがある。それはそれ自体大陸のようなものだ。」

しかしながら、デネリンド氏は、ヴォーダコムがアフリカでの投資に取り組む正しいモデルを持っており、これが潜在的な取引を求めるのにそれを強い地位に置くと信じている。

「我々の基準に合う機会があるかどうかは、依然として今後の課題だが、我々は絶え間なくそれらを評価している。」
 

発行日: 
2012-11-06
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