もうVIX吸入器はない - 南アフリカの通貨

ランドはもはや世界のリスク欲求の信頼できるはかりではない

それはかつては簡単だった。世界経済が困難な時には、投機家はランドを売った。事態が明るく見えると、彼らはそれを買った。要素の独特な混合が、南アフリカの通貨を、いかに投資家が感じるかのよいはかりにした。その(購買力平均ベースでの)一人当たりGDPは中国とブラジルの間にあり、だいたい年に1.1万ドルだ。それは、信認がある時に投資家が幸福に感じ、心配な時に慎重になる、新興市場のカテゴリーにまさにそれを当てはめる。南アフリカはまた、豊かな場所の金融的配管を持っている。その市場は深く流動的だ。資本は、荒っぽい価格の揺れなしに国境をまたいで流れることができる。

だから、最近の地球的市場のより元気のいい調子は、ランドにとって良くあるべきだった。投資家が変動的な株価に対しての保険のためにいくら払うかを反映した指標であるVIXは、ユーロ圏の危機が最もひどかったときの45を超える数字からだいたい13に下がっている。しかし、ランドはまるで投資家が依然として恐れているかのように取引されている。南アフリカへの資本の流れは減速し、他の新興市場への殺到と対照的だ。それは、被害を出している。2年前、1ドルは7ランドだった。今、それは9ランドだ。

ランドは今、世界的リスク欲求よりも南アフリカでの投資リスクの認識についてより多くのことを言っている。先月、去年何十人もの命を奪ったデモと暴力的なストライキの後で、フィッチがほかの格付け会社に続いて南アフリカ国債の格付けを下げた。経済は、過去5年間でほかの新興市場の率の半分以下しか伸びておらず、他の(貧しいけれども)アフリカ諸国の率よりもかなり低い。ストライキによる混乱と南アフリカのヨーロッパ市場での困難があったとしても、輸出は弱い。経常収支赤字はGDPの6.4%に膨れている。

世界的活気の復活は、南アフリカの輸出業者の困難をしばしば招いた。ランドがVIXから離れていることは、彼らにいくらかの助けを提供する。それは、中央銀行総裁のギル・マーカスによって慎重に歓迎されている。しかし、南アフリカは、その経済をなおすのにより弱い通貨以上のものを必要としている。公式には労働力の25%である失業率は、特に差し迫った問題だ。ランドの下落は、南アフリカの政策立案者に、彼らが現在監視下にあるということを警告しているのだ。
 

発行日: 
2013-02-09
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