北朝鮮のよう? - スペインとジブラルタル

力による威嚇は、スペインの狙いを手の届かないところに押しやるだけだろう

マークス&スペンサーやBHSといった英国の繁華街の小売りや大きなモリソンズのスーパーマーケットで、ジブラルタルはもっとも英国風の場所のように見える。カモメ、生ぬるいビール、そして赤い電話ボックスを含めれば、上品ぶった英国の海辺の町の写真が完成するかもしれない。しかし、ジブラルタルは英国本土から1,800キロの所にある。この岩がちの露頭が接しているたった一つの土地は、イベリア半島で、そこからそれは南に向かってアフリカに、そしてジブラルタル海峡に突き出ている。そして、それは「女王陛下の政府」の形で選ばれた期間によって統治される英国海外領だが、その3万人の住民の多くは、英語と同じくらい自然に、しばしばアンダルシアの訛りで、スペイン語を話す。

多くの点で、その共生は魅力として機能している。その国で最も貧しく、最も失業率の高い地域の一つカンポ・デ・ジブラルタルからのスペイン人は、この2008年から4年間で30%成長したトラのような経済の低税率の楽園で働くために、毎日国境を渡る。彼らにとって、2度下降する不況と40%の現地失業率空の避難所だ。そして、ジブラルタル人は、良い食品やうれしいビーチから派手な自動車道路まで、玄関先の現在スペインのすべての利益を持っている。多数がスペインに別荘を持っており、それがなぜいわゆるザ・ロックが週末には死んだように感じられるのかを説明する。

だが、ジブラルタルから外に出ることは、難しくなっている。ジブラルタル人が望んでいた習慣に戻ることは、過去のことで、スペインの国境警備は慎重に辺境の交通を遅らせている。それはいま、渡るのに1時間かかりうる。最近、交通は、ウィンストン・チャーチル通りで7時間渋滞した。それはすぐに悪くなりうる。スペインの外務大臣ホセ・マニュエル・ガルシア=マルガージョは、国境を渡るたびに50ユーロを課すと脅している。最新の軋轢の素は、ジブラルタルの政府が自分の領海だとみなしているところでの地元スペイン人の釣りすぎを止めるために建設している、金属の釘がついたコンクリートブロックでできた人口の水中礁だ。

スペインは、(ジブラルタル自身のついての主権も大いに主張するが)これらの水域の領有権を主張し、現地政府が違法な行動をしているという。その議論は、6年間の協約と3方向の対話に従う。しかし、ガルシア=マルガージョ氏は、スペインはジブラルタルの首相フェビアン・ピカルドが権力についている間は英国とジブラルタルの両方とは同じテーブルについて話をすることはないといって、3世紀の間関係をそこなっている力による威嚇に戻った。ガルシア=マルガージョ氏は北朝鮮人のような行動をしている、と、ジブラルタルを政府の不正スキャンダルから目をそらすために使っていると彼を非難するピカルド氏は言い返した。

英国はかつてジブラルタルを戦略的資産だと考えていた。それは、地中海への入り口を支配し、現地経済を補強した王立海軍の基地を置いていた。しかし、もはやそうではない。海軍はほとんど去り、ジブラルタルは、とりわけ、観光、インターネット賭博、そして海外金融を背景に力強く成長している。英国とスペインはいま、固いNATOの仲間だ。だから、なぜそれを返還しないのか?

英国とイベリア両方から引き継いだアイデンティティの文化的現実を反映した動きの中で、10年前に英国政府による共同主権協定を仲介する試みがあった。しかし、ジブラルタル人は憤慨し、スペイン人は1713年のユトレヒト条約で割譲された完全な主権の回復に向けた一歩としてだけでしかその計画に興味を示さなかった。2002年の住民投票で、98%のジブラルタル人がその考えを拒絶した。

これは終わりの見えない争議だ。妥協しようとして、英国は、ザ・ロックの人々に承認されないどんな協定も熟考することを拒絶する。それが、ガルシア=マルガージョ氏の戦術を自滅的にしているものだ。直近の対決は、さらにもう一世代解決を妨げるだろう。
 

発行日: 
2013-08-10
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