一般教書演説 - 「中産階級経済」

バラク・オバマは2016年への基調を整えようとする

大統領の年次一般教書演説はある規則の下での儀式だ。例えば、連合はいつでも「強い」。大統領与党はいつでも彼を応援し、野党はそうしない。しかし、主要な規則は、大統領は彼の議題が他の人たちを説得することによってのみ実行することができる、とは決して認めないことだ。1月20日のバラク・オバマの6回目の演説も例外ではなかった。実際には、それは世界でもっとも力のある男の弱さをかつてないほど示した。

オバマ氏の演説は楽天的だった。アメリカは今、金融危機の「ページをめくることができる」と彼は語った。失業率が下がり、赤字が縮小し、燃料が安くなったことを受けて、彼は「我々は、地球上の他のどの国よりも我々自身の未来を自由に書くよう、景気後退から回復している。」と結論づけた。卒業率の上昇を指し示して、彼は政府が「我々の子供たちがより競争の激しい世界に準備する」為の応分のつとめを果たしている、と論じた。彼は「中産階級経済」を主張した。これは、明らかに、「勤労家庭が絶え間なく変わる世界の中でより安心を感じられるよう助けることを意味する。」

外交政策では、オバマ氏はそれほど楽天的ではない。「アフガニスタンの渓谷を巡察するアメリカ人の代わりに、我々はその国の最初の民政移管を支援することによって我が軍隊の犠牲に栄誉を与えた。」シリアとイラクでは、大統領によれば、アメリカは「ISILの前進を止めている。」というが、これは疑問だ。ロシアは1年前よりも弱い、と彼は正しく言及した。しかしそれは、アメリカの外交のためというよりも、石油価格の下落のためだ。

しかし、オバマ氏の野望が高まるとしても、彼に立ち向かう共和党議員は、彼ができることがどれほど少ないかを仏頂面で思い出させるものだ。オバマ氏が11月の中間選挙で大敗したことにたった一つ言及したのは、もし議会が彼の医療制度改革を傷つけ、金融規制を緩め、または移民を締め上げる様な法案を通すならば、「それには拒否権を発動するだろう」と約束したことだ。オバマ氏の提案は、もしあるにしてもほんの少ししか法律にはなりそうもない。その演説は、議会と大統領との間の更に2年間の紛争を告知するようだ。外交政策では、その大統領はより実際的なようだ。彼は、民主党よりも共和党がより熱心であるアジアやヨーロッパとの貿易協定を締結する権限を与えるよう両党に頼んだ。彼はまた、(共和党員の中には反対しているものもいる)キューバとの国交正常化への関与を再確認した。そして、彼は、「イスラエルを含んだ」アメリカの同盟国がそれによってより安全になるだろうと論じて、イランが核兵器計画をあきらめるようなだめる試みを傷つけるかもしれない新たな制裁法案に対して拒否権を発動することを約束した。

この一般教書演説はオバマ氏の残り二年の任期を意図した声明というよりも。2016年の選挙戦への影響を試みたものだとみた方が良い。彼は、議会の共和党が彼を妨害する一方で、彼は彼等を説得することができ、そしてたぶん彼の考えのいくつかを採用するかそうでなければ豊かな人たちの役得を守るために戦っていると見られるかを強いることに賭けたようだ。「我々は、ほんの一握りの人たちだけがとても良くやるような経済を受入れるのだろうか?」共和党にイエスと言わせるよう挑発して、オバマ氏は訊ねた。

現代の一般教書演説は、大統領を後押しするようなやり方で進化した。ウッドロウ・ウィルソンはそれを本人が行う伝統を始めた。リンドン・ジョンソンは1965年にそれをプライムタイムにテレビで放送した。しかし、オバマ氏のテレビ演説は、最近では最低の3,300万人しか見なかった。ケーブルテレビのおかげで、ほとんどの人はもっと楽しいものを見るのだ。新たな視聴者にインターネットで到達する大きな努力は、これを埋め合わせていないようだ。もっとありそうなのは、彼の演説が忘れられることだ。せいぜい、全ての大統領希望者が参加したがるだろう、いかにして中産階級を助けるかについての議論を増やすくらいだ。

 

レヴュー: 
一般教書演説についての記事。それほど目新しいことは書いていなかった、というよりもむしろ元々の演説にそれほどのインパクトがなかったと言うべきか。1期目にあれほどまでの熱狂をもって迎えられたオバマ氏が、今ではテレビ中継すら見向きもされない、というのが何とも象徴的。それでも代わりがいない、という閉塞感は日米共通ともいえるのか。 内政とか政治に関わる部分は、あまり興味がなかったので、とばして訳しました。
発行日: 
2015-01-24
雑誌名: 
記事区分: 
主カテゴリー: 
キーワード: 
0
まだ投票はありません

コメント

コメントを追加