ほかの方法を見ろ - スワジランドとその王

 

民主主義の兆候が何も提示されず、その王国は静かにとぼとぼ歩いている
 
去年アフリカの最後の絶対君主は混乱していた。スワジランドの政府はお金に困り、経済的そして民主的改革がなければ、誰もそこに貸そうとしているようには見えなかった。給料の10%カットに直面した公務員はストライキを行い、学校や大学は閉鎖され、病院は薬が不足している。民主派の抵抗者は道に繰り出した。予算の赤字は二けたに大きく上がった。ムスワティ3世王は腐敗し、縁者びいきの体制は動揺した。
 
1年後、ほとんど完全に南アフリカに囲まれているその小さな内陸王国は、黒字予算を予想している。政府予算はほとんど通常に戻り、民主化運動は弱くなり分断され、警察に抑圧された反対派はしりすぼみになっている。フォーブス誌によって世界で15番目に豊かな君臨する君主にランクされたその44歳の王は、10人以上の妻(そのうち3人は亡くなった)と少なくとも23人の子供を並べ、大いに楽しんでいる。
 
しかし、その国は依然として混乱しており、さらに悪くなりそうだ。120万人の人口のうち2/3は依然として1日2ドル以下で生活している。4人に1人の大人はHIVポジティヴで、世界最高の率だ。平均寿命は49に落ちている。1973年に宣言された国家非常事態宣言は、依然として解除されていない。どんな意義の兆候も破壊される。王のスパイはそこらじゅうにいるのだ。
 
アフリカ全体の経済成長の半分以下であるかろうじて2%の率で過去10年重苦しく動いている経済は、南アフリカからの施しで上がっている。しかし、去年の地域関税同盟からの去年の受取は、通常時の半分以下である、29億ランド(3.43億ドル)に急落し、その経済を危機に沈めている。今年、それは71億ランドに跳ね返った。しかし、その救いは、来年関税同盟からの収入予測が鋭く落ちてその経済を危機の再発に投げ込むことによって、単なる一時的なものになりそうだ。
 
一方、放蕩者だが広く崇拝された王は、不必要な新しい国際空港に大金を派手に使い、国際融資や西側支援者からの開発援助の資格を得るのに必要な財政そして民主改革を実行するのも拒絶し、何も不適当ではないかのように行動し続けている。去年の現金危機の真っ最中にスワジランドに24億ランドの融資を提供した南アフリカは、今その契約を凍結し、アフリカ開発銀行はその政府が約束を守るのに失敗したので、3年間で1億ドルが計画されていた予算援助を取り消すことを決めた。
 
最近ウィキリークスにより公開されたアメリカの外交電報によると、ある元王室顧問は、その王を魔術に影響され「バランスが取れておらず」、「知的に良く開発されていない」と表現している。他の漏れた電報は、王の異母弟が、その王は彼に悪い助言を与える「不誠実な教育を受けていない」人々に取り囲まれている、と主張しているのを引用した。
 
しかし、本当に恐ろしいことは何も続いていない。拘禁中に奇妙で疑わしい死があるかもしれないが、大量殺人やほかのひどい残虐さはない。小さなスワジランドはほしくなるような金、ダイヤモンド、そして石油の大きな鉱床はない。その地域を脅かす内戦はない。だから、その国は自分の趣向で残されており、一方で世界は違った見方をしている。
 
 
発行日: 
2012-06-09
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